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【妊娠生活】妊娠後期⑤

親と別れ、わたしは看護婦さんに車いすで
ハイリスク妊婦、出産を控えている妊婦、
出産を終えた方が入院している場所へ移動
しました。

この時から、わたしは出産を終えるまで、病院
から一歩も出ることが許されませんでした。

重症なんだ。
なんで、こんなことになってしまったんだろう。
あの時仕事を休んでいたら、こんなことに
ならなかったのかな?
あの時きちんとご飯を食べれていたら、
こんなことにならなかったのかな?

と、こうしたらハイリスク妊婦にならなかったの
かな?という理由探しばかりしていました。

次第に涙が出てきて、車いすで運ばれながら
大泣きしてしまいました。

看護婦さんが優しい声をかけてくれましたが、
まったく心に響きませんでした。

これからわたしが生活するのは、4人部屋にある
1つのベットスペース。

看護婦さんからご飯が運ばれてくる時間、
シャワールームの使用時間、コインラン
ドリーの使用方法、館内案内など、いろいろと
説明を受けました。

話しを聞いていましたが、正直ショックの
あまり頭に話が入ってこない...。

だいたいの事は、入院のしおりに記載されて
いると聞いていたので、少し落ち着いてから
読むことに...。

一度落ち着くために、ベットに横になり窓の
外をみながら深呼吸をしました。

はぁ...なんでこんなことになってしまったん
だろう。なにがいけなかったんだろう...。

そんなことがずっと頭の中をぐるぐる...。

まず先に親に入院に必要なものをリストアップし
持って来てもらうようにお願いの連絡を入れ、
その後、夫に連絡をしました。

ごめん...。
今日から入院になった...。
お腹の子やわたしの体調とか、何かあり次第
連絡するね。

と連絡をしました。

夫からの返事は、

えええええ!?!?
入院!?!?

わたしと同じ反応。

かなり心配症の夫なので、心の中ではものすごい
恐怖と不安があったと思います。

【妊娠生活】妊娠後期⑥へつづきます。

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