見出し画像

感覚の違いは人間を鍛える。

■ベトナムのメッセージアプリ最大手『Zalo』。
・最近のNEWS(2024年1月24日付)、「ベトナムのメッセージアプリ最大手『ザロ(Zalo)』は、軟調相場の影響で米国IPOの申請取止め延期を決定した」。
・地場総合インターネットメディア運営会社VNGコーポレーション(VNG)は「ベトナムZalo(VNZ)の持ち株会社で、ケイマン諸島に拠点を置くVNGリミテッドは昨年8月末、米国証券取引委員会(SEC)にIPOの申請書類を提出していが申請から1か月後に軟調相場の影響でIPOを延期した」。
・VNGの最高経営責任者は「現時点では米国でIPOを行わず、将来的に再申請の可能性がある」事を示した。

■ベトナム国民75%が利用する。
・日本で言う『LINE』と同じような位置づけ、機能を持つ『Zalo』はベトナム最大のモバイル無料通話・メッセージアプリであり、モバイル決済『Zalo Pay』、情報サイト『Z news』、ミュージックアプリ『Zing MP3』、オンラインゲームサイト等を展開する。
・「2023年、常連ユーザー7500万人、ベトナム全国人口の75%が『Zalo』を利用している計算」等のデータもある。
・とにかく、多くのベトナム人は公私共に利用し、メッセージ、電話、ビデオコールのやり取りはほぼ同アプリで行われ、会社のベトナム人は仕事でもファイル送受信、仲良しグループ、関連部署を束ねたグループ等を作り『Zalo』上でコミュニケーションを取っている。

■ビジネスシーンでも『Zalo』大活躍。
・余談、『LINE』で仕事のメッセージやファイルを管理するというイメージが全くないのと同様で、私は仕事でパソコンを利用し、整理がし易く、また慣れているため、メッセージ送受信、ファイル等のやり取りもメールで完結したい。しかし、そんな思いとは裏腹にベトナムで仕事をしていると「あっ、例のファイルは『Zalo』で送っておきました」とベトナム人はカジュアルに言ってくれる。
・パソコンでも利用できるのだが、私にとって『Zalo』はプライベートで使用しているだけなので、私のパソコンにインストールしておらず、スマホから『Zalo』を開いて、そのデータをメールで私のパソコンに転送する、その後漸く私のパソコンでファイルを確認する、という非常に無駄な作業が耐えられないので、出来る限りメールで送るよう彼らには伝えている。
・特に急ぎの内容だと、彼らはメールを立上げるよりも同アプリの方が素早く対応できるようなので、「急ぎなのでファイルは『Zalo』に送りました、ご確認ください!」と元気に私を急かす。「あのなぁ~(私の心の声)」。
・時には「例の件、送ったので確認してください」と言われ待てど暮らせどメールは届かず、本人に問い合わせると「Zaloに送ってますよ」とまたカジュアルに返してくれるのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?