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壮絶だった流産体験談

11月末に自然流産をしたのですが、想像を絶する大変な出来事でした。妊娠発覚から、流産まで精神的にも肉体的にもダメージが大きかったのですが、完全回復して元気になったので、一連の流れを記録しておきます。出血の話とか出てくるので、苦手な方は読むのお控えくださいませ〜。

今回は自分のアウトプットのために書いているというより、読んでいただいて、慰めてほしいような気持と、頑張ったねと声をかけていただきたいような気持があります(笑)
また、妊娠って本当に大変な出来事だよね、というのわかっていただいて、もっと妊婦さんに配慮のある社会になっていったらいいなという願いをこめて。また、流産診断を受けた方の、一参考になれば。

ちなみに2017年にも流産しましたが、その時はつわりが酷すぎて自然排出を待つのが辛く、手術を選択しました。どちらも大変でしたが、予想をはるかに上回ったのは今回の流産でした。

1.妊娠発覚:喜び!!

2021/9/4くらい
2人目を待ち望んでいたので、生理が2日遅れたくらいでかなり喜びました。夫もその時点で、2人目の出産後は育休を取ろうと計画し始め、二人でわくわくしていました。ここにベビーベッド置こうとか、2歳の息子はお兄ちゃんになるね~とか、将来のことを考えるだけで喜びあふれていました。

そして、つわりに入るとあまり動けなくなる辛い日々が待っていることを学んでいたので、元気なうちに仕事やコーチング計画などいろいろ備えておこうと、コーチと一緒に対策を考えたりしていました。考えが鮮明で、いろいろ行動できる今のうちに、やるべきことをやっておこうとリストを作ったりしました。

2.つわり:苦しい、つらい

2021/9/18くらい
1回目の流産の時も、2回目の妊娠・出産の時も、つわりが非常につらかったので心構えはしていましたが。吐き気、眠気、だるさ、頭痛、がつらかったです。2回目(2018年)は入院ほどではなかったのですが、つらすぎて2か月休職し、東京に夫を残して一人で新潟の実家で過ごしていました。

当時は体調がしんどいのがつらかったのですが、それだけではなく精神的にもダークな感じでした。ずっと横になっている中で、ずっとスマホ見ている状態。今回は、つわり中だったとしてもスマホ依存にはなりたくない…と思って、なんとか仕事頑張りたいという思いで過ごしていました。

そんな中で、つわりがもっとひどくなる前にやる「やることリスト」に従って、自分が来年職場の組織から抜けても迷惑かけないように、チーム組織の後任を探そうというアンテナを立て始めました。ちょうどいいタイミングで私の組織に異動したいという人と運命的な出会いが!こんなベストなタイミングで出会えるなんて、神様の計画だわ!素晴らしい!と喜んでいました。異動希望の方も喜んでいたし、上司も後任が見つかって安心していました。

正義感で良かれと思ってやったことでしたが、上司への妊娠報告と、組織の調整を早まってしまったとはこの時は気づく由もなく…。

3.流産の可能性:またか…!

2021/10/29
妊娠8週の妊婦検診で、心拍確認ができず、流産の可能性が高いといわれました。つわりが思ったより悪化せず、少し軽くなってきていたので、なんとなく今回も育っていないのかな…と予想はしていたので、またか、程度に受け止めました。夫に伝えたら大ショックを受けていて、夜泣いていたっぽかったです。そんな夫を見て、なぜ私はそれほどショック受けていないんだろう?と不思議だったのですが、まだほんの少しある「生きている可能性」に大きく期待していたからのようでした。

ただ、職場には来年の産休可能性は低くなったことを伝えました。上司からは、異動希望の方には今回は難しいことを伝えないといけないかも…と言われ、自分のせいで他の方にも迷惑をかけていることにショックを受けました。

4.流産確定:大ショック、悲しい…

2021/11/5
妊娠9週で、胎嚢の中に赤ちゃんが見えず、やはり育っていないということだったので流産という診断になりました。ただ、胎嚢が4センチ以下と小さいので、手術するほどではないとのこと。手術して早くスッキリしたかったのですが、自然排出を待とうということになりました。

想定していた診断なはずなのに、想像以上にショックを受けていました。ホルモンの影響と思われる頭痛があったので、処方箋をいただき、薬局の前のドトールカフェで薬を待つことに。赤ちゃんいないことが確定したので、もうカフェイン飲んでもいいんだわと思って、大好きなラテを頼んで席に着いたとき、涙がポロリと出てきました。周りに人がいたので、涙はそこまででこらえました。

そのあと、バタバタと仕事に戻り、息子帰宅してから寝付かせるまで目の前のことに集中していました。涙も引っ込んで、時間だけが過ぎて言った感じ。夜中ふと目が覚めて、リビングに座っていたときにやっと自分の悲しみと向き合うことができたようです。涙が止まらなくなって、こんなに悲しんでいた自分がいたのかと驚くほどに泣き続けました。

「悲しんでいる自分がいる」とコーチングで学んだとらえ方で、自分の気持ちを見つめてみると、もう一人の自分が見えてきました。それは「前に進もうとしている自分がいる」ということでした。客観的に自分の中の気持ちをとらえなおしたとき、「自分を励ましたい自分」も現れてきました。その状況に胸を打たれたのか、さらに泣けてきて、この日はほとんど眠れませんでした。でもこの時間で、気持ちの整理ができた感じがします。

※眠れなかったので、スタエフでこの日の思いを録音していました。

5.自然流産:ナニコレ!?どうしよう…

2021/11/26
気持ちの整理はすでにできていて、体調も回復しつつあり、生理が来るように自然に、平和に、このまま終わるのかと思っていたのですが…。

早朝3時くらいから、陣痛のような腹痛が起こってきました。あ、これは排出されるんだろう!早く終わればいいなーと思っていたのですがなかなか終わらず、朝の7時半くらいにトイレに向かうと、ズボンも血だらけになるほど出血していました。そこから出血の量が半端なく、トイレから動くことができなくなりました。夜用のナプキンも一瞬で真っ赤に染まるほどだったので、トイレから立ち上がらずに2時間ほど過ごしました。子宮内の塊みたいなのがドバドバ出てきました。

その間、2歳7か月の息子は、なぜママがずっとトイレにいるのか理解できず、抱っこしてよー!と泣き叫ぶので、トイレに座りながら抱っこしたりしていました。しんどかった…。なんとか夫が泣きわめく息子を保育園に連れて行ってくれ、また夜用の最大サイズのナプキンを買いに走って行ってくれたりしました。

9時半ころ、そろそろ出きったのかなーと思ってキッチンに向かったのですが、出血量が多すぎたようでめまいがして気持ち悪くなり、立ち上がることができなくなりました。呼吸も苦しくなってきて、目の前が白くなり、どうしたらいいのかわからない状態に。夫が7119へ連絡を取ったところ、救急車が来てくれることになりました。

救急車が到着するころには、落ち着いてきて、救急車に歩いて乗りに行きました(笑)そこで、状況を説明し、いつもの婦人科クリニックで見てくれることになったので自宅から徒歩10分のところにあるクリニックまで、救急車で移動しました。落ち着いてから、歩いていったらよかったのでは…と私も夫も、救急隊員の方も感じたのではないかと思います。が、そのあとクリニック内でも2回気を失うほどだったので、救急車に頼ってやっぱりよかったのだ、と思うことにしました。

半日クリニックで横になり、点滴を打ってもらい、めまいもせず診察できる状態になったので、ぽとぽと血が出ている状態で診察してもらいました。数日倒れるのかな、私?と思ったので、妊娠したことすら伝えていなかった両親にこのタイミングで連絡を取りました。サポート必要かもしれないと伝えましたが、結局1日安静にしていたら大丈夫な程度でした。

6.回復:スッキリした!前へ進もう!

2021/11/27
倒れた翌日は、すでにぴんぴんに元気になっていました!気持ちの整理はすでにできていたので、体調回復したら無敵な感じ!noteにまとめたいこと、コーチングでやりたいこと、社内で頑張りたい事、いろいろ再燃してきた感じです。

早く2人目が欲しいと願っていたので、2度目の流産はとてもショックだったけど、これが私の人生なんだわ、として受け入れられている自分がいます。ほかの家庭を見ると羨ましいと思うことが多かったのですが、私は子供の泣き声を聞いていられる時間とか、ぐずぐずしている子供と向き合うことへのキャパシティーがとっても低い気がしており、幼い子供がたくさんいるとアップアップするかもと思い始めました。今、仕事も家庭も軌道に乗り始めた時期、一日一日を十分に味わいながら大切に過ごしていきたいと感じています。

おまけ

流産診断を受けてつらかった時、社内のコーチング仲間に事情を伝えました。2人のコーチング仲間は、冷静に話を聞いて受け止めてくれて、その包容力?に安心感を覚えました。同時に、コーチってすごい!と心から思いました。何そのどっしりした感じ!なんでも話せそう!と感じた、クライアント経験にもなりました。とても頼もしい仲間です。
社内で最低限の報告が必要な上司以外に、プライベートの状況を伝えるか迷ったのですが、伝えてよかったです。

妊娠報告は、安定期に入ってからと言われていますが、人によっては一番つらいつわりの時期を誰にも言えずに過ごすというのはかなりしんどいと思います(組織調整を早まったのは反省点なのですが)。流産も、何もなかったかのように誰にも言えずに仕事を頑張るのってつらいよなと。こういう出来事を、聞いて受け止めてくれる仲間がいるのはとってもありがたいなと思いました。

また、「職場ではプライベートを持ち込まないこと」というのは、古い考えなのではないかなと思いました。この辺はもう少し研究・勉強してみたいです。


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