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辛い感情を和らげる方法

自分の感情をなだめられない。

なぜか?

結論から言うと、幼少期の愛着形成が不完全だからだ。
通常だと、子どもは不快な感情を体験したときに親から情動をなだめてもらい、なだめてもらった経験や親の存在を自己の内に取り込む。
そして大きくなるにつれて親がいなくとも自分で自分の感情をなだめられるようになる。

しかし、そういった経験が不足している人は自分の感情を制御することが難しいがために、他の方法を用いる場合がある。
例えば、過食やアルコール依存、過量服薬や自傷行為、解離など。

これらの行動に走る原因は複合的ではあるが、自らの辛い感情を和らげたり、制御したりする役目をもつことがある。
しかし、和らげてくれるのはあくまで一時的で、辛さはさらに増幅していく。その度に行動もエスカレートしていくことになる。

そんなときに本当は必要なのが、愛着に対してのアプローチである。
他者と信頼関係を築き、一緒に情動調整を行うことを繰り返していくうちに、自分一人でも感情を和らげることができるようになる。
すると、先に上げた過食をはじめとする行動も徐々に必要がなくなっていく。

以上が、根本的に辛い感情を和らげる方法である。

*ここからは個人的な話になります。

方法論として知ってはいても、実際にはなかなかスムーズにはいかないということを実感している。
信頼関係を築こうにも、そもそもほとんどの他者を信用することができない。
どういう感情か伝えたとしても、受け止めてもらえるどころか否定される気しかしない。したがって、自己開示ができない。
私の場合、これまで親に言われてきたことといえば、辛そうにしていると「辛くない、辛くない。」泣いていると「泣くことじゃない。」「泣いて許されると思うのか。」…など、感情の否定をされることが圧倒的に多かったと記憶している。
そのためか、自分の感情を和らげようとする際にも親からかけられた言葉をそのまま自分にも言っていることに気づいた。
なだめるどころか否定している。だから私は解離や自傷行為に頼らざるを得ない。他に自分の感情を和らげる方法を経験として知らないのだから。
それでも、知識が実際に役立つ日を願ってこれからも情報収集を継続していこうと思う。



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