Kaito SAKAMOTO

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UTokyo (Urban Planning) B4 | Likes : PointCloud Processing🌌, Image Processing🩻 | 高専(電気・情報) → 東大編入(都市) | 最近はPLATEAUで遊んでいます

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【自己紹介】 noteを始めました!

自己紹介こんにちは、Kaito SAKAMOTOです! おととし九州地方のとある高専(電気・情報系)を卒業し、東大の都市工学科に編入しました。 現在はとあるスタートアップ企業で点群処理・画像処理やりつつ、大学では都市について学んでいます。 問題意識私は電気・情報系の分野から土木系に専攻を変えているのですが、情報のフィールドにいてずっと感じていたことがあります。 現場を知らない人間には課題が見えない 見えないんですよね。情報分野ってあらゆる分野と協働することができる一

    • オープンソースの点群処理ソフト「CloudCompare」を使ってみよう

      CloudCompareとは?CloudCompareはオープンソースの点群処理ソフトウェアで、点群データをはじめとする3Dオブジェクトの処理を簡単に行うことができます。 ソフトウェアをインストールするCloudCompareのダウンロードページ 一般的なソフトウェアとそれほど変わるところはないかと思います(迷ったらNext連打で大抵なんとかなる)。 ダウンロード方法をまとめたサイトが転がっていたので紹介しておきます。 Cを2つ重ねたアイコンのソフトウェアがインスト

      • 地形付き3D都市モデルをArchicadで読み込む方法

        はじめにこの記事では、Project PLATEAUが公開している3D都市モデル(CityGML形式, 建物+地形)をArchicadで読み込む方法についてまとめます。 FBX形式のデータをArchicadにインポートする方法は解説されているのですが、すべての都市がFBX形式のデータを公開しているわけではなく、CityGML形式でしかモデルが公開されていない都市もあります。 この記事では、そのような都市においてもArchicadでモデルをインポートするための手法を紹介しま

        • 3D都市モデルを使って、断面パース用のトレース素材を作ってみる

          こんにちは、SAMAMOTOです! この記事では、PLATEAUの3D都市モデルを使った「断面パースを描く際に使えるトレース用素材」を作成する方法についてまとめます〜 断面パースあるある地形と建物をそこそこ正確(大体でOK)な寸法で描きたいけど、地形と建物が一緒になったデータがない! データがないから自分で調べて描いてみるけど、面倒だし描いたものが本当に合ってるのかわからん!とんでもない大間違いをしているかもしれない、、(あるはずの地形がないなど)。 これ、面倒臭がりな

        • 固定された記事

        【自己紹介】 noteを始めました!

          点群データをボクセルに変換する処理を書いたよ

          こんにちは、SAKAMOTOです。 この記事はタイトルの通り、ほとんど報告みたいなものです! 一番伝えたいメッセージは「ぬいぐるみモデリング可愛いよね〜。ていうかLumaAIって凄くね?」であって、実装について解説する記事ではありません(一応公開はしておきます)。 実行結果可愛い!好きな粒度で点群データをローポリにして遊べます! ちなみにこの点群データはLumaAIというアプリを使って出力したモデル(OBJ形式)を点群データ(PCD形式)に変換して作成しました。OBJ→

          点群データをボクセルに変換する処理を書いたよ

          UnrealEngine5でPLATEAUの3D都市モデルを表示させてみた

          こんにちは、SAKAMOTOです! 今回はPLATEAU SDK for Unrealを使って、PLATEAUの3D都市モデルをUnrealEngine5で表示させてみたので、記録としてまとめます。 ↓こちらを参考にしました↓ はじめに - Unreal Engineとは?Unreal EngineはEpic Gamesにより開発されているゲームエンジンで、主に2D/3Dゲームの制作と、映像作品の制作に使われます。利用は基本的には無料です。 Unreal Engineを

          UnrealEngine5でPLATEAUの3D都市モデルを表示させてみた

          3D Tilesに入門した

          こんにちは、SAKAMOTOです。 この記事では、3D地理空間データを扱うための仕様である3D Tilesについて簡単にまとめました。 この記事は実際に利用するというよりは、(私が)概要をつかむことを目的に書かれています。実は技術的な話が面白いのですが、ここではその話はしません。 技術的な話 3D Tilesを一言でいうと3D地理空間データのストリーミングとレンダリングに最適化されたデータ形式 です。 3D Tilesの概要3D Tilesは大規模な3D地理空間情報デ

          3D Tilesに入門した

          ジェネリックPLATEAU VIEWを作りたい -CityGMLからメッシュモデルの作成-

          CityGMLというデータ形式の勉強をするついでに、このデータをOpen3Dのメッシュデータ形式(TriangleMesh)に変換し描画する処理を書いたので記録としてまとめます。 目次 はじめにみなさんは3Dモデルがどのように表現されているか知っていますか? 実は、よく見る3Dモデル(CAD, CGなど)は中身の詰まっていない、頂点・面・エッジ(線)で構成されるメッシュモデルとして表現・描画されていることが多いです*。 以下の画像のイメージです。 しかし、PLATEA

          ジェネリックPLATEAU VIEWを作りたい -CityGMLからメッシュモデルの作成-

          CityGML -都市空間を記述する-

          こんにちは、SAKAMOTOです! 今回は3次元都市空間を記述するためのデータ交換フォーマットであるCityGMLについて、概要を超簡単にまとめます。 詳しく知りたい方は、ぜひPLATEAUの解説ページを見てください! この記事内の説明は基本的にProject PLATEAUのページでも解説されており、そちらの方が正確かつ詳しい情報が得られます。 3D都市モデルの標準フォーマット:CityGMLCityGMLはOGC(Open Geospatial Consotium)

          CityGML -都市空間を記述する-

          点群処理の魅力を5分で体験!初心者向け入門ガイド②

          こんにちは、SAKAMOTOです! この記事では、前回に引き続き、点群処理ソフトCloudCompareの使い方について簡単に解説します。この記事では、前回の記事にてダウンロードした点群について、下記の基礎的な処理を扱います。 ↓ 前回の記事はこちら ↓ 5. 点間の距離を測る点間の距離を測る機能は、撮影されたものの距離を測りたい場合に便利です。この機能、「ただ長さ測るだけやん」と思われるかもしれませんが、座標情報を持っている点群だからこそ実現できている機能です(写真だ

          点群処理の魅力を5分で体験!初心者向け入門ガイド②

          点群処理の魅力を5分で体験!初心者向け入門ガイド①

          こんにちは、SAKAMOTOです! この記事では、点群処理ソフトCloudCompareの使い方について簡単に解説します。CloudCompareでは様々な処理が可能ですが、今回は下記の基礎的な処理を扱います。 ↓ CloudCompareのダウンロードはこちらから ↓ 1. 点群データのダウンロード&表示まずは扱いたい点群データを表示させます。今回は3/30に公開された南アルプスの点群(の一区画)を使います。 ↓ データのダウンロード・表示方法はこちら ↓ 2.

          点群処理の魅力を5分で体験!初心者向け入門ガイド①

          【3/30公開】PLATEAU 「Past/Future for Action 」を触ってみた

          2024年3月30日、国土交通省都市局(Project PLATEAU)がストーリーテリング型WebGISコンテンツ「Past/Future for Action #001 Earthquake」を公開しました。 ここに触った感触をまとめておきます。 PLATEAUとはPLATEAUとは、国土交通省が推進している都市デジタルツイン実現プロジェクトのことです。 PLATEAUでは、既存のデータから3D都市モデルを整備しオープンデータ化することで様々な主体の連携を可能にし、

          【3/30公開】PLATEAU 「Past/Future for Action 」を触ってみた

          はじめての点群処理:ゼロから始める簡単ステップ

          こんにちは、SAKAMOTOです! この記事では、点群処理を知るための第一歩として、「とりあえず触ってみる」方法を解説します。 点群をダウンロードしてみるまずは点群データをダウンロードしてみましょう! 現在、点群データは様々な自治体がオープンデータとして公開しています。 今回は、東京都が公開している、多摩地域の点群データをダウンロードしてみます。 上のリンクからG空間情報センターのページに飛び、「オリジナルデータ(DSM)及びグラウンドデータ(DEM)」をクリックしま

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