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丹沢スタンプラリー 100ピーク達成!

丹沢は、神奈川県北西部に広がり、県土面積の約6分の1を占める4,000haあまりの一大山塊です。都心からは西に約50kmという近さにあり、富士山の東側に位置しています。南北20km 、東西40kmの範囲には、神奈川県最高峰の蛭ヶ岳(標高1,673m)をはじめ、丹沢山、檜洞丸など1,500mを超える山々が9座あり「神奈川の屋根」とも呼ばれています。
 急峻な地形のため深い渓谷や大小さまざまな滝を多く擁し、ブナやモミの原生林があり、ツキノワグマやカモシカなどの大型野生動物が棲息するなど、都市に近いにもかかわらず、豊かな自然が残されています。

神奈川県立秦野ビジターセンター・西丹沢ビジターセンターHPより

「一大山塊」ということで、丹沢には沢山のピークがありますが、2021年8月に登りを始めて、約1年半で100ピークを達成することができました。
限られた回数で100ピークを達成するには、1回の山登りで複数のピークを越える(これを「縦走」と言いますが、別に走らなくてもよい。)コース設定が肝となります。
そこで、今回は僕がオススメする丹沢縦走コースをご紹介します。なお、YAMAPのリンクは僕の記録なのですが、それを見るとコースが詳しくわかるので良かったらご覧になってみて下さい。

1.王道「表尾根コース」

僕の記録によると
距離11.7km上り1,324m下り1,318m消費カロリー1,937kcal
獲得できるピークは、二ノ塔→三ノ塔→烏尾山→行者ヶ岳→政次郎ノ頭→新大日→木ノ又大日→塔ノ岳 の8ピーク

菩提峠にある無料の駐車場から大人気の塔ノ岳までのピストンコース。
富士山、相模湾の眺望に加えて、鎖場もあってなかなかスリリング。全体的にしっかりと整備されているので、丹沢初心者にはまずここからオススメしたいです。

三ノ塔から見る富士山
鎖場。人が多いと混雑するので、朝イチで行くのがオススメ

2.静寂に包まれつつ自然を親しむ「西丹沢コース」

僕の記録によると
距離12.7km上り1,436m下り1,434m消費カロリー2,172kcal
獲得できるピークは、板小屋沢ノ頭→ヤブ沢の頭→石棚山→新山ノ頭→白ザレノ頭→テシロノ頭→檜洞丸の7ピーク

大人気な東丹沢と比べ、アクセスがしづらい西丹沢の山々はとても静か。
そんな静寂の中歩いていると、雪虫がふわふわして白い妖精に出会えた感じがしたり、苔に覆われたテーブルでは森の民が集会してそうだったりと、どこか異世界に迷い込んだような錯覚に陥ります。
そして、丹沢第2位の標高を誇る檜洞丸。そこから北側の階段を少し下ったところから見る富士山は絶景の極み。
帰り道、熱をもった足はゴーラ沢出合で冷ますこともでき、このコースは本当に大好きです。

森の民が集う場
ブナの王様。恐竜みたい
新緑の季節のお散歩最高


絶景

3.スタンプラリーやるならば・・「宮ケ瀬 to 大倉」

僕の記録によると
距離18.2km上り1,856m下り1,883m消費カロリー2,877kcal
獲得できるピークは、御殿森ノ頭→高畑山→松小屋ノ頭→本間ノ頭→無名の頭→円山木ノ頭→太礼ノ頭→瀬戸沢ノ頭→丹沢山→竜ヶ馬場→日高→塔ノ岳→堀山 の13ピーク!

このコースは始点終点が異なるので公共交通機関利用。本厚木駅から宮ヶ瀬湖手前の三叉路バス停までバスで移動。登山開始が7時50分で下山したのが、16時8分。8時間越え。そりゃ疲れました。。
登りはじめは天気良かったものの、9時半頃には霧に覆われはじめ、それが下山途中の15時くらいまで続きました。視界からそれだけ長い時間「色」が消え失せた経験はこれまでになく、まるで白黒映画の世界に足を踏み入れたような不思議な感覚。

登りはじめは、まだ太陽が確認できたのですが・・
霧に包まれはじめ・・
白黒の世界へ
バックに富士山が見えるはずなのに
観音茶屋「しぼりたて牛乳プリン」 何のフルーツが入っているかはその日のお楽しみ

今回紹介したコースの他にも魅力的なコースはまだまだ沢山あります。
それだけ山が深く、魅力的な丹沢。まだ登頂できていないピークやルートを追い求めて、これからもお世話になりそうです。

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