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思考や感情に夢中にならない

 自分の思考や感情が頭の中から離れない。常にぐるぐる回って困っているということはありませんか?不安なこと、心配事、何か失敗をした、などのトラブルがあったとき。悩み事や、好きすぎてどうしよう!でもなんでも、これは頭の中のおしゃべりに囚われている状態。できたら早く解決してスッキリしたいし、できれば見ないでおきたい!と別のことに手を付けることもできますがそれでは何度も同じことの繰り返し。
いずれは自分の癖と直に向き合うことをしなければいけません。
それが私たちの行っているマインドフルネスの練習です。ではどのように思考や感情にアプローチをしたら良いのでしょうか?

不安や心配事が頭から離れない

練習のステップは、思考や感情が現れたら、「思考」とラベルを貼って評価判断せずに手放して呼吸にもどること。
これは私たちの頭の中の散漫な状態から抜け出し、落ち着いた広やかな空間を維持するために行います。

頭の中のおしゃべりでいっぱいになっている時は目の前で起こっていることすらわからないもの。気を取られているので、目の前の人の話も断片的にしか聞けていない状態。
デイビットは「頭の中にはいくつもの映画館がある」とおっしゃっていました。頭の中の映画に夢中になって、目の前のことはわからない。
身体はそこにいても、心は頭の中とおしゃべりしています。ちゃんと聞いているようで、実は自分の都合のいいようにしか聞けていないことがほとんどだったりします。

だから私たちはそれに気が付いたら、まずはそこから抜け出して、焦点を今に戻すために呼吸に戻ります。頭の中の世界と、実際に今いる世界の違いがきっと感じられるはずです。

思考や感情もあるがままに受け止める

私たちの練習は頭の中のおしゃべりに気が付いたら、評価判断を加えずに単なる思考と認識します。おしゃべりに対して、お友達との飲み会のように、いいねいいね!とか、それは違うよ!とか、過剰に反応しないこと。更に、聞きたくもない!と耳をふさいだり見ないようにすることもしません。
一緒に騒ぎ立てることなく、ただ単純に受け止めて、そしてそれを認識したら手放します。

そもそも思考や感情は「長くは続かない」ものです。浮かんでは消え、また浮かんでは消える炭酸水の泡のようなもの。
それに夢中にならなければ、それらは自然と消えて落ち着いていきます。でも私たちはそれを捕まえては握りしめていたり、そしてそれに怯えてしまうことも。でも落ち着いてちゃんとよく見ることができれば、そんなに怯える必要もなかったり、過剰に反応しなくてもいいものです。

でもこれは練習しないとなかなか、、頭でわかっても身体では分からない。つまり!練習するしかないのです(笑)

自分の思考や感情と上手く関われる

 メディテーションは気分転換や現実逃避に使うものではありません。知らなかった自分を見る機会がたくさんあります。夢中でいたら気が付きもしなかったことがたくさんあります。そんな自分を否定することなく、肯定することもなくよくみて、そして関わる力がつくと、日々の日常生活でも自分の思考や感情に振り回せることなく、過剰に反応することなく心の落ち着きさを自分で取り戻す力がついてきます。

地道なトレーニングですが、練習仲間もたくさんいます✨
是非一緒に座ってみませんか^^?

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