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感情や思考を追いかけないで戻ってくる

昨日の朝のクラスでは【戻ってくること】をテーマに。

今週は桜満開! の東京では雨降りな日々が続いております☔。桜を見ると自然の儚さに気づくけれど、こんなにも追い打ちをかけなくてもいいのに。と、この日も朝は雨が降っていました。

 マインドフルネスの練習では、思考や感情に対して、追いかけたり、抑え込むことなく、そのままにしておく練習をします。私たちはなかなか、ただそこにいることはできません。雨が降っては「桜が散ってしまう!」と考えたり、「洗濯物が外に出したままだ!」と不安になったり。外を歩いていても頭の中は家の中や違うどこかへと瞬く間にいなくなってしまいます。

身体はここにあるけど、頭の中はどこかへ行っている。

これは心と体がずれているということ。ピントの合っていないカメラのようです。

常日頃、これらを繰り返していると、ものごとをありのままに見えないまま、自分の考え方の癖、概念に固執してしまい、自分で自分の殻をつくって閉じこもってしまうことに。それにさえ気が付つのには時間がかかります。

じゃあどうしたら広やかに、ピントを合わせてありのままに見れるのか?

その為に瞑想では、「思考や感情が浮かんでも、それを追わずに呼吸に戻る」という練習をします。
思考や感情を無くすことがやりたいことではありません。
無くすこともせず、解決しようともせず、評価判断も加えないことで、思考を単なる思考だと認識することです。

そうすることで、思考は長くは続かないことがわかってきます。


いつも思考を追いかけては大きく重たくしている私たち。
この癖が自分の視野や行動を制限してしまいます。

追いかけず、手放して、呼吸にもどる。このシンプルな練習が日常生活でもだんだんと支えになってきます。


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