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今日の採用サイト_長野県信用保証協会の採用サイト

長野県信用保証協会の採用サイト。公的機関の採用サイト?必要なの?と思われるかもしれないが、それくらい今や公的機関であっても採用が厳しくなっているという背景が鑑みられる。
市役所など一般的な公的機関ならイメージしやすいが、信用保証協会となると個人レベルが通うところではないためイメージしにくいところからのスタートとなる。お堅いイメージもあるからことさら採用に当たっては不利になりやすい。
であれば、

・具体的に何の仕事を行っていて仕事においてどんなストーリーがあるか
・いかに働きやすい職場であるか
・現場の若手の方はどんな性格・雰囲気の人がいるのか
・働いていて将来を感じさせるものであるか

この4つの軸を丁寧に伝える必要がある。このうちひとつでも欠落すると辞退するための言い訳が作られやすくなるリスクもあるだろう。

その点このサイトは上記4つについて丁寧に説明されている。

仕事については信用保証協会の役割はなにか、そしてその具体的な例としてどんなストーリーがあるかについて支援ストーリーにページで丁寧に説明されている。支援ストーリーは背景があり具体的に何を行うか、こんなことも支援するの?といった意外なことまでも紹介している。こういった支援も出来るという可能性の広さも感じさせてくれるのは大変素晴らしい。

職員の個別インタビューや座談会も丁寧に作り込まれている。現場それぞれが違う中でいかに話を切り出すか、その論理を繋げていくかはこれはプランニングにかかっている。一般企業ならまだしも公的機関の職員ではそういった横のつながりで合わせるのは難しいのかもしれない。その中であっても入職を考えている求職者が知りたい内容を的確に答えてもらうようにしている。

個人的にいちばん参考にしたいと思ったのが、「働く環境」の協会の様子のコンテンツ。キーワードでベン図を作り、キーワードの理由となるコメントを入れて納得を促す表現は新たな発見。シンプルでコンパクトな表現なのに高い納得度を醸成させる効果があるのでは、と感じた。この表現には拍手を送りたい。

文字が若干多めなのは、ある意味期待を裏切らないというか、信用保証協会らしいという点も垣間見られる。この点は、文章も文脈も的確に読めないと仕事にならないので、これはこれでフィルタリングにもなるだろう。

文字が多めだからこそ、PCで3〜4行でセンテンスを区切ったり、文字のジャンプ率や、白黒の対比などいかに読みやすくするについて工夫も込められているところも見られる。これは制作会社による創意工夫だ。

硬軟のバランスもよく、全般的に明るく見やすいサイトだ。今後の参考にしたいサイトのひとつだ。


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