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昨日までの僕が、僕を沈める

沈む、沈む、浮かび上がろうと、また沈む
昨日までの僕が、僕を沈める
こんなに静かな朝だというのに、変わろうと決心したのに
まだ同じ世界線にいる僕は、昨日までの「僕」にまた静かに沈まされる

口笛を吹いて新しい世界へ生まれ変わりたいと決意したけれど
すり減った僕の何かは息苦しいままだった
だから、「同じ道を歩こう」と僕の中の僕が言う
地に足をつけたはずだったけど、この浮遊感はなんだろう
まるで砂時計のようにこぼれ落ちていく僕の夢は
そこにあるのに掴めないような感覚に陥る

「それでいいんじゃない」って、僕を引きとめては沈める
憂鬱な雨模様は僕を引きとめて離さない
ここからまた頑張ろうと決意した僕を
安定という名の水槽へ引きずり込んでは沈めていく
しんどいからこの場所を離れるんじゃないんだ
決めたから離れるんだ

今日はまた雨模様で、僕の中の僕は笑うだろうか。
ほらやっぱり変われないじゃないかって、僕を笑うだろうから。
昨日までの僕よ、聞いてほしいんだ。
そう言った瞬間感じた違和感。雨は次第に強くなり、黒い雲となった。そうか、僕はずっと怖かったんだね。そんな時ははっきりと言っていいんだよ「孤独は嫌だ」って。

どうせ僕はなんて言わないで。そうじゃないんだ、一人になったのは怖かっただけ、たったそれだけだった。誰かと関わると怖いと思い込んで、一人になることをいつしか望んでしまってた。あのとき聞いた透明な歌声は、あの人の声だった。遠く沈んでいた僕にまで届いたあの声は、例えるなら小枝にとまって休んでいる鳥の歌声のように優しく儚く、息をひそめて聞かなくちゃ聞こえないほどの鼻歌なんだ。

その声を聴いて僕の人生の目的地は決まったんだ。きっと今しかないと思ってる。ちゃんと空を見上げて進むんだ「生きる意味をついに見つけた!」って。無限のループから脱出する手段なんだ。

僕はそれでも迷うだろうから、自分が見つけた道すらも迷ってしまうだろうから、昨日までの僕と「一緒に新しい道を探そう」って決意をしたんだ。
雨模様でたまった水槽で沈んで安定した人生を歩むよりも、僕の光となるあの声を追いかけたい。

あとがき
変化を好まない彼がある人をきっかけに変わりたいと願った詩です。
ある人とは、憧れの先輩かもしれないし、偶然見つけた新人Vチューバーかもしれない。地下アイドル、あの電車に乗っていた知らない人かもしれない。それは、息をひそめて聞かないと聞こえないほどの鼻歌を歌うあの人。よく目を凝らし、耳を澄ませないと聞き逃すほどの奇跡の出会い。

皆さんにもないですか?偶然見つけた人物がドンピシャだったとき。
この人のようになりたい、この人の為に頑張りたい、この人を全力で応援したい!そういう自分にドンピシャな人が現れて人生に色がつくような。

それでも、昨日までの僕は変化を嫌うのでしなくていいじゃないかって言ってきます。いつもの場所に身を沈めていれば傷つくことも何も起こらないじゃないかって。そんな過去の自分(無限のループ)から一歩進むためにあの声を追いかけるのです。

私のイメージでは、推し活でしょうか。人気グループではなくて新人歌い手とか、新人アイドル育成中的な( *´艸`)応援したくなる人を見てると頑張ってる姿に感化されたり、成長する姿を楽しみにしている自分がいたりして( *´艸`)

言葉の羅列から生まれるストーリー

無造作に無作為に言葉を羅列する
そのままの順番でストーリーを作る
今日はこの羅列↓↓↓

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