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[特許検索]日焼け止め × 商品の形態

空は真っ青、緑も爽やかな梅雨入り前の時期
紫外線にも要注意、って言われます

実際に紫外線が強いのは夏至前後なのですが、日本ではちょうど梅雨時
日照時間も長く、暑くも寒くもない陽気に誘われて
屋外活動の時間も長くなりやすいこの時期が、一番「日に当たる時期」なんですよね

先月、二泊三日で韓国に行きました
その際、現地の方から「日焼け止めは365日塗るのが常識ですね✨」
と聞いて、さすが美容大国!日頃の心がけが違うなー、と我が身を反省し
最近は毎朝(雨やくもりでも)日焼け止めを塗るようにしています

そしてこの前、都内の「駅ナカ」で目に留まった
「スティック型」の日焼け止めを買いました。
これが・・・使いやすいんです (回し者ではありませぬ 笑)

繰り出して顔に塗るので、クリームタイプのように「出し過ぎたぁ!」
「足りなかったかも?」という事がありません。
手もベタベタにならないし、何よりお手軽です✨
容量はチューブ入りタイプより少なそうですけどね。

「すぐなくなりそうだし、また買っておかないと・・・」
と思っていますが、近場(長野)のドラッグストアでは、
あまり見かけないです、スティック型。
「ネットで買おうかなー?」と検索しましたところ
アイハーブには割とたくさん、スティックタイプが出てました。

国によって売れ筋が違うのか?
それとも イナカ(=長野)には新しい商品が浸透していないのか?
その辺りは謎ですが・・・💦

「日焼け止め × 商品タイプ」って、何か特許が出ていそうですよね!

ということで検索です。

上記検索結果の中には、
1件の中に色々な商品形態が盛り込まれた出願も「あるある」ですが

そうだとしても、お店でよく見かける「クリームタイプ」が
一番多く特許出願されているのだな、という印象です。

そういえばアメリカではこんな研究レターが出ていました。2018年の記事で
Trends in US sunscreen formulations: Impact of increasing spray usage
米国の日焼け止め製剤の動向: スプレー使用量増加の影響  です
(アメリカ皮膚科学会雑誌)

https://www.jaad.org/article/S0190-9622(17)32169-2/fulltext

最も人気のある 2 つの処方はローションと透明なエアゾール スプレーです。歴史的にはローション日焼け止めが市場を独占してきましたが、エアロゾル透明スプレー製剤の人気が高まり、より頻繁に使用されるようになりました。 (機械翻訳)

https://www.jaad.org/article/S0190-9622(17)32169-2/fulltext

数年前のまとめではありますが
アメリカではスプレー式の人気がアップしていたようです。

先ほどの検索結果、出願時期はどうか?というと・・・?

クリーム

スティック

スプレー

「統計的に有意差はあるの?」・・・って所までは見れてないですが
確かに最近、スプレー式に言及した特許に出願がシフトしてるかも?
という印象を受けます。

スプレーに言及した特許出願、出願人は?というと

ロレアルが断トツに多くて
「アメリカのトレンドを意識して開発しているのかな?」と感じます。

また「国内企業の出願が少ない」風に見えますがそうでもなくて
最初の検索式では式4(日焼け止め全体)の出願人を見ると、
国内プレイヤーの出願もかなり多いです。

各検索キーワードは「名称・要約・請求項」を使っているので、
「国内企業は名称~請求項に製品形態(クリームとかスプレーとか)を
 記載しない出願が多いのだな」
という点でも発見がありました。


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