思いやり
わたしは「思いやり」を知らなかった。
いつもわがままをして許されてきた。
お母さんも優しく育ててくれて、私がわがままを言っても起こる人はいなかった。
一人になって初めて気づいた。
わたしは周りを見ることが出来ていなかったのだ。
いつも与えてもらえるのが当たり前だと思っていた。
そして無職が長すぎて、人に気を遣えない自分が顕著になっていた。
ゲストハウスでたくさんの人と関わる。
その中で自分の甘さ、わがままさが顕著に表れてきた。
オーナーはそれをちゃんと伝えてくれた。
怒るでも、あきれるでもなく、愛をもって教えてくれた。
今まで教えてもらえなかったのかもしれないけれど、
もっと周りを見て考えられるようになったらより素敵な人になれるよ。
わたしは一人でいすぎたのかもしれない。
自分よがりで思い通りにならないと気が済まない。
そんな性格だから、いざ社会に出た時に周りとなじめないのだ。
若い今、気づくことが出来て良かった。
もう2度と自分よがりで生きたりしない。
ちゃんと人と関わって、人間を生きてみる。
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