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【物語】時計の契約紹介
製作し始めてから2か月以上たちまして、やっと完成ました!
記念に動画作ってみました(*´ω`*)
物語りのご紹介
5歳の時、颯空はじいちゃんを亡くし、その深い悲しみに心を閉ざしていた。しかし、一冊の不思議な本と共に彼の人生は大きく変わり始める。過去の痛みと向き合いながら、彼らは時の本の秘密を解き明かすため奮闘する。物語の中で浮かび上がるのは、失われた家族への思い、過去への後悔、そして新たな希望。
時計の契約:第2章7時
7時:記憶の欠片
[颯空の世界]
じいちゃんが手招きしているのが見えた。光の粒子、幻想的な光、柔らかな雲、青々とした丘、穏やかな川の流れ、光と色彩の輝きに満ちた空間が広がっている。「待っていじいちゃん!!」必死にじいちゃんを追いかける。もうちょっとで届く、限りなく遠くまで手を伸ばした。その瞬間伸ばした腕は空中に浮かび、そのままソファーから転げ落ちた。「夢か。」と、腕を伸ばしたまま深いため息をつい
時計の契約:第2章5時
第2章:夢幻5時:深い夢の中へ
「遙、また夢をみたんか?頭痛いか?薬飲んでなかったやろ」どういうことかと思い、俺はゆっくり部屋を見渡した。リビングの部屋の隅に父さん、母さん、弟の時翔の写真が一枚ずつ並んでいた。そうか、俺は時翔と話す夢を見ていたんだ。家族は俺が5歳の時に事故で死んでしまった。断片的な記憶が蘇ってくる。家族で少し遠いところまで遊びに行った帰りだった。俺は寝ていたから何があったのか分
見えない彼女と見える僕
僕は僕で生きる世界があって
この世界に流れる風は、どこまでも冷たい
幾千の星々は、そんな僕にも笑いかけ
でもやっぱり、朝になれば泡のように消えていく
そこら中を見えないモノたちが潜んでいて
願い事を託す、彼らにはこの世が
まるで穴が開いた空のように映っているんだろうか
嫉妬と焦りと闇が漂う世界に何を望むだろうか
冷たい空に見える君を、僕はどうすることもできなくて
海が見える踏切で一人考えてしま