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夏の終りのお弁当

日本料理の「くらわんか」で昼。
オキニイリのお蕎麦屋さんの「大庵」と同じビルの地下一階。会社も同じ経営で、夜はたのしくお酒が飲める。
月ごとに献立のテーマが変わる。
テーマは都道府県で、夏の8月は沖縄料理がたのしめる。泡盛で煮込んだラフテーや島らっきょう、ゴーヤの料理が揃ってたりする。
刺身や天ぷらの定番料理はいつも通りで、おなじみさんになるのがたのしいお店でもある。
昼は手軽な定食類が多彩に揃う。
目当ては毎日20食限定の「くらわんか弁当」。二段重ねのお重にぎっしり料理が並び、小鉢料理に汁に飯。
それでたったの税込み1000円!
ぼやぼやしてると売り切れちゃうからいつもは開店と同時にくる。ところが今日は若干出遅れ。カウンターの最後の1席もらって座り、お弁当はまだありますか…、と恐る恐る聞いたらあった。

周りをみると生姜焼きを食べてる人が結構いて、お弁当が残ってたよう。ボクのあとに3食出たら売り切れでした。運がよし!
カウンターの内側が配膳台を兼ねていて、注文ごとに料理を詰めたり並べたり。おばちゃんたちがキビキビ料理を整えてお待たせしましたとやってくる。

丸い二段重ねのお弁当。細かく刻んだネギの味噌和えを乗せた豆腐に人参ドレッシングがたっぷりかかった野菜サラダ。

切り干し大根と弁当箱の外の料理もボリュームたっぷり。汁の中には薄切り大根、三つ葉に天かすたっぷり。大きなお椀でやってくる。ご飯はおかわり自由の雑穀米。

上のお重にはカツオの刺身に西京漬け焼き。
鶏もも肉のローストに厚切りハムのフライにかまぼこ。だし巻き卵に野菜の煮付け。かぼちゃにニンジン、里芋、いんげん。味がしっかり染み込んだこんにゃく煮付けがまたうまい。
そういえばいつも入ってる煮たしいたけが入ってなかった。きのこ嫌いのタナカくんがよろこんだろうなぁ…、って思う。
いつもここでは鶏の焼き物としいたけを交換していたものでした。

刻んだネギを彩りにしただし巻き卵。感心したのが酢蓮を二切れに切っているとこ。お年寄りのお客様が多い店です。歯が弱くて食べられるようにという配慮なんでしょう。やさしくていい。

下の段には小鉢が3つ。ゴーヤの炒め物にもずく酢、高野豆腐の煮浸しと食感や味が異なる料理が揃う。
カツオの刺身にはすりおろしたばかりの生姜。たくわん、昆布の佃煮とご飯がいくらあっても足りないくらいの料理の種類、内容、ボリューム。ゆっくり時間をかけてお腹におさめる。

昔ならばご飯のおかわりしたところ、すっかりお腹一杯でコーヒー飲んで〆ることにする。

セルフサービスのコーヒーで、取りにいってる間に食べ終えたお膳がキレイに片付いている。

見守られてるって感じがするのもうれしいところ。オキニイリです…、おゴチソウ。


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