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立ち食いのひなと丸。キリッとした寿司、貝ひととおり

そばを食べたら寿司を食べたくなる症候群が、今日も発症。
そういえば、回転寿司の日向丸が立ち食い寿司をやっていたはず…、と路地を探してやってくる。
「浅草寿司場ひなと丸」というお店。

入ると中はカウンターだけ。10人弱で満席になるこじんまりしたお店でそこに職人さんが2人立つ。
どうぞと案内された眼の前に、貝がズラリと並んでました。

もううれしくて、ショーケースのここからここまで握ってください…、って指差したのむ。
「紐もにぎりましょうか?」というのでそれもお願い。
まずつぶ貝に赤貝、本ミル貝にほっきが並ぶ。

パリパリ壊れて口の中を騒々しくするつぶ貝に、クニュっとつぶれヌルンと舌を撫でる赤貝。昆布をなめてるような粘りに風味にウットリ。
本ミル貝はサクッと歯切れ、強いうま味を口に広げる。ホッキはなめらか…、ミネラル分を感じる風味にまたウットリ。

続いて白ミル貝にホタテにホッキの紐がでてくる。
ホタテはむっちりなめらかで、ホッキの紐は軽く茹でられて甘辛いツメを塗られてやってくる。
貝って寿司ネタの中でもひときわ多彩で多様。どれを食べてもおいしくて、全部おかわりしたくなるほど。

それにシャリがおいしいんです。若干酸味が強めでしかも口の中でハラっとちらかる握り加減もなかなか上等。回転寿司の日向丸より、こっちのほうがボクは好き。
エビと小肌と続けます。どちらも形が生きでしょう…、細めにキリッと握られていて舌にストンとのっかる形。エビは甘くて小肌の〆り具合も上々でした。

〆の鉄火は大葉も巻いて、脂ののったマグロの赤身の具合も見事。気に入った。


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