逆に対ロッテ戦上沢直之の全8勝を振り返ろうぜ

上沢直之選手(元・北海道日本ハムファイターズ)についてちょっと深く調べたところ、大変なことが分かってしまいました。

なんと、上沢選手、対ロッテ戦の累計成績は27試合8勝15敗でした。

……15敗もしているのはそこまで問題じゃないんですよ。敗北数だけなら、実は対ソフトバンク戦でも14敗くらいしていたので(数ヶ月前に全球団勝敗数調べてたけど当時のメモ紛失しちまったorz)。
8勝って……。対ソフトバンク戦でも確かもっと勝ってたぞ。対オリックス戦なんかあの無敗期間記録5年くらい継続している間だけでも12勝もしてるんだぞ!!!そっちはそっちでだいぶおかしいんですけどね……。

しかし!そうとは言っても、対ロッテ戦で今まで勝てた8試合は語りたくなるほどの好試合が多かったのもまた事実なのです。

じゃあ語ってみよう!!!


2014年7月30日 F 6-2 M

もはや今となっては昔話の領域に片足突っ込んでいる2014年。上沢選手が一軍公式戦デビューを果たした2014年。この日、プロ初の対ロッテ戦勝利投手となった試合がこれです。
この日の上沢選手は、7回4被安打2与四死球5奪三振2失点(自責2)と、高卒3年目かつ一軍デビューイヤーとしてはかなり上々の成績を残しました。
ところでこの試合、10年前なだけあって思わず「ん!?」となってしまう要素が随所に散りばめられています。球場名がQVCマリンフィールドだったり、あの今江選手やデスパイネ選手がまだロッテに所属していたり……。

2015年5月2日 F 14-2 M

対オリックス戦・対ロッテ戦以外の他試合は未検証ですが、恐らく上沢選手が登板した一軍公式戦で最も援護を貰えたであろう試合です。
上沢選手はこの日8回2失点(自責2)の好成績を残しました。そして、ロッテは先発投手である藤岡選手(後に一時期日ハムへ在籍することとなるあの藤岡選手です)が3回8失点(自責8)、その後も後続の投手が失点を重ね、結局上沢選手が降板するまで(8回裏終了時点)に13失点もしてしまいました。他球団ファンながら、こりゃひでぇよ……。

2015年7月7日 F 6-3 M

読者の皆様、きっと年を見て「え、上沢って対ロッテ戦で同年に2回以上勝ったことあるの?」と驚いたことでしょう。私もです。
この日の成績は6.2回3失点(自責3)でした。
そして、打線は先発全員安打を達成するなど、計16安打3四死球の猛攻で6点をもぎ取りました。……逆にこんなに出塁して6点だけ?と思わないこともないですが、気にしないことにしましょう。

2017年7月2日 F 8-3 M

㊗️㊗️㊗️上沢選手、726日ぶり勝利投手㊗️㊗️㊗️

そう、この日は上沢選手が前回のロッテ戦で勝利投手になって以来、2016年の右肘手術を経て、非常に久しぶりに勝利投手となった試合なのです。
成績は6回1失点(自責1)。上沢選手としてはややまずまずといった成績です。
2017年度シーズンは、この勝利を機に一軍の先発ローテーションに名を連ねることとなりました。あの後援護のなさが酷すぎて11試合登板して3勝しかできなかったんですけどね……。

2017年7月26日 M 2-4 F

帯広最高〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!(ヒーローインタビューにて。矢野選手と共に)

この日の成績は7回2失点(自責2)です。打線が7回裏に2得点して逆転するまで負けていたので、実は敗戦投手の可能性すらありましたが。
相手先発投手が唐川選手なのいいね!同郷千葉県!上沢選手は大昔、唐川選手を尊敬していましたし!(あまりにも大昔の話すぎてネット上から信頼できる情報源が消えてしまいました)
そしてこの試合が、北海道日本ハムファイターズの北海道移転後1000勝目の試合となりました。めでたいめでたい。
ちなみにこの1000勝目、球団公式がかなり前からカウントダウンを囃し立てていましたが、あまりにも勝てなさすぎてカウントが全然進んでいませんでした。そして、2017年7月は4勝(3上沢1宮西)18敗という、何気に勝率があの2019年8月すら下回る惨状でした。
当時、「上沢しか勝たん!(そのまんまの意味)」と思っていたファンも多かったのではないでしょうか。

2018年5月23日 F 2-0 M

この全8勝の中でも屈指の神試合でした。
というのも、この試合で、上沢選手が完封勝利したからです。(ついでに、前回登板でも完封勝利したので2試合連続完封を達成しました)
成績は8回無失点(雨天コールドにより8回裏終了後に試合終了)。
雨天コールド。そう、この雨が試合終盤では凄まじいことになっていました。8回裏に至っては、大雨のあまり上沢選手の身に手を拭けるものがなくなっていたので、途中で吉井投手コーチ(当時)がタオルを持って来たほどでした。そんなどしゃ降りの中よく8回裏を無失点で抑えられたもんだな……と、今でもハイライト動画を見て感心してしまいます。本当に凄まじい雨だったので、読者の皆様も是非一度ハイライト動画を確認してみて欲しいな、と思います。

2019年4月12日 M 1-4 F

この日の成績は7回1失点(自責1)でした。
また、秋吉選手が移籍後初&自身3年ぶりのセーブを記録しました。

……この試合について他に語れることは特にありません。

2022年9月13日 F 11-3 M

2022年!?!?!?と驚いた読者の方もいらっしゃると思います。私もです。
実に3年ぶりの対ロッテ戦での勝利投手でした。前回の勝利からこの試合までの間に9連敗を喰らっていました。対オリックス戦12連勝といい、この選手は時折どこか極端な何かを残していきますね。
この日の成績は7回3失点(自責3)でした。



……終わりです!!!もう他に対ロッテ戦で上沢選手が勝利投手になれた試合はありません!!!
正直、対オリックス戦上沢選手振り返り記事よりは楽に書けました。これにて当記事を締めさせていただきます。

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