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物々交換

おはようございます。さっこです。

先日、ずっと仲良くしていただいている太鼓を叩くお兄さんとお仕事について熱く語ってきました。

太鼓のお兄さんは日本酒に太鼓を聞かせて販売。
地元のお祭りを盛り上げるために太鼓を叩いている。
日本のいいものを広めたい。
という思いで毎日太鼓と向き合っている。

20代の頃から太鼓一本で生きていく!と決めていたらしい。
その決断力、信じる力は凄まじい。
様々な職業が溢れるなかで、「太鼓」と決められるのはすごい。
私だったら「あっちの方が簡単にお金が入りそう。成功している人いるし。」みたいな感じで王道の道を進んでしまいそう。
というか、そうしてきた。

自分の趣味であるヨガも好きだけど、お仕事にするのは大変そうだな。
とか変な邪念が生まれる。
だけれど本心はもっと自分の心のままに生きられることをお仕事にしたい。
心のどこかでずっと考えている。

そんな太鼓のお兄さんはどうやってお仕事を成り立たせているのかというと、、
「物々交換」
自分の得意分野を提供して、相手とうまくやっていく。
お金の報酬よりまず先に得意なことをやってみせる。
相手も求めていたことだったので、「おお!助かる〜」となって報酬(お金や場所の提供など)を渡す。
そんな風に循環が生まれるのだという。
すっごく当たり前だけれど、ビジネスってこういうことかあと実感した。
”ビジネス”というカタカナにすると、なんだか難しそうだけれど自分の得意を交換するって考えると簡単。

「私、お料理好きだから作るね」→「ありがとう。おいしかった〜」といってお皿洗いをしてもらうか材料費をいただく。
みたいなことか、と解釈。

太鼓のお兄さんはこれから日本酒と太鼓を海外に輸出するそう。
「ビビビッ!!」
私のセンサーが働いた!
私はここ1年間ずっとヨーロッパでお仕事がしたいと考えていた。
ワーホリとか調べてみたけれど、なんか違うな、辛そうやなと思って保留にしていた。

これだ!私がしたかったことは!
今のお仕事も日本酒のイベントを企画することをさせてもらっている。
もっと人に伝えたい。日本酒を守っていきたい。
と心から考えていた。

そんなところに太鼓のお兄さん登場!
「さっこちゃんに手伝ってほしい。」
もちろん「はい!」

その夜私は考えた。
さて、私が提供できる得意なことはなんだろう。
どうしたら太鼓のお兄さん喜ぶかな、、、。

『企画力』『行動力』『会場手配』『集客』『収益の考え方』『愛嬌』
これか。
今の会社で教えてもらったこと全てが活かせる気がした。
私はこのために働いていたのか。

お仕事って目の前の人をどうしたら喜ばせられるか。
そんなシンプルなことでいいのかもしれない。
そうやって物と物を交換していったら、自分も相手も大きくなって素晴らしいものができていく。

なんて楽しい仕組みなのか。
私は第一歩として、太鼓のお兄さんに今自分が持ってるものを最大限に差し出してみようと思う。
喜んでくれたらうれしいな。

ワクワク。

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