見出し画像

好きなんだけどちょっと縮んだロブスターロール

ひさしぶりに「ルークス」にくる。

画像1

ニューヨークからやってきたロブスターロールの有名店で、原宿に一号店ができたときには連日行列。話題になった。
けれど新宿駅の南口に出来たお店はいつも静かで、いつまでやっているんだろう…、って来るたび心配になる状況。同じ新宿の紀伊国屋書店の近くにあった店は先日、閉店しました。
そう言えば、大阪の心斎橋のアーケード街にある店も大人気というわけでもなくて、あの行列は「日本初」とか「ここ一軒だけ」という希少性が作った行列。みんなそれほど食べたいなんて思わなかった料理なのかも…、って思ったりする。
おいしいんですけれどネ…、それにロブスターの価値から考えると安くて上等。なくなっちゃったらもったいないなぁ…、って思いもします。それでくる。

画像2

ロブスターロールにフライドポテト。
ビスクにストレートアイスティーを注文。
番号札とアイスティーをもらってテーブルについて待つ。
アイスティーのカップがストローを必要としない、飲み口付きの蓋をかぶせたものになってた。
この店をやってる会社はこういうところにそつがない。
とは言え、もともとストローを使う習慣がほとんどないボクにとってはこの蓋すらも邪魔な感じ。とって飲む。

画像3

しばらく待ってやってきた料理。ブリキのトレイは昔のまま。以前は紙製のボックスに入っていたのが今日は紙でくるんで金属製のバスケットでくる。屋台料理っぽさがよかったのだけど、ゴミの量は減るから今どきいいのかもなぁ…。まぁ、しょうがない。

画像4

ロブスターロールもちょっと小さくなった。
手に持ったときのズッシリ感がなくなってロールブレッドの中にはさまるロブスターもひとつひとつが小さくなった。
ロブスターを食べている…、って感じが弱くなってしまったみたい。
もったいない。

画像5

ロブスタービスクは相変わらず贅沢なほどカニの肉が入ってて、ポッテリなめらか。トマトの酸味と旨味に甘み。おいしくってあったまる。
そう言えばシラチャーソースが昔は用意されていたはず。ところが今日、トレイの上にあるのはケチャップだけでどうしたんだろう…、って思った。ところがフォークを包んだ紙ナプキンを解いたら中からシラチャーソースが転がりだした。ガーリッキーで辛みとコクがロブスターロールをおいしくしてくれる。

画像6

ロールブレッドのおいしさは昔と変わらず。ざっくりしていてバターをたっぷり吸い込みまるで揚がったように仕上がる表面。そのザクザクがブリブリとしたロブスターの食感引き立て、口の中をにぎやかす。

画像7

フライドポテトは月切りにしたふっかりタイプ。表面サクッと揚がっててじゃがいも自体は甘くてほっくり。塩がしっかりきいていて芯が熱々。ディルピクルスがついているのがアメリカ的。
フライドポテト用のケチャップもロブスターロール用のシラチャーソースも結局使わずお土産にした。昔はスゴく好きだった。今日は普通に好きな感じで、さぁ、帰る。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?