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肉と鮪

魚は食べないですよね?
ってよく聞かれます。肉ばかり食べてると思われているのか、、確かに毎日食べてますが、魚も食べますよ。ただし骨のある魚は食べないです。刺身専門です。

特に、鮨は肉の次に好きです。高くて早々行けないのが難儀ですが。魚の価格高騰や金に糸目をつけない訪日外国人、従業員の賃金、家賃に経費、なにもかも値上がりしてるので、高くなるのは仕方ないですが、ヨイショしまくる客もよくない。

肉は僕と行くのが楽しいと思いますが、魚は魚屋と行くのが楽しい。てことで、昨日も豊洲で鮪の仲買人やってる藤田(藤田水産)と2人で昼鮨。還暦超えたおっさん2人ですから話の内容はぐだぐだです。

藤田とはビジネスのスタイルは少し似たとこありますが、考え方はまったく違います。仕事の話をしても噛み合わないことが多々ありますが、それでも仲が良いのは、お互いをリスペクトしているから。

8月か9月かもうちょい先になるのか、僕と藤田でコラボ会を計画しています。我々は料理しないので、シェフを指名させていただきますが、なにもしないというのも寂しいので、僕が藤田の鮪を切り、藤田が僕の肉を切ります。一回だけではなく、定期的にやろうと考えてます。

料理人×料理人のコラボはよく見かけますが、肉屋×肉屋のコラボはないですね。特に僕は同業者との付き合いがないので、コラボはあり得ないですが、例えば僕が神戸の肉屋が扱ってる肉を手当てするとしましょう。だからなに、って感じですよね。

僕が手当てした肉を、取引先ではないシェフに料理してもらうならイメージできますし、イタリア×和食とか、イタリアン×フレンチは、お互いないものを補うことになるので、想像するだけでも楽しい。これがジャンルが同じだと(例えばフレンチ×フレンチ)、開催前のわくわく感は半減かな。

いままで数えきれないほどのコラボを企画してきたが、イルジョットで開催して印象に残っているのは、「×瞬」、「×ラフィナージュ」、「×すし喜邑」など、、今年はサカエヤ+が完成するので、オープングはイルジョット高橋シェフにお願いしている。

ありがとうございます!