なんかヤバい 夢日記2024.5.4

 築50年くらいの一軒家。
 自宅ではない。どこか遠方の親戚の家だろうか。
 今夜はここに泊まるらしい。
 夕飯の前に、風呂に入らせてもらう。
 風呂場の窓の枠に、フタの開いたカップ酒が置いてあった。湯船に浸かりながら一杯やる用なのかとも思ったが、何の説明もされていないし、勝手に飲むわけにもいくまい。なぜ置いてあるのかという疑問を抱いたまま、風呂から上がる。
 夕食時、隣に座った僕と同様よそから来た人が、この家の車をスマートフォンで撮った写真を見せてきた。後部ドアを開けたまま車外から、誰も乗っていない車内を撮ったものだった。
 ここ、ここ、と彼は2本の指で写真の一部を拡大した。
 後部座席の足元の床に、動物らしき顔が写っていた。ぱっと見ただけで3匹の、猿のような顔が、床に張り付いているように見える。細かく見ればもっと多いかもしれない。
 これは心霊写真じゃないか。
 彼はさらに、風呂場のカップ酒は、お供えなのだと言いだす。神仏ではなく、何か邪悪なモノへの、呪いや災厄を容赦してもらうための供え物だという。
 この家なんかヤバいよ、と不安そうに小声で言われても困る。少なくともひと晩は泊まらなければいけないのに。

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