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2月27日 約束がいっぱい。私は約束が苦手。

 5時半頃起きて、外を見ると風がすごい。寒そう。リビングのヒーターをつけてその上に着替える服を置いて、布団の中に戻り今日の約束を思い出す。

・会議で忘れたコートを取りに行く。午前中に伺う約束。
・今年多分最後になる干し芋を作るためにさつま芋を買いに行く約束。
・本屋さんに忘れた本を今日取りに行く約束。
・仕事で使う材料を今日15時に渡す約束。
・たまに行くバルに発泡酒のコルクを分けてもらうのをお願いに行く。

朝はまず花壇ボランティア。蔓を持って行く約束してたんだった。大丈夫。玄関の棚に用意している。花壇からそのままコートを取りにいこう。花壇の端にあるドラッグストアに寄ってちょっとした袋菓子でも持って行くといいな。帰りに八百屋さんでさつまいもを買う。ついでに向かいのパン屋さんでお昼用のパンを買う。本屋さん・材料を渡す待ち合わせの駅・バルは同じ路線の電車だから順に行けばいい。帰りにスーパーで南蛮漬け用のお魚があるか見てみよう。
よし、いい感じだなー。・・・うまく行きそうだなーと満足した時点で大きな落とし穴ができる。(よくある)

ヒーターで程よく温まったアンダーシャツや厚手のセーターをきてその上に作業服(北欧の漁師達の作業服らしい。30年以上前のプレゼント。新しいのが欲しいくらい重宝してる。)を被る。さらにネックウォーマー、タイツにGパン、ネルの登山帽(紐付きなので風で飛ばされない)と身支度をして、作業手袋と小さいゴミ袋と剪定用鋏とスマホと頼まれていたリース蔓を数個持って外に出た。ビュー。北風がものすごく強い。

 徒歩約15分。何度か強風に前進を阻まれる。現地に着くと数名がすでに作業をされていた。今日は風が強いので草取りだけ30分するとのこと。この前まで小さな芽が転々と出てただけだったハコベやオオイヌノフグリの本葉が地面に這って花壇を覆い尽くしている。零れ種のノースポールの芽が負けそうだ。12月の作業で完熟牛糞(完熟してるので全く臭くない)を土にすき込んで馴染んでいてふかふかだから草引きはしやすい。ノースポールを避けてどんどん引いていく。私はこの無心の作業は大好き。けれども、今日は引いた草を風を避けて花壇のはじにまとめても飛ばされてしまうし土も舞っている。
 上の写真は、私たちが担当している花壇。日陰なので雑草は蔓延ってないから今日の作業場所からは外れてる。驚いているのは牛糞の威力。日当たりも悪く、まだ気温も低いのに、この花付き!私もベランダ用に牛糞の小袋を買った。
 今日はこれでおしまいと声がかかる。代表の方が譲ってもらったという鬼灯(ホオズキ)の種を分けてもらう。食用ホオズキっぽい。

 さあ、約束履行開始だ。解散後近くのドラッグストアで袋菓子を購入しようとしたら・・・がーん財布を忘れてる。クレカは持っていたのでなんとかなってコートを取りに行く。八百屋さんやパン屋さんはクレカは使えない。一旦帰宅する。一昨日の会議のレジュメが送られ来ていたので気づいたことを返信する。財布を持って商店街へ。さつまいもとグリンピースを買う。本当はこの寒風で干し芋を作りたかったけれど時間が無くなって断念。
 14時半にうちを出れば、約束の時間に材料を渡せる。けれど材料を眺めているうちに、別なアイデアが浮かんできて、こっちの方が断然いいような気がしてきた。慌てて新しい材料の用意もする。時計と睨めっこ。本屋さんのカフェで一仕事するためにタブレットも詰めて、サイフにPASMOに腕時計、スマホをバッグに入れる。これは、前日からできたはず。なんでしなかったんだろう。とよく思う。

 あ、着替え。そうだよ、作業服のままじゃん。作業着を脱いでズボンを履き替えて引き取ったコートをきて出発。早歩きで駅に着いたら、強風でダイヤが乱れてるとの放送。とまっている電車に乗ると程なく出発。準急だった。途中で乗り換えが必要。気が付いてよかった。ぼんやりだから、車内放送を聞き逃すことも多い。相互乗り入れになって、この辺りの駅は始発電車が増えたみたいで、乗り換えの駅では始発電車が待っていた。約束の間に合うのでホッとする。
 ホッとして思い出したが、私は正時の待ち合わせが苦手。8時待ち合わせね、というより、8時15分待ちあわせね、という方が気分が楽になる。なんでだろ。
あと、待ちあわせで遅刻した人にすごく冷たくする人が苦手。マウント取ったようにする人も。糸井重里さんがリハックの対談で言ってたけど、ほぼ日という会社は「遅刻した人を責めない」という暗黙のルールがあるんだって。
対談相手の後藤達也さんが「それで組織は緩まないですか?」とか聞いてた。後藤さんらしい感じがした。後藤さんは人を責めないかもしれないけれど、遅刻とか幼稚園から今日までしたことなさそう。それに応える糸井さんの答えはなるほどーと思うものだった。いや、ここには書かない。だって、どんだけ長くなるの、自分でも書き始めたらやめられないことに驚いてる。興に乗るとやめられない。これも約束が嫌いな遠因な気がしてきた。

 材料を渡したらあとは大丈夫。このあとは時間の約束ではない。今日中に行けばいいだけだし、隣の駅だし。店主さんが忘れてた小津夜景さんの本を渡してくれた。よかったー。ありがとう、イトマイさん。店主さんも小津夜景さん、いいねと言ってた。次に狙ってる本があるんだけど、それもすすめられた。わあ、一緒だーと、心で小躍りした。
 私語厳禁の奥のカフェでサクサク仕事をする。初めて紅茶を頼んだら、土物の急須と湯呑みだった。冷めずに最後まで飲めた。バスチーも初めてだったが美味しかった。

 次はバルだ。私が一番乗り。めっちゃシャイな店主さん。私もシャイなので、話は弾まない。でも居心地がいい。シャイだけど、私は図々しいのかも。図々しくしたいわけではないが空気を読めないので、図々しく見えるのではないか、と、私は私を長年観察してそう思っている。
 発泡ワインとブルーチーズを頼んでみる。風味のあるフランスパンのラスクとチーズとお酒が合う。発泡ワインのコルクを取っておいてもらうようお願いして帰る。

帰路、スーパーで真鯵とカラーピーマンを買う。南蛮漬けを食べたくなって。帰宅したら、すぐ南蛮漬けを作る。20分もあればできる。

さつまいも大2本、小3本 841円 グリンピース180円
パン 450円 小アジ12尾 322円 カラーピーマン 321円   

鯵のゼイゴはキッチン鋏で先っぽをチョンと切ると手で剥ける
内臓はエラをつまみながら腹にむけて引っ張ると簡単
口がヒョットコみたいに伸びるのがちょっと怖いけど。



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