サカキシンイチロウ

いつも明るく陽気でホガラカを心がけてもう60年。いつも明るく陽気でホガラカ!

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どんなときでもほがらかでいるためのホガラカなヒント、ときに毒

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  • チェーン店に学ぶ

    チェーン店ならではの良さ。 チェーン店だからこその残念。 チェーン店だから個人経営の店より劣るということもなく、お店が沢山あるから安心というわけでもない。 立ち位置を変えるといろんな魅力や実態がみえてくるのがオモシロイ。

  • 食べるト楽しむ

    ホガラカな視点で食べるということを考えてみる。 ホガラカな視点でたのしむということを考えてみたら、こんなたのしいコンテンツになりました。 例えば「食べログ」のたのしみ方。例えば「おしゃれにプライバシーをたのしむことができるお店」の選び方。ときにちょっと毒を吐くかもしれません(笑)。

  • おいしいお店とのホガラカなつきあい方

    ほぼ日刊イトイ新聞で連載させていただいていた、「おいしいお店とのつきあい方」と「新宿二丁目のほがらかな人たち」。 その後日譚や、ほがらかな目線、立ち位置からのアップデート版を配信します。

  • サカキシンイチロウのおいしい手帖

    おいしいお店。おいしい料理。 愛着があってずっとこのままでいてほしいなぁ…、と心から思える宝物みたいなお店や料理を紹介します。

  • オモイデ

記事一覧

固定された記事

なぜだろう、なぜかしら

なぜ? 子供たちはなにかにつけて「なぜ?」と言います。 うんざりするほど「なぜ?」「どうして?」をくりかえしながらさまざまなものを学んでいく。 「なぜ」の答えをひ…

バーガーキング熱が止まらない

バーガーキング熱が止まらない。ワッパーが好きな上に家からちょっと歩けばあるから行きたくなったら行けちゃうことがうれしいようで悩ましくもあり。 そういえばこの店が…

手で食べること、手で食べるもの①

寿司は手で食べるように出来ている。 箸で食べるより手で食べた方がおいしいに決まっている…、と言われます。 ボクもそうだと思う派だけど、日本を代表するとされる料理評…

戦う道具であることをやめたナイフやフォーク

銀座ウエストで食事をするたび感心するのが磨き上げらえた銀食器たち。 シュガーポットにクリームピッチャー、四角い下皿。 ナイフフォークやスプーンに至るまで入念に磨か…

朝のトースト、マーマレードにはちみつ

銀座ウエストで朝をはじめるシアワセな朝。 今日も開店とほぼ同時にやってくる。 期待通りにファーストゲスト。このキラキラした空間を独り占めできるというのがなにより…

夜の汁なし担々麺

低気圧のせいかなぁ…、家にいたらなんだかすごく寂しくなって晩ごはんを外に食べに出る。 何を食べようと歩いていたら「京紫灯花繚乱」の看板が目に入る。 京都の新福菜…

2024年のVFX、1956年の空想特撮

映画の配信サービスという便利なものができてから映画の見方がすっかり変わった。 ながら見が基本になったんです。 当然、最初からながら見をするわけじゃない。 最初は画…

ベルクのお昼、チリドッグ

ベルクで遅めのお昼…、ホットチリドッグをブランチセットでお願いしました。 ホットドッグやサンドイッチを選ぶとそれにポテトサラダやスイートコーン、ゆで卵にレタスを…

朝ラー、たった500円。しかもおいしい

朝から営業するラーメン屋さんが増えてきてる。 体があったまり栄養もあり、スルスルお腹の中に入ってきてくれるラーメンは朝食に適した料理って「朝ラー」の習慣のある地…

松屋のカレーにキムチに牛皿

そう言えば松屋のカレーがおいしいんだ…、ってタナカくんが言っていた。 家で仕事をしながら食べるのにカレーは便利。 スプーンひとつで食べられるから。 それにネ…、カ…

芋入りサンドイッチとジェノベーゼの不思議

昼、新宿に出て軽くランチをしようとぶらぶらしてたらセガフレードザネッティの店頭であたらしい立て看板をみつける。 ピッツァサンドという商品で、ちょっと気になり食べ…

魚とワタリガニのナージュ

「マガザンルージュ」の前を歩いていたら今日のランチに「白身魚とワタリガニの煮込み」ってメニューを見つける。 魚料理は大抵ポワレ、煮込み料理は珍しいなぁって思った…

あわびをすりおろしたことがありますか?

あわびといえば海の高級食材の代表です。 すし屋であわびと口にするときには、緊張感がはしるもの。 けれど昔、田舎にいた頃はもっと手軽な食材だった。 今では養殖で年中…

すごく上等なプッチンプリン!

池袋から副都心線で新宿三丁目までもどってそこから歩いて帰る。 今日は気持ちのよい天気。 ちょっと遠回りして帰ろうかと靖国通りを歩きはじめたところでカフェベローチェ…

うつくしきオムライスは卵が破れてもなおもうつくし

昼はキッチンチェックにします。 ここのオムライスは「タナカオムライス」と命名したくなるほどタナカくんの好物で、自分で作るときにもこれを目指して作ってた。 ごくご…

タカセの朝のホットドッグ

池袋で朝。駅前のタカセの2階で朝ごはん。朝早くからやってる洋菓子屋さんの上のフロア。甘い匂いが漂う階段をタンタン上がってやってくる。 窓際のテーブルがひとつ空い…

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なぜだろう、なぜかしら

なぜ? 子供たちはなにかにつけて「なぜ?」と言います。 うんざりするほど「なぜ?」「どうして?」をくりかえしながらさまざまなものを学んでいく。 「なぜ」の答えをひとつ知るごとに大人になって、いつのまにか「なぜ」と思うことをやめてしまう。 好奇心のかたまりが常識のかたまりになってしまうことで、つまらない大人として歳をとってく。 「なぜ?」って思い続ければいつまでも若くいられるんじゃないかなぁ…、って60過ぎてしみじみ思う。 そういえば「ほがらかなポータル」は「なぜと答え」

バーガーキング熱が止まらない

バーガーキング熱が止まらない。ワッパーが好きな上に家からちょっと歩けばあるから行きたくなったら行けちゃうことがうれしいようで悩ましくもあり。 そういえばこの店ができたときには24時間営業だった。 その頃にハマってなくってよかったよなぁ…、今では夜中にワッパーを食べたくなると「もうお店の営業は終わっているんだ」って時計を見ながら言い聞かせホッとするのね。今でも24時間営業だったら絶対買いに行っているはず。 それに試してみたいことが次々でてきて、運命のカスタマイズに出会うまでまだ

手で食べること、手で食べるもの①

寿司は手で食べるように出来ている。 箸で食べるより手で食べた方がおいしいに決まっている…、と言われます。 ボクもそうだと思う派だけど、日本を代表するとされる料理評論家。銀座のとあるすし屋が大好きな人ですけれど、彼は寿司を箸で食べる。 なぜ箸で食べるのですか?と聞かれた彼はこう答えます。 笑止千万。匂いがつくのが嫌だったら、手を洗え! この対談では「実は箸で食べる方がむつかしいんです」と言いながら器用に箸を使って寿司を取り上げるさまを自慢げに披露しているのだけれど、料理評論家

戦う道具であることをやめたナイフやフォーク

銀座ウエストで食事をするたび感心するのが磨き上げらえた銀食器たち。 シュガーポットにクリームピッチャー、四角い下皿。 ナイフフォークやスプーンに至るまで入念に磨かれていて銀器独特のぬんめりとした艶っぽい輝きを放ってる。 食べるための道具が上等であるかどうかはお店の品格をあらわす重要なポイント。 ボクは「手が味わうおもてなし」だと考えている。 箸やナイフフォークは当然、「手で持ち上げて」使うもの。 重さや手触り、時に温度で料理に対する期待感をたかめてくれる。 「温度」と言った

朝のトースト、マーマレードにはちみつ

銀座ウエストで朝をはじめるシアワセな朝。 今日も開店とほぼ同時にやってくる。 期待通りにファーストゲスト。このキラキラした空間を独り占めできるというのがなによりシアワセ。 トーストセットをたのみます。お供にコーヒー。 銀のトレイにシュガーポットとミルクのピッチャー、ゆで卵用のソフトケースがまず置かれ、続いてバスケットいっぱいのいちごジャムにマーマレード、ブルーベリージャムにはちみつがやってくる。 今日もマーマレードとはちみつを一個づつとる。 幾種類もの中から選べるという

夜の汁なし担々麺

低気圧のせいかなぁ…、家にいたらなんだかすごく寂しくなって晩ごはんを外に食べに出る。 何を食べようと歩いていたら「京紫灯花繚乱」の看板が目に入る。 京都の新福菜館や第一旭に代表される、黒い醤油スープのラーメンをリスペクトしたお店としてはじまったここ。 京都のイメージなんでしょう…、紫色の看板、暖簾が飲食店らしからぬ艶っぽさを醸し出す。 黒いチャーハンが好きだったけどそれはすぐになくなって、担々麺がメニューにくわわり、汁なし担々麺が割りと好みでたまに来ていた。 ひさしぶりに食

2024年のVFX、1956年の空想特撮

映画の配信サービスという便利なものができてから映画の見方がすっかり変わった。 ながら見が基本になったんです。 当然、最初からながら見をするわけじゃない。 最初は画面に集中します。 映画館でもオープニングからしばらくは、どう映画の世界に入り込もうかと構えてみるのと同じで10分ほどは他に何をすることもなく映画に集中するのです。 その10分で、ながら見するかそれともじっくり観るかを判断するのネ。 ながら見でいいやと思うと、パソコン開いて書き物しながら見ることにする。 そう言えば、

ベルクのお昼、チリドッグ

ベルクで遅めのお昼…、ホットチリドッグをブランチセットでお願いしました。 ホットドッグやサンドイッチを選ぶとそれにポテトサラダやスイートコーン、ゆで卵にレタスをそえてランチプレートにしてくれる。 飲み物もついてほどよき値段でお腹を満たすに十分な量がありがたい。 そうだ、ホットチリドッグにチーズもかけてもらおうとカスタマイズをお願いしお供の飲み物はアイスコーヒー。 ちょっと手間のかかる料理ではあるけれど、テキパキ料理はできあがりいただきますとカプリと齧る。 ふっかりとしたパ

朝ラー、たった500円。しかもおいしい

朝から営業するラーメン屋さんが増えてきてる。 体があったまり栄養もあり、スルスルお腹の中に入ってきてくれるラーメンは朝食に適した料理って「朝ラー」の習慣のある地域は多い。 喜多方ラーメンの本場に行くと多くのお店が朝からやってる。体を冷やす魚河岸の人たちも朝からラーメンをよく食べる。 だから珍しいわけではないのだろうけど、東京の町中ではまだ少数派。 新宿に「百日紅」っていう朝からやってるラーメン屋さんがあるんだよ…、ってラーメン好きの友人から教えてもらってやってきてみた。 新

松屋のカレーにキムチに牛皿

そう言えば松屋のカレーがおいしいんだ…、ってタナカくんが言っていた。 家で仕事をしながら食べるのにカレーは便利。 スプーンひとつで食べられるから。 それにネ…、カレーとご飯が別々の容器に入れてくれるから、好きな食べ方ができるんだ。 ご飯がいつもあまるから、牛皿を追加で買ってきてカレーライスをおかずに牛丼を食べるみたいに食べる。 腹ペコのときにはご飯を大盛りにしてキムチを追加すれば腹いっぱいさ…、って。 出張から帰ってくるとカレーの匂いがする松屋のテイクアウト容器が散らかってい

芋入りサンドイッチとジェノベーゼの不思議

昼、新宿に出て軽くランチをしようとぶらぶらしてたらセガフレードザネッティの店頭であたらしい立て看板をみつける。 ピッツァサンドという商品で、ちょっと気になり食べてみることにした。 種類は2種類。 牛挽き肉のラグーと、ベーコンジェノベーゼ。 「軽く」食べるのが目的だから、ここはジェノベーゼだよねって思ってたのむ。5分ほど待って料理完成。サンドイッチは紙に挟まれバジルのおいしい香りがしてる。 挟んだ紙から取り出してみる。 薄い生地の間からジェノベーゼソース。 ちょっとびっく

魚とワタリガニのナージュ

「マガザンルージュ」の前を歩いていたら今日のランチに「白身魚とワタリガニの煮込み」ってメニューを見つける。 魚料理は大抵ポワレ、煮込み料理は珍しいなぁって思ったら食べたくってしょうがなくなり、気がついたらお店に入って座ってた。 そんな感じの今日の昼。 朝から寒く風邪が強くて低気圧がズシンと胸を押さえる感じ。頭がぼんやりしてたからおいしいもので元気を出そうと思いもしました。 まずスープ。 かぼちゃとさつまいも冷たいポタージュ。 甘くて、けれど甘すぎずぽってり、喉を撫でる

あわびをすりおろしたことがありますか?

あわびといえば海の高級食材の代表です。 すし屋であわびと口にするときには、緊張感がはしるもの。 けれど昔、田舎にいた頃はもっと手軽な食材だった。 今では養殖で年中手に入る。 昔はそうではなかったけれど、旬の頃にはバカみたいにたくさんあった。 あわびに限らず、平貝やシャコ、ワタリガニも買うといえばタライ一杯、バケツ一杯って単位で買っていたものでした。 松山の近くに「伊方」というあわびの漁場がありました。 今や原発の町として有名になっちゃったけど、かつては天然のあわびが湧くよう

すごく上等なプッチンプリン!

池袋から副都心線で新宿三丁目までもどってそこから歩いて帰る。 今日は気持ちのよい天気。 ちょっと遠回りして帰ろうかと靖国通りを歩きはじめたところでカフェベローチェが目に入る。 二丁目近くの大型店。 そう言えばプリンをはじめていたはずと試すことにした。 コーヒーゼリーと同じクープカップにプリンを固めて上にソフトクリームを絞って仕上げる。上にパラリとローストシュガー。 プリンの上にはカラメルソースがたっぷり乗せられ焦げた香りがプリンのバニラの香りをひきしめる。 見てるだけでも

うつくしきオムライスは卵が破れてもなおもうつくし

昼はキッチンチェックにします。 ここのオムライスは「タナカオムライス」と命名したくなるほどタナカくんの好物で、自分で作るときにもこれを目指して作ってた。 ごくごく薄焼きの卵で包んだケチャップライス。中が透けるようでありながら破けずしかもしっとりしている。 口に入れるとふっくらとした厚さを感じるほどに存在感があって、なのに卵臭さはなくケチャップライスを邪魔しない。 何度試してもなかなかこうはならなくて、どうやって作ってるんだろう…、って研究と称して来てた。 当時は今みたいに

タカセの朝のホットドッグ

池袋で朝。駅前のタカセの2階で朝ごはん。朝早くからやってる洋菓子屋さんの上のフロア。甘い匂いが漂う階段をタンタン上がってやってくる。 窓際のテーブルがひとつ空いててそこに陣取る。 いつもたのむのはDセット。 ホットドッグにゆで卵、サラダ、飲み物。アイスコーヒーをお供にもらってケチャップとマスタードをおねだりしました。 まずアイスコーヒーとサラダ、ゆで卵がやってくる。 ガムシロップのガラスのピッチャー、ステンレスのミルクのピッチャー、ケチャップそれから刻んだピクルスのマス