見出し画像

お客さんから貰ったものを店内に置かない勇気

こんにちは。
坂口です。

最近、ちょこちょこクライアントのお店に行く機会があって、内装について共通の指摘事項があったので書いておきます。

あくまで格安店ではなく、高級店を目指す前提だということを最初に伝えておきます。

高級店を目指すうえで僕がよく指摘するポイントは、

1️⃣お客さんから貰ったものを置かない
2️⃣前のサロンで使っていたものを置かない
3️⃣ディプロマを飾らない
4️⃣ディフューザーを置かない

の4つです。

1つずつ解説しますね。

1️⃣お客さんから貰ったものを置かない

観葉植物やドライフラワーあるあるなんですが、お客さんにプレゼントされたものをそのまま置いているケースが多々見受けられます。

他人が選んだものなのでミスマッチになっていることがほとんどです。

特にサイズ感がおかしなことになっていることが多く、「何でこれここに置いてるの?」って聞いたら、「開店祝いでお客さんからもらった」って返されることが多いです。

大事なことなので心に刻んでほしいのですが、

店内で扱うものは全てあなたが選んだものにしてください。1つでもあなたが選んでいないものが置いてあると、世界観が崩れます。

あと、そもそも観葉植物に関しては、清潔感を損なうので置かないほうが無難です。

高級ホテルの部屋に観葉植物って置いて無いですよね?

なぜなら、手入れが完璧じゃ無いと不快感を与えるし、最悪虫が湧くからです。

ちなみに、僕が調べた限り、高級ヘッドスパも、室内には観葉植物は置いていないところが多かったです。(エントランスや入口に置いているお店はそこそこありました)

ということで、非日常感をウリにしたいなら、置かないほうが無難です。

逆に、非日常感とかはどうでも良くて、健康をイメージさせたい治療院などは置いてもいいと思います。

緑は清潔感は損なう一方で、健康をイメージさせますからね。

2️⃣前のサロンで使っていたものを置かない

これは自宅サロンからテナントに移った人とか、拡大移転した人とかにあるあるなんですけど、前のお店で使っていた家具やテーブル、椅子やワゴンなどを持ってきて、そのまま使っているというパターンですね。

本質的には、1️⃣と同じで、今の空間と合わないものを置いているので、違和感を感じます。

1️⃣も2️⃣も、今のお店に合うものを自分で選んでいないというところが共通しているので、繰り返しになりますが、店内で扱うものはあなたが選んだものにしてください。


3️⃣ディプロマを飾らない

これはまぁ単純にダサいので飾らないでほしいというだけなんですけど、自己顕示欲と自信のなさが透けて見えるので、ディプロマやトロフィーの類いは飾らないほうが無難です。

全身ブランド物を着ている人がダサく見えるのと同じ構造です。

この理屈がわからない人は高級店に行ってみてください。ディプロマなんて飾っているお店はほとんどないと思いますよ。

別にお店に行くのが面倒だという人は、高級ホテルや高級スパ、安い美容サロンや居酒屋などの内装をネットで検索すれば、壁に何を貼るべきなのかの違いは理解できるかなと思います。


4️⃣ディフューザーを置かない

香りについては賛否分かれると思いますが、僕がコンサルしていた当時、リピート率ほぼ100%だったネイリストに、「何でディフューザーを置かないの?」って聞いたら、「香りが理由で通うことはないけど、香りが理由で通わなくなることはあるから」と言われて、「確かに!」って思ったんですよね。

その後、色々なクライアントのコンサルをしていて、「ディフューザーの香りで頭痛が発生したお客様がいたから置くのをやめた」という事例を何人か聞いてから、「置かないほうがいい」という結論になりました。

どうしても置きたいなら、ジョーマローンやドットールみたいな強めの香りではなく、マドエレンみたい香りが強くなく、量が調整しやすい物を置きましょう。

以上が、僕がよく指摘するポイントになります。

どれも今すぐに改善できる内容だと思うので、客単価を上げていきたいと思っているなら今すぐに改善してくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?