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芋入りサンドイッチとジェノベーゼの不思議

昼、新宿に出て軽くランチをしようとぶらぶらしてたらセガフレードザネッティの店頭であたらしい立て看板をみつける。
ピッツァサンドという商品で、ちょっと気になり食べてみることにした。

種類は2種類。
牛挽き肉のラグーと、ベーコンジェノベーゼ。
「軽く」食べるのが目的だから、ここはジェノベーゼだよねって思ってたのむ。5分ほど待って料理完成。サンドイッチは紙に挟まれバジルのおいしい香りがしてる。

挟んだ紙から取り出してみる。

薄い生地の間からジェノベーゼソース。
ちょっとびっくりしたのがフライドポテトのようなものが生地の間から顔をのぞかせていること。
まさかと思いながらひと齧り。
生地は硬くてバリッと壊れる。パニーニみたいな弾力はなく奥歯で壊れて散らかる食感。ロマーニャ地方のピアディーナみたいな感じといえばいいかなぁ…、砕ける感じが心地よい。
ただ噛んでるとどんどんモサモサしてくるのネ。
これってやっぱりフライドポテト?って思って生地を開いてみると、思った以上にフライドポテト!

生地の上にチーズとジェノベーゼソース。
そこにぎっしりフライドポテトを敷き詰めて焼いたベーコン。
おいしいんですよ…、痩せた生地とフライドポテトが混じり合って食感にぎやか。
でもこれって炭水化物と炭水化物の組み合わせ。バーガーキングが期間限定でフェイクバーガーを販売したときも、究極のB級ハイカロリー商品って謳ってた。ビクビクしながらむしゃむしゃ食べる。

それにソースがあふれるほどにたっぷりの上、フライドポテトが散らかっていくから指や唇がソースまみれになっちゃうの。
結局、紙で包み直して食べたけどそれでもしばらく口の周りや指はジェノベゼの香りがしっかりしみついちゃった。
それもうれしい、悪くない。

それにしてもフライドポテトをサンドイッチの具材にするというこの発想。
でもここがイタリアに根っこをもつエスプレッソバーだと思えばそれも当然かなぁ…、って思う。書いてみる。


ジェノベーゼパスタを思い出してみましょうか

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