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ミニマリストの原点となる一冊「シンプルを極める」

こんにちは。

今回は私のミニマリズム思考の原点となった
ドミニック・ローホーさんの「シンプルを極める」をご紹介します。

紙の本で所有し、何回も読み直している本です。

ドミニック・ローホーという人物について

まずは著者のドミニックローホーさんがどういう人物なのか、本の著者紹介から引用したいと思います。

フランス生まれのフランス育ち。パリ大学、ソルボンヌにおいてアメリカ文学の修士号を取得。イギリスのソールズベリーグラマースクールにおいて1年間フランス語教師として勤務した後、アメリカのミズーリ州立大学、日本の佛教大学でも教鞭を執る。ニューヨークでは“イメージコンサルティング”法を学び、幾つものセミナーに参加しながら集中的にヨーガを習得。日本在住歴は30年以上。その間、飛騨雅子と萩原朝美に師事し、10年にわたり“墨絵”を学ぶ。さらに名古屋にある愛知尼僧堂と呼ばれる禅寺に6週間籠り、曹洞禅をも学ぶ。アメリカ合衆国、カナダ、南米、アジア(中国、台湾、香港、韓国、タイ、ベトナム・・・これは中国茶の知識を深めるため)、ヨーロッパと広く旅し、特定の宗教団体や、哲学または文化的なグループには属せずに、自分自身の内面に在る様々な観点に基づく意見を尊重し、それを受容することを信条としている。彼女がもっとも大切にしている価値観は自由、美、そして調和である。著書はフランス国内をはじめ、ヨーロッパ各国でベストセラーとなり、『シンプルに生きる』は日本でも話題となっている。

「シンプルを極める」ドミニック・ローホー

フランス生まれで、世界各国を旅しながらも、特に日本と関わりが深いことがわかります。
「禅」や「侘び寂び」に影響を受けているようです。

数あるミニマリズムの系統の中でも「自由、美、調和」を大切にしたミニマリズムを大切としています。美を大切にしながらも内面に訴えかけるような記述が多いですね。

彼女の文体は(翻訳ですが)詩的な感じがして、読むたびに新しい気づき・感覚があります。
(ここは読みにくいと感じる方もいるかもしれません)


本書は下記のような方におすすめです。

  • 普段の生活で余裕がなくスローダウンさせたい方

  • 日常の生活を豊かに味わいたい方

  • 感性を取り戻したい方

  • 少しものを捨てたけどもっと極めたい方

  • 詩的な文章が好きな方

ではこの「シンプルを極める」から気になった文をいくつか紹介していきましょう。

「シンプルを極める」厳選フレーズ

少なく持つことの利点は、物質的なものではなく、人生経験そのものへのメンタルの集中力を高めることです。モノに執着するのをやめましょう。惜しみなく使いましょう。そして使い切ったら感謝の気持ちとともに葬り去りましょう。シンプルな生き方を願うことは、生活水準の向上を追い求めることよりも遥かに大切。

「シンプルを極める」ドミニック・ローホー

今まで散々物質的な喜びを味わってきて、本当に大切なことはその中にはないと納得する。

「シンプルを極める」ドミニック・ローホー

もっと良いものを買って、良い服を着て、良い家に住んで...

もちろんそれも大切だとは思いますが、本当にそれで良いのでしょうか。
私自身も毎週のように買い物に行ってものや洋服をたくさん買っていた時期がありました。

でも一旦立ち止まって考えてみると、「既に十分ものは揃っている」と気付けます。

もしろ多くのものが自分を苦しめているという感覚になると思います。

ものへの執着を断ち切り、シンプルに生きることで、人生経験へフォーカスすることでできるようになると思います。


何を捨て、何を取っておくか。それはまず自分自身を知ることから始める。

「シンプルを極める」ドミニック・ローホー

単純になんでも捨てれば良いわけではありません。
自分軸で選び・考え、取捨選択をする。これは今の時代、本当に大切だなと感じます。

ネットを通じて様々な情報が簡単に手に入れられる現代において、人々は情報から様々な影響を受けて行動を決定しています。
今自分がやろうとしていることは「(ネットの情報に)させらているのか」「本当の自分意志なのか」を立ち止まって意識することが大切です。
大切なのは情報の集め方ではなく、本来の自分自身を知ることにあると思います。

そのためにはものや情報を捨てる必要があります。
昨今「スマホ脳」などでもデジタルデトックスの重要性が説かれていますが、自分も定期的にネットから離れる時間を作っています。

私も答えは「外」ではなく、「内」にあると考え、今回自分の考えを発信する活動を始めました。考えをまとめたものはオフライン内にあるので、定期的に発信できるかと思います。

住空間を清め、不要なものを処分するのが早ければ早いほど、気持ちが晴れ晴れとし、新しい物を取り入れられるようになる。

「シンプルを極める」ドミニック・ローホー

本書の副題にもあります「余分なモノを捨て、心に何もない空間を作る」も併せて、余白を作れば作るほど、人生は身軽になり好転していきます。

様々な物事にチャレンジしようという意欲も湧いてくるはずです。実際に私もそうでした。


最後に

私はこの本を10年近く前に読み、ミニマリストとしての思考の基礎を身につけました。考え方だけでなく、具体的なメソッドも豊富に載っていますので、おすすめです。

私はドミニック・ローホーさんの「シンプルリスト」を初めに読み、その後にこちらの「シンプルを極める」、その他著作を読み、刺激を受けてきました。ミニマリスト思考は人生に良い影響を与えてきたと確信しています。

「もの」も「こと」も自分に合った最適な量で。

そのためにはまず自分と向き合い、対話を重ねることが大切ですね。私も習慣づけています。

どうでしたでしょうか。
何か引っかかるものがあれば、ご一読をお勧めします。


まずは入門編として「シンプルに生きる」という本もありますので、そちらもお勧めです。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

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