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【入社者インタビュー】世界銀行からサグリのCFOとして入社した石坪さんにインタビューしました!

採用担当の山本です。
本日は2月からCFOとして入社した石坪さんにインタビューを実施しました。
金融機関・コンサルを渡り歩き、海外経験豊富でサグリの海外事業でも活躍されています。
柔和なお人柄で、金融・コンサルのイメージとは少し違う石坪さんがスタートアップ企業であるサグリを選んだ理由とは?

是非ご一読ください!

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ビジネスマンとしてのフィールドを広げるため海外へ

まずはキャリアを教えてください。新卒ではどこに就職されましたか?

新卒では三井住友銀行に入行しました。

当時は海外に行きたい思いがあり、ちょうどその年に三井住友銀行がグローバルコースの募集を始めていて、3年目から海外確約の採用枠だったため、これに受かれば願いが叶うと思い、選びました。
実は海外には行ったことがなかったのですが、ビジネスの世界においては、日本でしかビジネスができないか、海外でもビジネスができるかが大切なのではないかと思い、できるだけ早く行きたいと考えていました。

同じ仕事でも、海外で経験を積むということは、英語はもちろん、海外の人と一緒に働けるという点で、自分にできることやビジネスマンとして活躍できるフィールドを広げられると思い、若いうちに海外に行ける機会のある会社は魅力に感じましたね。

実際に入行されてから海外で勤務されていたんですか?

2年間国内の営業部署で働いた後、NYに行きました。
最初は、現地の同僚との会話で、「英語ってこんなわからないんだ」という感想でした。
同僚が何を言っているかわからないという状況は、普通に日本ではたらいていたらありえませんよね。
これは困ったなーと思いつつ、楽観的になんとかなるだろう!と思っていましたし、仕事で頑張ってることは言葉が通じなくても同僚に伝わっていたと思います。

現地での最初の仕事は、2年間のトレーニーの扱いで、審査部・プロジェクトファイナンス・LBOで経験を積みました。
日本と同じ業務でも、マーケットが全く違うので日本の金融商品とは違う、自分の知らない世界だと感じました。当然ですが、三井住友銀行は日本では大手ですがアメリカでは最大手ではないので、戦い方も違うのだなと。
同じ会社だけど、全然違う感覚で、それまでドメスティックに生きていた自分には新鮮でした。

現地には日本企業なので当然日本人チームもありますが、現地採用のメンバーのみのチームに入れてもらいました。
性格的には、自分とバックグラウンドの異なる人との人間関係は苦手ではないですし、結果的に友達もできました。

ちゃんと仕事をしていたので、周りも自分のことを認めてくれていましたし、働きやすい環境がつくれていました。コミュニケーションでは、ストレートに自分の考えを伝えることは大切にしています。これはずっと変わらないと思います。結果として英語もかなり上達しました。

買収した会社への出向をきっかけにコンサルティング会社へ転職、その後、国際機関へ

NYのあとはどのような仕事をされていましたか?

その後はシカゴで会社が買収したリース会社に管理業務で出向しました。
実はその買収先の事業は上手くいっていませんでした。
当然、会社を買収するときに正確な内情を知ることや正確な評価をすることが難しいことはわかっているのですが、なぜ買収したんだろうと思いました。

管理の立場で出向していたので、自分で営業出来るわけでもなく、うまくいっていないのを見守るしかなかったですね。
ただ、自分がもし買収担当でも問題に気づけたかというと、おそらく気づけなかったと思い、デューデリジェンスに興味を持ちました。

デューデリジェンスを学ぶためにPwC社へ転職されたんですね。

コンサルとして1~2ヵ月かけて事業性評価を行いました。
2年ほど在籍し、7~8件ほどのプロジェクトを担当しました。
市場・競争環境、強み、弱みなどを調査し、数字に落とすのですが、勘所もわかってきたところで、毎回「レポート提出」が仕事のゴールであることに、少し飽きて来てしまい、転職を考えました。

ひと通りの経験を経て転職を考えられたんですね。

PwCはあまり英語は使う機会がなく、国内案件が中心でした。
そのときにたまたま世界銀行グループのIFCの求人を見つけました。過去にプロジェクトファイナンスやっていたころ名前はよく見る国際機関でしたが、日本人採用をしていることは知らず、興味を持って応募をしました。
世界銀行グループのIFCは新興国の投融資案件を行っています。

例えば、アフリカの農業プロジェクト向け融資、モンゴルの金融機関への融資、ベトナムの木材工場への出資案件、エジプトの養鶏事業への融資などです。
ただ、組織が大きい分、自分が努力しても組織に与える影響は少ないですし、社会への貢献にあまり繋がっていないのではという感覚がいつもありました。

社会人経験も10年以上になり、自分が頑張ったら、会社がよくなる感覚を持って働ける会社はどこだろうと考えました。
大企業に転職しても今と同じようなポジションだろうと感じ、それなら若い会社に入れば成長するかも、と思い、スタートアップをみてみよう!とCFOポジションなどでいくつか会社受けていました。

他社の選考の準備で偶然見つけたサグリに応募。

サグリとの出会いはいかがでしたか?

実は、他社の選考の準備をしている中でたまたまサグリに出会いました。
応募していたスタートアップ企業の選考で、会社のピッチを作るという課題があり、そのスライドの中のひとつの「資金をどう集めるか」というページで、社会課題に向き合っているというブランドがあると資金が集まりやすいという内容の資料をつくっていた時に、他社事例を調べている中でサグリをみつけました。

そこで、サグリが何やっているか調べてみたところ、途上国での農業分野の支援につながる事業をやっていることや、ちょうどCFOを募集している求人を見て「あれ、こっちの方がいいんじゃない?」と思い、応募しました。
選考では、永田さん・坂本さん・坪井さんとお話し、自分が今まで受けてきた面接よりもフラットにコミュニケーションできることが印象的でした。
「今、事業がこうなんですよね」とお話いただき、自分も知見のある部分があるので「こうなんじゃないか」と提案すると「そうですよね!」と同意いただいたり。このようなやりとりは入社してからも変わらないです。

これまで受けた金融やコンサルの採用プロセスはテクニカルな部分での確認が多かったので、「一緒にがんばろう」という思いを持てるかを重視した採用の仕方も熱いな!と思いました。

坪井さんと飲みにいったときには、熱意があるからこそ会社を延ばしたいのだという思いがひしひし伝わり、まだ入社していない人に対する話で、この温度感でお話いただけていることに胸を打たれました。

サグリの業務の魅力はさまざまなチームと協業できること

サグリが初めての事業会社なんですね。

そう言われるとはじめての事業会社ですね。
頭の使い方は変えてないので、自分の仕事のやり方でこれが違う、というのは明確にはないです。

面白いなと思うのは、社内にいろんな専門性や役割を持ったチームがあり、協業できることです。金融やコンサルは他の部署にも自分と同じ職種の人が在籍していますが、サグリではカーボンクレジットの事業でも、現場でニーズを掴むチームがいたり、R&Dやエンジニアのチームがいたりといろんなバックグラウンドを持っていて、これは楽しい、合っているなと思っています。
技術面は特にわからないことも多いですし、勉強はしなきゃいけないと思いますが、エンジニアに聞いてしまった方がはやいことも多いですし、考えていても事業が物事は進むので、気軽にサッと聞ける環境があるのは有難いと感じています。
スムーズにオンボーディングできたと思いますし、自分ひとりで仕事をするわけではないので頼れるのは心強いです。

より主体的に事業を見ることで、CFOとして投資家に事業の魅力を伝えられ、よい資金調達に。

今は何に取り組んでいますか?

海外におけるカーボンクレジット等の事業開発や資金調達周り、事業計画の策定に取り組んでいます。
海外事業を全般的に見ていますが、事業側にも関わっていることが資金調達や事業計画の策定などCFO業務でプラスになっていますね。
国内の公共事業のことは、統括されている益田さんに聞くことで理解できますし、海外事業のことは自分で考える部分も大きいので、事業計画は立てやすいですし、事業を説明できることは投資家に対しても意味があると思います。
投資家にサグリの事業がいかに素晴らしいか説明するのもCFOの役割だと考えていて、事業のこと聞かれた時に自分で説明できることが多いと投資家からも信頼されると思います。事業の中身までわかって話ができることがよい資金調達につながるのではないかと。

社会の課題を解決したいという方とぜひ一緒に働きたい!

今後やりたいことはありますか。

まずはとにかく会社を成長させたいですね。サグリはビジョン・ミッションは明確にあって、実現できれば社会課題を解決できることは間違いないと思っています。

担当している資金調達も、事業がグロースすればおのずと投資家の方も応援してくれると思いますし、結果として世界中で農業を担っている人々に貢献できるのではないかと思います。
事業をどうやってマネタイズするか考えるのもも自分のミッションの一つでずっと頭にありますね。

ずっと考えても「これでOK」とはならないので考え続けることが大事だと思います。ちゃんと実現したいですね。

最後にサグリへの応募を考えている人にひとことお願いします!

やはり、社会課題に貢献したい人は是非応募してほしいですね。一人ひとりの貢献度が会社に大きく影響し、それが社会課題への貢献にも影響すると思います。
私も社会課題を解決したいと思っていますし、同じ思いを持って、一緒に働ける人を増やしたいです!

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