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安田さんの夢叶った日

遊山の安田さんと初めて会ったのは大阪でもなく滋賀でもなく北海道様似でした。それ以来、ずっとジビーフの内臓を使っていただいてます。いつだったかマッキー牧元さんと徳山鮓の徳山さんと食事後(どこで食事したか忘れた)におしかけてジビーフの内臓を焼いてもらったことがあります。あまりのおいしさにお二人が涙するという。

安田さんとはBSE騒動で一度死んだ仲間。その後、心臓停止で本当に三途の川を見た安田さん。そんな安田さんが、6年越しで夢を叶えた淡路島の「全」は、薪焼きのレストラン。しかも国定公園内に建てるという、とんでもないことを実現したのです。

そして、昨日は見学会
由良港でとれたタコやイカがおいしかった。原木しいたけを焼いて終わろうと思っていた安田さん。みんなと一緒に飲みたかったようだが、肉を焼かない安田さんに、誰が興味あるのかとばかりに総ツッコミが入り、しぶしぶ十勝若牛を焼くはめに(笑)

30日間エイジングした十勝若牛の旨さたるや。そして、居残り組の再度の要求で、北の牧場舎さんの黒毛経産を焼いてもらうことに。理想的な小ザシに食べなくても分かるおいしい肉。しかも、輸入穀物使っていないノンGM飼料。安田さんが薪で焼いてくれましたが、予想通りのおいしさでした。

そして、ジビーフ小腸のトマトソースの煮込みが強烈に好みでした。和牛の小腸は脂がたっぷりついているのでもつ鍋にしても焼いてもおいしいのだが、脂のないジビーフは小腸の扱いに困ります。10年前から使い続けてくれている安田さん、さすがでした。これだけでも食べに行く価値があります。

不便な場所なので頻繁には行けないけど、癒し効果も期待できるので、6〜8人くらいで行くのがおすすめです。

薪火 全
兵庫県洲本市由良町由2856-11

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