アマチュアオーケストラのチェロ奏者。パラグライダーパイロット。バイクにも乗ります。趣味…

アマチュアオーケストラのチェロ奏者。パラグライダーパイロット。バイクにも乗ります。趣味と日々の生活日記的記録。

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  • チェロレッスン記録

    習っているチェロのレッスン記録です。

最近の記事

24.5月第50回定期演奏会(前編)

半年前から練習を始め、いよいよ定期演奏会本番当日を迎えた。 ベートーヴェン ピアノ協奏曲『皇帝』 ブラームス 交響曲第3番 ブラ3は特に難しく、本当に人様に聴かせられる演奏が出来るようになるのか不安だった。 私個人としては、とてもキツイ日程だった。 前々日まで、半月ほど関東へ出向していた。 出向中は、3時間まとまって寝られれば良いほうで、ほぼ寝られない忙しさだった。 疲労はとっくにピークを超えていて、昨日のゲネプロは強めの栄養ドリンクで乗り切ったが、今朝はもうそれも効か

    • 24.5月ゲネプロ

      いよいよ明日が定期演奏会本番。 ゲネプロではあるが、本番会場は取れなかった。 師匠がいるプロオケのコンサートが入っているからだ。 我々は隣の小ホールでのゲネプロとなる。 「夜がゲネプロしているとき、ボクは隣でブルックナー本番やっているから。 相当疲れていると思うけど、今日明日、がんばれよ。」 昨夜、師匠からそうLINEがあった。 曲目はブルックナー交響曲第9番。 とてもかっこいいやつ。 ゲネプロじゃなかったら、聴きに行きたかった。 私は昨夜出向先から戻ってきた。 今日

      • 24.5月オケ練②、チェロパート練習会

        この日は夕方からロビーコンサートのための練習会を行った。 メンバーはチェロパートとコントラバスのお二人。 曲は2曲。 ゴルターマン「ノクターン」 アザラシヴィリ「無言歌」 練習会場に着くと、まだコントラバスのJさんしかいなかった。 「Jさん、丁度良かった。師匠から伝言があって。」 私がそう言うと、Jさん、面食らったような表情をした。 「師匠って、Kくん?」 私がそうです、と頷くと、Jさん「驚いた!」といった。 「何年振りだろ。Kくんからそんな依頼来るの。どういう事情なの

        • 24.5月チェロレッスン②:おしゃべりばかりだった。

          「夜の職場、大丈夫なの?」 レッスン室へ入るなり、先生にそう言われた。 私の職場の事故?事件?が県内版トップニュースになったのは、今週初めのことだった。 その時私は千葉へ短期出向していた。 報道の随分前に、私には連絡があった。 何せ、当事者の一人だったから。 「大丈夫ですよ。だって、事故なんて最初からなかったんですから。」 「どういうこと?」と先生が訝しむのは無理もない。 ここに具体的なことは書けないが、とても簡単に言うと、提携している会社の製品に問題があったため

        24.5月第50回定期演奏会(前編)

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        記事

          24.5月オケ練習①

          定期演奏会が二週間後に迫った。 ここからの練習は、エキストラの方々も都合が合えば参加してくださる。 私たち楽団員も、今まで以上に気合が入ってくる。 今回の練習は、初参加のエキストラさんが多かったので、全体の合わせ方を微調整する感じだった。 私、緊張気味。 練習不足だからだ。 それでも、やれるだけのことはやった。 アマオケは私にとってあくまで趣味なのだ。 割り切って、できる範囲で参加する。            ★ ピアノソリストさんも参加くださったので、ピアノコンチ

          24.5月オケ練習①

          24.5月チェロレッスン①:「聴きに行けるかも。」

          先生には先日会ったばかりだが、レッスンは1か月ぶりだ。 私が楽器を準備して椅子に座るなり、先生が話し始めた。 内容は、レッスンと関係ないことばかり。 仕事のこと、親戚のこと、最近のニュースのこと。 先生のお喋りが途切れたタイミングで、私は言った。 「今の時間、センセにとっては休憩時間になってるんでしょう?」 先生は一人で30分も喋っていた。 私の前には4人、後ろには1人、レッスンが入っている。その間、休憩は昼食の15分間。それは疲れるだろう。 先生、チラッと時計を

          24.5月チェロレッスン①:「聴きに行けるかも。」

          24.5月チェロ先生の家

          ゴールデンウィークのある日、先生に遊びに来ないかと誘われた。 私はいつものように上がり込むと、ダイニングへ入った。 はめ込み窓の向こうには、遠く海が見える。 「良い天気ですねー。貨物船が航行しているのが見えます。」 「お前、相変わらず目がいいな。」 と先生。 私は子供の頃から遠視ぎみである。 ダイニングテーブルにケーキの箱を置いた。 「今日は私の誕生日です。」 「知ってるよ。」と先生。 「だから今日を提案したんだけど、本当に来ると思わなかった。てっきり家族で過ごすのかと

          24.5月チェロ先生の家

          24.4月パート練習会・オケ練習会②

          その日は午前中チェロパートの練習会、午後全体練習会だった。一日中チェロ漬け。 パート練習会には、チェロトレーナーのT先生が来てくださった。 たった2時間しかないのでベートーヴェンとブラームス二つを全部練習することができず、難しいところだけ取り出し練習となった。 今回のチェロの見せ場は、なんと言ってもブラ3番3楽章のチェロソロ。 「天に昇るような感じで!」弾くように、とのT先生のご指導。 この3楽章だけで30分以上かかった。 大学オケではヴィオラだった私。チェロとヴィオラ

          24.4月パート練習会・オケ練習会②

          24.4月弦楽器工房

          チェロ師匠から着信があった。 「今、大丈夫?」 「センセ、お久しぶりですね。はい、いいですよ。」 私が仕事中と分かっていて電話をしてくるなんて、珍しい。 「ゴールデンウィーク中、ボクの家に遊びに来たいって言ってたじゃない。◯日はどう?」 「ああ、私もその日はどうかなって思っていました。でも、いいんですか?センセ疲れてるって言っていたし、ゆっくりしたいなら、私は遠慮します。」 「別にいいよ。じゃ、その日に。」 「それよりセンセ、今から本番じゃないんですか?いいんですか、

          24.4月弦楽器工房

          24.4月オケ合宿:プロ奏者のエピソード。

          私が入団して初めてのオケ合宿。 音楽活動の合宿なんて、学生の頃以来である。 会場は、市街中心から車で1時間弱の宿泊施設。 私は仕事の都合で合奏練習の途中から参加した。 合奏に集中している皆さんの邪魔にならぬよう、後ろでコソコソ準備をして、一番後ろの席に着いた。 30分ほど弾いて小休憩になる。 前方に座るチェロパートの皆さんが振り向いて、「よく来た、いらっしゃい」と手を振ってくださる。嬉しい。私、応えてぺこぺことお辞儀をする。            ★ 合奏練習後、半分

          24.4月オケ合宿:プロ奏者のエピソード。

          24.4月オケ練習会①:イジられているかもしれない。

          近頃なかなか練習会に参加できていない。 5月本番だというのに。 4月からの練習会は、マエストロH先生の指揮となっている。だから、なるべく休みたくないのだが、仕事が優先だ。仕方がない。 そして、結局遅刻。 でも、指揮者H先生も遅刻。 粛々とブラームス交響曲第3番の練習が進む。 私の隣で弾くHさんに、途中私が逆弓になっていたことを注意される。 やはり、練習不足だ。分かっちゃいるけれど、地味に落ち込む。 1楽章と4楽章に皆が苦手とする高速パッセージがある。 「うーん、ココは

          24.4月オケ練習会①:イジられているかもしれない。

          24.4月チェロレッスン②:自宅レッスン再開?

          レッスン室に入ってレッスンの準備をする前に、先生に私の所属するアマオケの定期演奏会チラシを渡した。 「チラシ、やっとできたんだね。それにしても浮かない顔して。どうした?」 と先生が私の顔をを覗き込む。 「定期演奏会の楽譜をもらったときには、本番が5月だってちゃんと分かってたんです。 3月から6月って私、仕事がめちゃめちゃ忙しくってマトモに練習できないのも分かってました。 でも、今回降りる(出ない)という選択もできなかった。 とても後悔しています。」 私はそう吐露した。

          24.4月チェロレッスン②:自宅レッスン再開?

          24.4月チェロレッスン①:ちょっとしんどい時期。

          レッスンを行うビルのエレベーターが改装工事中だった。 仕方がないので、チェロを背負って階段で5階まで上がる。 レッスン室に入ると、 「階段、大変だったろう。」 と先生が労ってくれた。 「いいえ。貧血治ったから、楽勝ですよ♪」 しまった。口が滑った。 案の定、先生の表情が険しくなった。 「なに、お前また貧血になってたの?」 幼少期からの栄養不足が祟って、私は栄養の吸収が悪い体質である。 チェロ先生にお世話になるきっかけになったのは、レッスン中に貧血で倒れて救急搬送され

          24.4月チェロレッスン①:ちょっとしんどい時期。

          24.3月 チェロ師匠の家

          日差しの暖かい日の午後。チェロ先生宅へ行った。 私がお邪魔するなり先生が話し出したのは、ベーレンライター出版のバッハチェロソナタの楽譜のことだった。 前々回のレッスンの際、楽譜の譜めくりの部分がおかしいと話していた。 先生は、ドイツ本社へ直接メールで問い合わせたらしい。 「一週間後に返事があったんだけど。この楽譜は研究資料として出版しているのであって演奏用ではないから、譜めくり位置など考えていないって。そんなことって、あるかな。」 師匠、ご不満の様子。 「じゃあ、ベーレ

          24.3月 チェロ師匠の家

          日常雑記:春、別れの季節。

          3月下旬。 この時期、私の職場では毎年職員の異動がある。 この職場に赴任して丸3年になる私。 今年、私に異動辞令はなかった。 昨年9月に一緒にロビーコンサートをやったピアノのY先生、クラリネットのK先生は異動となった。 ロビコントリオは解散だ(音楽教室じゃないよ笑)。 そして、私の直属の上司も。 ここぞというときに、大変頼りになる上司。 私が今までに出会った上司の中で、一番信頼の置ける方だった。 人事発表の翌日。 私はその上司の部屋に呼ばれた。 「ご栄転、おめでと

          日常雑記:春、別れの季節。

          24.3月オケ練習会②:懇親会の打診。

          これからは、ほぼマエストロ・H先生の指揮練習となる。 果たして、このカオスなブラームス交響曲第3番の演奏をマエストロはどうまとめるのか…(ちゃんと弾け、自分!)。 H先生の前で全楽章を弾くのは、今日が初めてだった。 私たちにしても、H先生がどういうテンポを求めてくるのか、この時までわからなかった。 私たちが練習していたよりも、若干速い。 とはいえ、常識の範囲内だ。ついていけない私たちが悪い。 指揮者って本当に大変だなぁと思う。 このカオスな音の集合体を、何をどうすれば良い

          24.3月オケ練習会②:懇親会の打診。