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不動産テックシステム開発の会社であるサービシンクの新卒採用サイト。新卒採用サイトで採用LP型は珍しい。1ページに凝縮するLP型であれば情報をいかに凝縮しかつ洗練させるかがカギとなる。その点、サービシンクのサイトはそれが両立している。

ダメなサイトによくある「理念推し」や「精神論のポエム」ではなく、冒頭には自社の存在意義を伝え、その意義と読み手である求職者による仕事の意義およびベネフィットとすり合わせたメッセージで、求職者の心をつかんでいる。さらに、「キーワードで見るサービシンク」と「サービシンクの生態系」の項目でビジュアルでメリット・ベネフィットを届ける。
このように存在意義→問いかけ→裏付けとして会社の取り組みがきれいに展開されているので、読み手にとって納得度が高くなる構成になるだろう。

全体構成としても、文章を読む→ビジュアル(イラスト)→ビジュアル(写真メイン)→文章・写真→イラストといったバランスおよびリズム感があるため、LPなのに長ったらしい印象は全く感じられず、構成・分量面で読みやすく仕上がっている。こういった面はさすがWeb・システム会社だ。
基本的には採用ブログ・オウンドメディアから当LPに流入する流れになるかと想定されるので、コンテンツを無駄に多くしていない意図がわかる。

ただ、採用LPだからこそ「求める人物像」であったり「自社に合う人・合わない人」など読み手が自分事・自分に合うか否かを見極めるコンテンツを設けてもよいのでは?と考える。LPはコンバージョン(エントリー)に向けて最後の勢いになる面が強い。だからこそ、ミスマッチにならないような施策も必要になるのでは、と思う。

また、新卒採用ということもあって初めての企業面接である学生もいることが想定されると「内定までの流れ」も簡単な図で設けても良いかもしれない(●次面接まであるの?などに応えられるから)。
さらにキャリアステップなど5年〜10年単位でのキャリアアップの道筋が見せられると、より長期的な視点でのベネフィットを感じてもらえるかと考える。

個人的には今後、コンテンツがどのように展開されていくかを期待したい。


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