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「龍勢」 藤井酒造 広島県



所在地

広島県竹原市本町
※『安芸の小京都』とも呼ばれ、木造の古い日本建築が軒を連ねる美しい町並みが現存する。

歴史

江戸時代末期文久三年(1863年)、初代・善七氏は、良質の水に恵まれた竹原の地を酒造りに適した土地と見極め、酒造業を開始
1907年(明治40年)『第一回全国清酒品評会』
最優秀第一位を受賞して日本一になる

現在は創業150余年の「龍勢」全量生酛純米酒

2021年公開の映画「吟ずるものたち」に出演
※藤井酒造五代目蔵元 藤井 善文氏

主要ブランド

龍勢

 ・Vintage Collections
 熟成を念頭に醸される龍勢の最高峰シリーズ
 ・Limited Series
 酒米ごとの特徴を体現した龍勢「Limited」シリーズ。
 ・Classics
 1974 年に復活した龍勢のDNAを引き継ぐ

夜の帝王

 ・既成概念にとらわれない、遊び心満載の
 「夜の帝王-The Night Emperor-」
 

藤井酒造 夜の帝王

宝寿

 ・地元・竹原で愛され続けるシリーズ「宝寿」

酒造りのこだわり

藤井酒造の酒は、食事と共に楽しむ食中酒
全量純米酒
・生酛造り (古典式) 乳酸無添加
・全量酒造好適米
・井戸水100%

生酛造り 手酛作業

「食」を活かす「酒」

お酒の特徴 食事と共に楽しむ食中酒
美酒・美食を個々で愉しむよりも相乗効果でより美味しくなる 美酒+美食=3<マリアージュ

季節、熟成によって変わり表情を愉しむ事ができる
フレッシュな新酒は、新鮮な魚介や野菜料理
熟成した生酛は温めた状態でチーズや肉料理

施設紹介

酒蔵交流館
江戸時代の雰囲気そのままの土と木の空間で、日本酒の試飲、雑貨、お土産の販売、不定期にコンサートや催しなども行っている

酒蔵交流館


酒蔵そば処 たにざき
酒蔵で食べる手打ちそば
※あいにく当日お休みでした(笑)

藤井酒造 酒蔵そば処 たにざき

感想

この時代に生酛造りに拘る稀有な酒蔵
そこには確かな自信と未来を作り上げる力を感じた
上に載せた写真のように「手酛」を行う
どこの蔵もやりたがらない作業手酛
蔵人の質、プライドがきっとそうさせるのだろう
これも藤井酒造さんの真の姿を肌で感じた

試飲させて頂いたアイテムも
ヘタる事を知らない優秀なお酒
生酛ならではの洗練された酸、料理とのマリアージュが容易に想像できる素晴らし美酒

来年には社長の世代交代をし
全量純米酒、全量生酛を目標に
日本酒業界を牽引する酒蔵である。




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