初心者が投資するなら?S&P500銘柄を選ぼう。
「初心者でも投資はしておくべき?」
「気軽に投資できて、損しない方法は?」
このような疑問を持つ、投資初心者へ向けて記事を書いてみました。投資は専門知識が必要で、敷居が高い…。そんな悩みを解決できるようにと思っています。
日本人の多くは資産を現預金で保有していますが、円安や物価の上昇により価値が下がるリスクをご存じでしょうか。一方で、株式や投資信託は企業の成長と連動しているので、長期で見ると価値は上がります。
この記事を読んでいただくと、初心者でも安心して投資できます。今後も成長が期待できるS&P500に投資するメリットを説明するので、ぜひご覧ください。
S&P500とは?米国のTOP500社に連動した指数
S&P500とは、米国の代表的企業500社の業績に連動した指数です。過去30年の平均リターンとして、年率8.5%の利益を出しています。簡単にいうと、10年間の運用で約2倍のリターンが期待できる投資です。
ここではS&P500連動銘柄として「eMAXLS SLim 米国株式」を紹介します。
具体的な購入方法は以下の表を参照してください。
筆者の利用している口座が楽天証券なので、上記を例として挙げました。他にも、SBI証券やマネックス証券で取り扱っている銘柄もあります。気になる人はチェックしましょう。
参照:Bloombergより楽天証券経済研究所作成データ
初心者でも投資できる?S&P500の特徴
S&P500について理解しておきたい点は以下の2つです。
S&P500連動銘柄は米国TOP企業の集まり
投資信託はネガティブな状況を覆し続けている
S&P500投資信託は、100円から始められる点も良いですね。多額の投資に抵抗を感じる初心者も気軽にチャレンジできる金額です。それでは、S&P500について簡単に分かるように説明します。順に見ていきましょう。
①S&P500連動銘柄は米国TOP企業の集まり
S&P500は投資信託に分類されます。投資信託とは株の詰め合わせパックと考えると分かりやすいでしょう。単独企業の株は価格の浮き沈みが激しく、専門的な知識も必要になります。その点、S&P500であれば、米国のTOP企業500社に投資したのと同じ意味を持ちます。あらゆるジャンルの企業から選抜されているので、偏りがない点も安心要素です。
S&P500の採用条件は、時価総額131億ドル(1兆5,000億円程度)以上の企業です。(日本では100社程度しか存在しない)また、黒字が四期連続しない企業は、新たな成長企業と入れ替えられます。業績が好調な企業にまとめて投資しているので、ダントツの安心感です。
②S&P500はネガティブな状況を覆し続けている
S&P500は長い目で見ると、成長し続けている指標です。常に上がり続けているわけでありませんが、長期で見ると最高値を更新し続けています。
上記の表はS&P500のEPS(1株あたりの純利益)推移です。
過去には、第二次世界大戦やオイルショックの影響で下落しましたが、その後は最高値を更新しています。最近では、リーマンショックやコロナショックがありましたが、いずれも下落以上の上昇となりました。
2022年5月現在の指数は、米国の金利ショックや、ウクライナ戦争などで下落に向かっています。しばらくは下落基調ですが、時間の経過を待てば最高値を更新すると予想されます。
参照:たぱぞうの米国投資
日本に投資するメリットは?成長要素がなく期待できない
今の日本では、預金しても金利はゼロに近い状態です。楽天銀行では条件を満たすと、普通預金金利が大手銀行の100倍になるプランがあります。かなりお得なプランに見えますが、100倍の条件でも年0.1%の金利です。100万円預けて1,000円の利息しかありません。
また、2022年は米国の物価の高騰と金利上昇、ウクライナ戦争などマイナス要因があります。日本でもすでに物価の高騰が始まり、収束のめどが見えていません。その中で、給与水準は変わらないので、実質の所得は減少するだけです。
日本においては人口の減少も進んでいるので、経済が成長する芽は期待できません。不採算企業が淘汰されずに、国が資金投入する体質も悪い結果を増長させています。
S&P500に投資するなら?2022年7月頃がおすすめ
S&P500に投資するなら、2022年の5月から7月をおすすめします。なぜなら、米国の景気は一時的に後退し、株価が下落すると予測されるからです。
2022年4月、米国の物価は8%を超える上昇となりました。この状況が経済に深刻な影を落としています。
そのため、コロナ禍を考慮した経済優遇政策を打ち切る方針が決定されました。
インフレの抑制には、金利の引き上げが効果的と言われています。具体的に年7回の実施も、確実視される状況です。ゼロ金利を利用して、借り入れしていた企業の株価下落は避けられません。
このような、株価が下落する局面であるほど、新規投資するメリットは大きいといえます。
参照:ビジネス短信(日本貿易振興機構JETRO)
参照:米国労働省が5月11日に発表した2022年4月の消費者物価指数(CPI)
S&P500の投資方針は?一括投資がおすすめ
投資するなら、まとまったお金を一括投資しましょう。もしくは、数回の分割投資がおすすめです。
一般的には、毎月コツコツと積み立て投資する方法が推奨されています。株価が高いときは少なく、逆の場合は多く購入する方法です。平均的な投資なので、下落によるリスクは減少するでしょう。
ただし、期待したほどの利益も得られない現実があります。投資で儲けるなら、株価が下がったタイミングで買うこと。上昇している時期に買っても多くの利益は望めません。市場が下落して悲観ムードが漂う時期こそ買い場です。
投資はまとまった金額を一括する方が効果的です。S&P500に投資するのであれば、倒産によるリスクも限定的なので、ぜひ検討してください。
まとめ:S&P500投資に大切なのは?時間を味方すること
投資に大切なのは、時間を味方につけることです。ここまで書いてきたように、S&P500への投資は長期で考えると上昇していきます。短期的な下落が発生しても、長い目で見ると必ず成長を続けてきました。
短いスパンで投資するよりも、10年や20年を見据えて投資した方がリターンも大きくなります。時間の確保は、お金の工面よりも圧倒的に難しいものです。年齢は戻しようがないからです。
50代よりも40代、30代の方が有利なのは明白。残り時間の多い人が有利なのです。時間を味方につけて、S&P500銘柄に投資しましょう。
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