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僕の為の場所

僕にとって「知っている」と言うのは、本当に理解しているという事だ。
定義と言ってもいいかもしれない。
だから「知っている」と言われたら僕はとことん質問してしまう。
そして「そんな事まで知っているわけないだろ」と、言われる。
重箱の隅でもつつくような質問を執拗に繰り返すと思われてしまう。
悪意を持って。そんなつもりはないのに。

逆も然りだ。僕が「知らない」と言うと「そんな基本的な事も知らないのか」と言われてしまう。
そしてそこで会話が終わる。
僕も訂正しようとはしない。
だって全部は知らないのだから。

そんな僕の傾向を最近自覚した。
「ああ、こういう事なのだ」と理解した。
曖昧な事が苦手なのだ。

でもまあ、これは「仕事上」の事で、私生活はかなり曖昧だ。
何も考えていない。適当でいい加減だ。
それでバランスを取っているのかもしれない。

それでも僕は今「間違った部屋」に居る。一日も早くここから出ていかなくてはいけない。
僕は扉に手をかけている。
この場所ではない「僕の場所」に向かうために。


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