GO! コン、そしてアジフライ
「なあ。GO! コン、来てくれね? ひとり急に来れなくなっちゃって。明日なんだけどさ」
あれは大学時代、確か2回生の秋のことだった。ドイツ語のクラスが一緒だったことから緩い交流のできた友人に、誘われたのだ。GO! コンに(もちろんその時はその音を『合コン』と脳内で変換して聞いていたわけだけれど)。
僕はその頃恥ずかしながらまだ合コンやら女性との飲み会やらに参加したことのなかった純朴な田舎出身の青年で、こんな機会でもなければ、という思いから割とすぐに首を縦に振ったように記憶して