しゅうへい

25歳の社会人 ミステリー小説と阪神タイガースが好きです。

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最近の記事

湊かなえ『リバース』を読んだら読書熱が再燃した

仕事から帰ってきて疲弊した体で野球を観て寝る。こんな生活を繰り返すうちに、せっかく身に付いていた読書の習慣がいつの間にかなくなってしまっていた。読みたい本はたくさんあるとわかっていても、結局のところ心の奥底では本を読むのがめんどくさいという気持ちがあったのだろう。でもある日、「そろそろ何か読みたい!」と思って久しぶりに本棚を漁っていて見つけたのが、今回紹介する本、湊かなえ『リバース』だった。 主人公は深瀬和久という平凡なサラリーマンで、初めてできた彼女の元に「深瀬和久は人殺

    • 米澤穂信の出身地「飛騨高山」が良すぎた話

      僕は基本インドア派の人間だけど、たまには旅行にでも行くかぁと思い、有給を取って以前から気になっていた飛騨高山に一泊二日のひとり旅をすることにした。 飛騨高山といえば人気推理作家、米澤穂信の地元であり、『古典部シリーズ』のアニメ化作品『氷菓』の舞台となった場所である。僕はいつかこのアニメの聖地巡礼をしたいと思っていた。 旅行1日目、前日の夜に楽しみすぎて眠れずに寝不足の頭を抱えながら(子どもか?)大宮駅から新幹線に乗って富山駅に向かった。そこから「特急ひだ」に乗って目的地、高

      • 本屋さんが無くなってほしくないと切実に思う

        僕は今でこそ多少は本を読むようになったものの、社会人になるまでは読書の習慣はほぼゼロに等しく、年に一冊読めばいい方だったと思う。 ただ、そんな僕でも本屋さんは昔からずっと好きで、本屋さん特有の雰囲気というか空気感みたいなものがとても落ち着くし、なんとなく楽しい。 個人的に道路沿いとかにある本屋よりも、駅の中や、ショッピングモールの中にある本屋の方が好きで、大げさに言えば砂漠の中でオアシスを見つけたような気分になる。本屋さんに寄り道して適当に暇を潰す時間は日常に小さな幸福感を与

        • 「どんでん返し」という言葉について思うこと

          小説や映画などの宣伝文句として、「どんでん返し」という言葉が使われすぎてうんざりしている。   例えば本の帯とかに 「8億円売れたどんでん返し!!」 「こんなどんでん返しありえない!!」 とか書かれているのを目にするけど、そもそもどんでん返しって何なのだろうか?抽象的でよくわからないので、その意味をざっくり考えてみると、 読者の予想を大きく裏切る展開 だと思う。ただ、実際にその作品が面白い、面白くないに関わらずちょっと雑に使われ過ぎている気がする。とりあえずどんでん返

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          ミステリー小説が好きな人に観てほしい映画3選

          映画についてあまり詳しくないんですけど、つい最近何本か洋画を観たんですよ。で、その中にミステリー的に面白いものがあったので、3作品紹介したいと思います。普段本は読むけど映画はあまり観ないという人に向けて書きました。どれも名作なので観たことない人は是非観て下さい。 ①The Sixth Sense(シックスセンス) 超定番作品なんですがシンプルに最高なんで紹介します。ジャンルはホラーなんですが、大して怖くないんで安心してください。ネタバレが怖いんであらすじは紹介しませんが、

          ミステリー小説が好きな人に観てほしい映画3選

          好きなミステリー小説の紹介

          どうも、初投稿につき読みづらい文章だったら申し訳ありません。さて、僕は一年ほど前からミステリー小説にハマっているのですが、ここまで読んだミステリーの中で特に面白かったものを紹介したいと思います。定番作品ばかりですが、選書の参考になれば幸いです。 ①仮面山荘殺人事件 東野圭吾 僕がミステリー小説にハマるきっかけとなった本。本を読んで衝撃を受けるという体験が初めてだったので、強烈に心に残っています。この本に関しては事前情報ゼロで本でほしいので内容についてはあえて触れませんが、

          好きなミステリー小説の紹介