感謝感激ゴールデンウィーク、憧れのアルビノ蛇と巨大な疲れ
GWの最終日、夫とふたりで祐天寺駅の「オレンジパーラー」というお店を借りて、フリマ&息子が撮った写真を展示しました。
夫の友人のお店なのですが、開催の約1週間前にお話をして、急遽借りられるようになって……、こんなに急だったらお客さんも来れないかもよ…と夫と話しつつも「来なかったら来なかったで、またやればいいよ!」と私が楽観的に背中を押しての強行決行になりました。
「誰も来ないかもしれないし、なによりもやってみることが大事」と思い続けていたけれど、結果的にオープン前から並んでくださるほどの大盛況に。ありがたい…。
30~40着くらいあったお洋服に、ぜんぶにコメントを書いて貼っていったのだけど、ほとんどのお洋服が売れていきました。嬉しい。
それにしても予想以上にお客さんが来てくださって、準備も間に合わないままにお出迎えする感じになってしまいました、色々とご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。時間帯によっては、列ができてしまって満足にお話できなかった方もいらっしゃったかも。せっかく会いに来てくださったのに、ごめんなさい。オープン前の写真を撮ったり、並べた商品を撮ったり、商品ひとつひとつにつけたメモを撮ったりしたかったのに、そんな時間もなく……。残っているのは、かろうじて夫が撮ってくれていた写真だけ。やっぱり二人きりでやるのは限界があるなあ、いや、と、いうよりも、そんなにもお客さんが来てくださると思わなかったので…本当にありがたい限りです。
準備の時間が間に合わなかったり、商品を持っていき忘れたり、値付けの反省(どちらの意味でも…)もあったり、最後にいい匂いをさせようと持っていった香水を振り忘れたり、最後に化粧直しをするのさえ忘れたり(笑)。
あらゆる面で反省もおおいにあるのだけど、けれど多くの人が会いに来てくださったことがなによりもうれしくて、温かい気持ちになる1日でした。買ってくださった全ての人にとっても、良い時間になったと信じたいな。
息子の写真も飾っておいたので、最後に本人にも見てもらいました。
「たくさんのひとに見てもらおうと思うんだけどいい?」と聞くと「いい!」と言ってくれて、前の日に写真チェックもしてくれました。
つぎは、息子が撮る写真展をメインで開催したいなあ。家族の視点を集めた写真展もいいかもな。ZINEもつくりたい。
家に帰ってから、しんじられないほどの疲れがドカッと襲ってきて、ふと「そっか、久しぶりにこんなにたくさんの人にあったもんな」と思う。
最近は、表に出る機会がものすごく減ってしまったし、皆さんにお披露目できる作品の数もぐっと減ったけれど、それでもこんなふうにたくさんの人が私の活動をまだ見てくれていることが、何よりも嬉しい。会えて嬉しいと泣いてくれた方、遠くからわざわざお越しいただいた方、お土産を持ってきてくれた方、お手紙をくれた方、好きな記事の感想をお話ししてくれた方……。「高校生の時にさえりさんの記事に出会って」「出産したときに、ちょうどあの記事を読んで」「取材記事をみたのがきっかけで」とお話しいただくたび、いままでの仕事を肯定されていると思えて、エネルギーをいただきました。いただいたお手紙のなかにも出産後の大事な時間にわたしの記事を読んでくださった方がいて、わたしができることなんてささやかだけど、わたしの記事が、文章が、どこかでだれかの背中をさすっていたなんて、そしてこれを今でも覚えていてくれているなんて。これ以上に嬉しいことはないなと、泣けてしまいました。
一人でせっせとパソコンに向かって書いた記事が、日本中に散らばって、時空を超えて、それぞれのタイミングで誰かに届いて、誰かの人生と結びついて、そこに留まり続ける。ほとんど自分のためだけに書いた記事も、インターネットの海に放てば、ちょうど同じ思いをしていた誰かのところに流れ着く。おもえば、後から後からご褒美をもらえる不思議な仕事だなあ。
きづけばもう10年以上、文章を書いてきました。この仕事に就いて、よかったな。時折、自分の仕事ってなんだろう、と不安になる日もあるけれど、やっぱりこれからも書いていきたいよ。改めて。この先も、形を変えながらも「届ける」お仕事は続けていきたいと思いました。どうぞよろしくお願いいたします。素敵な時間をありがとうございました。
5月4日
「GWだし、さえりが前行きたいって言ってたiZooどうかなと思って」と突然夫が言って、踊り子を予約して、伊豆まで行ってまいりました。
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