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日本酒について学べるコラム『ゆるゆる日本酒教室』

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酒小町メンバーの日本酒学講師、西嶋大悟さんから「お酒をもっと楽しく飲むため」の日本酒豆知識コラムをnoteでもおすそ分け。 日本酒がはじめてな方、好きで飲んでいるけど専門用語ま… もっと読む
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記事一覧

日本酒造りは寒さとともに始まるのはなぜ?

ゆるゆる日本酒教室、第84回目の今回は【日本酒造りがはじまる季節】についてお話です。 ちょっと季節外れのお話になりますが… 冬になるとこんなニュースを目にする機会が増えてきます。 松江市の酒蔵で日本酒の「寒仕込み」最盛期 こちらで取り上げられているのは、ゆるゆる日本酒教室第71回目【詩仙・李白】でも触れた李白酒造さんです。 さて、みなさん。 「寒仕込み(寒造り)」という言葉、ご存知ですか? そもそも、日本酒は冬に造ることが多い、ということは、ご存知でしょうか。 四季

炊かずに蒸す!?日本酒造りでのお米の処理方法

ゆるゆる日本酒教室、第83回目の今回は【日本酒造りでのお米の処理方法】のお話です。 日本酒の製造に必要不可欠なのは、なんといっても原料のお米ですよね。当然ながら、田んぼに生えているお米を刈り取って収穫してから、そのまま使うことはできません。 基本的に、収穫後のお米(玄米)は、 ・削る(精米)→ここで「白米」になる ・休ませる(枯らし) ・洗う(洗米) ・水に浸す(浸漬) ・水を切る(水切り) ・蒸す ・冷ます という過程をふみ、お酒造りに使える状態に整えていきます。

お燗の温度の呼称について知ろう!

「日本酒を、もっと身近に」という理念をかかげながら活動している日本酒メディア・コミュニティ『酒小町』。今回は「お燗の温度の呼称」 についてお話していきます。 ゆるゆる日本酒教室、第82回目の今回は【お燗の温度の呼称について】のお話です。 最近ようやく暖かく(暑く?)なってきましたが、朝晩では人によっては肌寒く感じる時もあるかもしれません。 これから季節が変わり、寒い時期には、温かいものを食べたり飲んだりしたくなりますね。 日本酒を温めて飲む、といえば、お燗ですね。

仮説:日本酒の話題、受験科目+αでくくれる説

「日本酒を、もっと身近に」という理念をかかげながら活動している日本酒メディア・コミュニティ『酒小町』。今回は「日本酒の話題、受験科目+αでくくれる説」を唱えていきたいと思います。  このマガジンでは、日本酒の豆知識をわかりやすく、ちょっと飲んでみたくなるようなコラムを書いています。 日本酒が好きという人はもちろん、日本酒がはじめてな方、好きで飲んでいるけど専門用語まではちょっと…という方、これから日本酒を勉強してみたい!という方、ぜひお酒を片手に読んでいただけると嬉しいで

ボトルのボディについてのお話

「日本酒を、もっと身近に」という理念をかかげながら活動している日本酒メディア・コミュニティ『酒小町』。今回は「ボトルのボディ」についてご紹介していきます。  このマガジンでは、日本酒の豆知識をわかりやすく、ちょっと飲んでみたくなるようなコラムを書いています。 日本酒が好きという人はもちろん、日本酒がはじめてな方、好きで飲んでいるけど専門用語まではちょっと…という方、これから日本酒を勉強してみたい!という方、ぜひお酒を片手に読んでいただけると嬉しいです。 ただ飲むだけでもお

お酒にまつわる神様や寺社の話

「日本酒を、もっと身近に」という理念をかかげながら活動している日本酒メディア・コミュニティ『酒小町』。今回は【お酒にまつわる神様や寺社】についてお届けします。  このマガジンでは、日本酒の豆知識をわかりやすく、ちょっと飲んでみたくなるようなコラムを書いています。 日本酒が好きという人はもちろん、日本酒がはじめてな方、好きで飲んでいるけど専門用語まではちょっと…という方、これから日本酒を勉強してみたい!という方、ぜひお酒を片手に読んでいただけると嬉しいです。 ただ飲むだけでもお

なぜ酒瓶を新聞紙に包むのか。

「日本酒を、もっと身近に」という理念をかかげながら活動している日本酒メディア・コミュニティ『酒小町』。今回は「なぜ酒瓶を新聞紙に包むのか」その理由についてご紹介していきます。  このマガジンでは、日本酒の豆知識をわかりやすく、ちょっと飲んでみたくなるようなコラムを書いています。 日本酒が好きという人はもちろん、日本酒がはじめてな方、好きで飲んでいるけど専門用語まではちょっと…という方、これから日本酒を勉強してみたい!という方、ぜひお酒を片手に読んでいただけると嬉しいです。

(仮説)日本酒の嗜み、知識・経験どちらが先か…

「日本酒を、もっと身近に」という理念をかかげながら活動している日本酒メディア・コミュニティ『酒小町』。今回は【仮説:日本酒の嗜みは知識が先か経験が先か…】についてお話していきます。  このマガジンでは、日本酒の豆知識をわかりやすく、ちょっと飲んでみたくなるようなコラムを書いています。 日本酒が好きという人はもちろん、日本酒がはじめてな方、好きで飲んでいるけど専門用語まではちょっと…という方、これから日本酒を勉強してみたい!という方、ぜひお酒を片手に読んでいただけると嬉しい

マンガで触れる日本酒のお話

 「日本酒を、もっと身近に」という理念をかかげながら活動している日本酒メディア・コミュニティ『酒小町』。今回はマンガで触れる日本酒のお話についてご紹介していきます。  このマガジンでは、日本酒の豆知識をわかりやすく、ちょっと飲んでみたくなるようなコラムを書いています。 日本酒が好きという人はもちろん、日本酒がはじめてな方、好きで飲んでいるけど専門用語まではちょっと…という方、これから日本酒を勉強してみたい!という方、ぜひお酒を片手に読んでいただけると嬉しいです。 ただ飲むだけ

地名に残る日本酒のお話

「日本酒を、もっと身近に」という理念をかかげながら活動している日本酒メディア・コミュニティ『酒小町』。今回は地名に残る日本酒のお話についてご紹介していきます。  このマガジンでは、日本酒の豆知識をわかりやすく、ちょっと飲んでみたくなるようなコラムを書いています。 日本酒が好きという人はもちろん、日本酒がはじめてな方、好きで飲んでいるけど専門用語まではちょっと…という方、これから日本酒を勉強してみたい!という方、ぜひお酒を片手に読んでいただけると嬉しいです。 ただ飲むだけでもお

日本酒の英語表現について学ぼう!

さて、みなさん。日本酒を飲んで 「こういう味の日本酒、なんて言うの?」 「この味、どう言えばいいの?」 「私、“おいしい“しか言えないです・・・」 とお悩みの方、いらっしゃいませんか? 安心してください。 味を的確に表現できる人の方が珍しいと思います。 正直、個人で日本酒を楽しむ分には「おいしい」の一言で十分です。 でも、ちょっと背伸びしてみたいですよね。 日本酒の味を表現する時には、日本語で表現するよりも、英語の方がイメージがつかみやすいかも、と思っています。

月を見ながらお酒を飲む詩「月下独酌」/李白

「日本酒を、もっと身近に」という理念をかかげながら活動している日本酒メディア・コミュニティ『酒小町』。今回は月を見ながらお酒を飲む詩「月下独酌」を読む詩仙、李白についてご紹介していきます。  みなさんは「月下独酌」という、月を見ながらお酒を飲む詩があるのをご存知ですか? 作ったのは中国の詩人、李白(りはく)。 李白は、杜甫(とほ)・白楽天(はくらくてん)とならぶ、中国の三大詩人の一人で、詩仙という別名もつくほどの偉人です。 実はこの人、大の酒好きです。 島根県に彼の名前

撰ばれしもの 級別制度について知ろう!

「日本酒を、もっと身近に」という理念をかかげながら活動している日本酒メディア・コミュニティ『酒小町』。今回は【級別制度】についてご紹介していきます。  このマガジンでは、日本酒の豆知識をわかりやすく、ちょっと飲んでみたくなるようなコラムを書いています。 日本酒が好きという人はもちろん、日本酒がはじめてな方、好きで飲んでいるけど専門用語まではちょっと…という方、これから日本酒を勉強してみたい!という方、ぜひお酒を片手に読んでいただけると嬉しいです。 ただ飲むだけでもお酒は美味

日本酒造りのカギをにぎる菌。安全に発酵するために必要なものとは?

「日本酒を、もっと身近に」という理念をかかげながら活動している日本酒メディア・コミュニティ『酒小町』。今回は【日本酒に関わる菌を守るために】についてご紹介していきます。  日本酒造りと菌の深い関係今回のゆるゆる日本酒教室は【日本酒に関わる菌を守るために】についてです。 日本酒は麹、酵母などを代表に、様々な微生物・菌によって造られます。 その過程で注意すべきが、アルコール発酵に関わる以外の微生物・菌の影響。 影響があると発酵がうまくいかなかったり、お酒の味が変化したり、最