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物語×アクセサリー* 人生の儚さ/生き方/葛藤/美しさ/ 生きるということをテーマに詩…

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物語×アクセサリー* 人生の儚さ/生き方/葛藤/美しさ/ 生きるということをテーマに詩や物語を毎日配信中! 言葉と紡ぐ/人生を繋ぐ https://www.creema.jp/c/sainoaccessory 2024.2.27~

マガジン

  • 時計の契約(コントラクト)

    5歳の時、颯空(そら)はじいちゃんを亡くし、その深い悲しみに心を閉ざしていた。しかし、一冊の不思議な本と共に彼の人生は大きく変わり始める。 失われた家族への思い、過去への後悔、そして新たな希望。自分たちの心の闇と向き合いながら、真の強さを見つけ出す。 「時の本と悪魔」——過去と未来を繋ぐ、心の冒険が今始まる。

  • 物語りになる前の短い詩

    短い物語りを構成する前の短い詩を集めました。ちょこっとダークな気分に浸りたいとき。ただよみたいだけのとき。素敵だなってちょっと思う時間をお探しでしたらぜひ一度読んでみてください。休憩時間、隙間時間、あなたの心を少し満たせるような詩をまとめてみました

  • 恋の形

    実る恋  実らない恋 交わる恋  交わらない恋 どの恋も正解はなくて どれも素晴らしい ちょっと人にやさしくできないとき 読んでもらいたいお話しまとめてみました

  • 明日も頑張ろ

    大丈夫 あなたは素晴らしい 明日が遠く感じるあなたへ

  • どうか神様 生きる力をください

    生きるってなんだっけ。そう思ってる全あなたへ。 そうだねって言える場所、ここにもありますよ*

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第3章:螺旋の果て10時:闇と光の螺旋 「・・・兄さんは、悪魔を信じる?」一体急に何を言っているんだ? 「悪魔って、ゲームや本に出てくるあの悪魔のこと?」何か知って…

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第1章:始まり0時:記念日の微笑み 「ハッピーバースデー、颯空!!」 今日は俺の誕生日で、じいちゃんの命日でもある5月5日だ。家族そろって毎年誕生日会と、じいちゃ…

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探し物が見つからない。どこを探しても見つからない。 もう、探しているものが本当にあったのかもわからないけど。 探し物を探す。 尖った心は誰も近づけさせず、人の話を…

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【物語】時計の契約紹介

【物語】時計の契約紹介

製作し始めてから2か月以上たちまして、やっと完成ました!
記念に動画作ってみました(*´ω`*)

物語りのご紹介
5歳の時、颯空はじいちゃんを亡くし、その深い悲しみに心を閉ざしていた。しかし、一冊の不思議な本と共に彼の人生は大きく変わり始める。過去の痛みと向き合いながら、彼らは時の本の秘密を解き明かすため奮闘する。物語の中で浮かび上がるのは、失われた家族への思い、過去への後悔、そして新たな希望。

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時計の契約:第3章10時

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第3章:螺旋の果て10時:闇と光の螺旋

「・・・兄さんは、悪魔を信じる?」一体急に何を言っているんだ?
「悪魔って、ゲームや本に出てくるあの悪魔のこと?」何か知っているような気がするが思い出せない。
俺はさっき見た夢のことを伝える。じいちゃんが手招きをして時計の表紙の本を開かせ、本が光輝いたという夢のことを話した。黙って聞いていた時翔だったが驚きと困惑の表情を浮かべている。そういえば、夢の最後に

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時計の契約:第2章9時

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9時:時の迷宮

[颯空の世界]
「じいちゃん、じいちゃん、待って」俺は手招きするじいちゃんに向かって駆け寄った。ここは一体どこだろうか。
幻想的な空間が広がり、まるで天国のような居心地の良さが漂っている。青く透き通った空が広がり、優しい風が心地よく吹き抜ける。夢か現実か、そんなことを考える余裕もないほど、この不思議な場所に心を奪われている。柔らかな風が心地よく、体が浄化されているように風が全身を

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時計の契約:第2章8時

時計の契約:第2章8時

8時:記憶の迷路

机に向かってえらく分厚い本を静かに読む時翔の背中を時折見ながら、俺はベッドでゲームをしていた。中学一年生になった時翔は背が伸びて、スラっとした手足と母さん譲りの色の白さ、あまり感情を出さないところは父さんにそっくりだ。俺は時翔の部屋でのんびりとゲームに興じていた。時翔は相変わらず分厚い本に集中してたが、ちらっとこっちを見ているように感じた。その視線は何かを窺うようだった。
「兄

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時計の契約:第2章7時

時計の契約:第2章7時

7時:記憶の欠片

[颯空の世界]
じいちゃんが手招きしているのが見えた。光の粒子、幻想的な光、柔らかな雲、青々とした丘、穏やかな川の流れ、光と色彩の輝きに満ちた空間が広がっている。「待っていじいちゃん!!」必死にじいちゃんを追いかける。もうちょっとで届く、限りなく遠くまで手を伸ばした。その瞬間伸ばした腕は空中に浮かび、そのままソファーから転げ落ちた。「夢か。」と、腕を伸ばしたまま深いため息をつい

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時計の契約:第2章6時

時計の契約:第2章6時

6時:時の幻影

意識が徐々に夢の世界へと引きずられていった。夢と現実のはざまを行き来しているさなか、部屋の空気が一瞬変わったように感じた。心臓が急速に鼓動し始め、何かが俺の回りを静かに、重く漂っている気配を感じた。そして再び、あの不気味な声が聞こえてきた。

「そ、ー、、ぉ、、ら、ー、、ぁ、、、」

ギュッと目をつぶり、声を無視しようとした。俺には聞こえなていないかのように、だがその存在感は

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時計の契約:第2章5時

時計の契約:第2章5時

第2章:夢幻5時:深い夢の中へ

「遙、また夢をみたんか?頭痛いか?薬飲んでなかったやろ」どういうことかと思い、俺はゆっくり部屋を見渡した。リビングの部屋の隅に父さん、母さん、弟の時翔の写真が一枚ずつ並んでいた。そうか、俺は時翔と話す夢を見ていたんだ。家族は俺が5歳の時に事故で死んでしまった。断片的な記憶が蘇ってくる。家族で少し遠いところまで遊びに行った帰りだった。俺は寝ていたから何があったのか分

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時計の契約:第1章4時

時計の契約:第1章4時

4時:目覚めの朝

[遙の世界]
眩しい光とともに、遠くから優しい声が響き渡る。
「はるー、はるー」朝日が眩しくまるで天使に包まれているような光が降り注いでいる。その声は親しみや安らぎをもたらすような声だった。だが、俺の心にはまだ不穏な感覚が漂っている。その声の正体を知りたいが、混乱と不安がまるで殻の中に閉じ込めるように瞼を覆う。ここはどこなんだ、と不安と恐怖の感情が交互に揺さぶって来る。

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時計の契約:第1章3時

時計の契約:第1章3時

3時:悪魔の涙

太く低い、耳にまとわりつく、悪魔の途切れ途切れの声が部屋に響く。
「いただ、きまー、、、すぅ」獣のように額から突き出た大きな角と、悪魔の鋭い眼光は、まるでこの世に怖いものなんてないかのように瞬きもせずただまっすぐに見つめている。俺を喰らっているのが感覚で分かった。俺は食べられている。でも不思議とどこも痛くなかった。悪魔と目が合っているが俺を見ていない、何を見ているんだお前は・・・

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時計の契約:第1章2時

時計の契約:第1章2時

2時:記憶の闇

どのくらいたったのだろうか。自分のベッドに横になっていた。やっと落ち着いてきた俺は、ベッドに座りなおし、ベッドボードに置いてある写真を手に取った。5歳の誕生日に皆で撮った写真だ。父さん、母さん、時翔、そしてじいちゃん。この日の記憶だけ切り取られたようにすっぽりと抜けている。何度思い出そうとしても霧がかかったように思い出せない。ただあるのは、あの日じいちゃんが亡くなったという事実だ

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時計の契約:第1章1時

時計の契約:第1章1時

1時:兄弟の記憶

「兄さん、5歳の誕生日のことを覚えてる?」急な質問に驚いた。あの日のことを家族は誰も話したがらないから。あの日は俺の誕生日を祝っていた。その最中にじいちゃんが心臓発作で亡くなった。あの日どうしてそうなったのかいつも思い出そうとするが、なぜかその記憶だけが切り取られたように思い出せなかった。
「全然思い出せないな」そう答えると、時翔はゲームの手を止めてこっちを向いて話しかけてきた

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時計の契約:第1章0時

時計の契約:第1章0時

第1章:始まり0時:記念日の微笑み

「ハッピーバースデー、颯空!!」
今日は俺の誕生日で、じいちゃんの命日でもある5月5日だ。家族そろって毎年誕生日会と、じいちゃんを偲ぶ大切な日だ。リビングの隅には小さな木製の台の上に笑っているじいちゃんの写真が飾ってある。いつもここから見守ってくれている、この存在が家族の心をほんのりとあたたかくしているんだ。弟の時翔はまだ3歳だったからじいちゃんのことはあまり

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見えない彼女と見える僕

見えない彼女と見える僕

僕は僕で生きる世界があって
この世界に流れる風は、どこまでも冷たい
幾千の星々は、そんな僕にも笑いかけ
でもやっぱり、朝になれば泡のように消えていく

そこら中を見えないモノたちが潜んでいて
願い事を託す、彼らにはこの世が
まるで穴が開いた空のように映っているんだろうか
嫉妬と焦りと闇が漂う世界に何を望むだろうか

冷たい空に見える君を、僕はどうすることもできなくて
海が見える踏切で一人考えてしま

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呼吸法

呼吸法

ちょっとすみませんが
肺呼吸の仕方を教えてくれませんか
気になる人が病んでしまって様子を見に行きたいのです
さすれば、私は自由に行き来が出来るのです

それならば僕に
エラ呼吸の仕方を伝授してもらえませんか
肺呼吸をしててもこの頃息がしづらいのです、せめて
僕は水中で生と死を感じることをしたいのです

あとがき
しんどくなったら、
エラ呼吸に変えて
静かに水中に漂いたい

境界の詩

境界の詩

何に囚われているんだい
そこにあるのは
虚像か
残像か

慈しみ崇めるものは
どこにあるのか
写像か
捏造か

誰の信者で何を信仰し
何者になりたいのか
辛抱か
野望か

あとがき
我々が日常的に直面する現実と虚像の間の闘い
自己と他者の間にある境界線
誰でありたいのか、何を信じるのかを問い続けその中で、辛抱と野望の間で揺れ動く心情を表現しました

探し物と碧い空

探し物と碧い空

探し物が見つからない。どこを探しても見つからない。
もう、探しているものが本当にあったのかもわからないけど。
探し物を探す。
尖った心は誰も近づけさせず、人の話を片っ端から
「そうなんでしょ」って切っていったら
冷たくて、寂しくて、苦しい場所から抜け出せなくなった。

家まで送ってくれた先輩は私に夢を見させてくれたが
結局それは、先輩にとって苦しみしかないんじゃないかなと思う。

ある日、先輩は絵

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