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還暦と厄年

生きていればタナカくんが60歳になるはずの誕生日が今日。
数え年で61歳。
還暦を迎えるはずでもあったのです。
そして、これが不思議なところなのですけれど、数え年61歳は男の厄年でもあるんです。

60歳まで生きられるということが珍しかった時代がずっと続いたのでしょう。
戦前までは平均寿命が50歳を超えてなかった。

だから60歳を迎えるなんてめでたくってしょうがないこと。
今で言うなら米寿を迎えるのと同じくらいじゃなかったのかなぁ…、当然、何が起こっても不思議じゃない。
ボクの母はまだ86歳。
米寿を超えたらいつおむかえがきてもおかしくないから、今は好きなことを好きなだけする。
米寿をめでたく超えたらそこから先はおまけだから、もっと好きなことをするつもり…、って相変わらずご機嫌なことをいうけどやはり米寿はひとつの区切りに思えるみたい。

厄年。

男は数え年で25歳、42歳、61歳。
女性は数え年で19歳、33歳、37歳が本厄。
その前後がそれぞれ前厄、後厄。
後厄は本厄よりもきついから注意しないといけないよ…、なんてよく言う。
ボクは数え61歳の本厄でタナカくんをなくし、後厄の年に心不全で生死の狭間をさまよいました。

男の42、女の33歳の役は大厄。
中でも大変な災難がやってくるから気をつけてというけれど、おそらくそれって平均寿命が50の時代、その年齢で大病を患うことが多かったんじゃないかなぁ…、その年齢を乗り越えれば50をこえることができ、そこから先はその勢いでなんとか60歳まで生きられる。
…、ってことだったに違いない。

だとすれば、もしかしたら今の時代、男女の差はなく還暦の年が大厄。
そこから17年引いた満44歳が最初の厄で、19年足した79歳が最後の厄って思うのが、長寿の時代の考え方じゃないかと思う。
案外当たってるんじゃないかな…、どうだろう。

ところで厄って英語でどう言えばいいんだろう。


「厄」は本当に訳しづらい

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