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ソーシャルプラクティスとインターン

最近、大学生ふたりをインターンとして受け入れました。
続くコロナ禍。日々、余裕がないので仲間からは心配されたけれど「この子たちはスゴイかもしれない✨」とピンときてしまったので、ジャンプ台になるべく、メンターをすることにしました。

出会い

6月のある日曜日、「ここだ!」という声がして、かわいい女子大生3人がニコニコしてお店に入ってきました。
アップサイクル を調べるうちにソトコトのリンネバーの記事を発見して、みにきてくれたそうです。とても熱心に話を聞くので大学で何を学んでいるのか聞くと福祉コミュニティ学科「健康で幸福な暮らし=Well-being」を実現する福祉コミュニティを創造するために地域社会の福祉リーダーになること がテーマでした。
私たちが実践していることは、不用品や廃材を通した社会の活性化であり、福祉など社会的に弱いとされている人たちを巻き込んだ楽しい活動であったため彼女たちにとって、これまで学んだことに自信をもたらし、好奇心を刺激したようでした。

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もっともっと学びたい

来店時に紹介した書籍などを教えて欲しいとお願いがあり、メールなどでやりとりをしていると「まだまだ皆さんのお話を聞いて吸収していくことしかできませんが、もしよろしければ、リンネの活動はもちろん、みなさんのお話をお聞きしたい」と丁寧な連絡がきます。

とても基本的なことだけれど、これまでの人事経験から考えて社会人でも
感じたことを純粋に丁寧な言葉に出せる(フィードバックできる)こと
感謝を具体的に伝えること
〇〇を学びたいと訴えられること
ができる人はそんなに多くない…あれれ、これはすごく良いな。と。しかし、「話を聞かせて欲しい」「学びました!」と言われても…結果どうなったか知りたいっ!っというのが人材育成に関心がある多くの人が感じる部分だと思いますが、私もそうです。「話したことをどう受け取っているのか」「成長につながるなら真剣に時間をとってあげたい」と思い、「(覚悟があるなら)インターンに来ますか?」とお誘いしました。

インターンシップの覚悟

やってきたのは大学4年生のあかりさんとちひろさん。
私たちは大企業とは全く違う働き方なので、常に流動的だしスケジュールもコロコロ変わって、柔軟性が求められつつ、組織として不安定。表面的な憧れだったら互いに残念なので意思確認のオリエンテーションをしました。
そこでわかったのは、
あかりさんは、マレーシア交換留学予定がコロナ感染拡大によって来年まで延期になっていること。ちひろさんは、3年生の時に就活をしたけど矛盾を感じ、休学していること。彼女たちは、いろいろ考えたうえで就活予定が今のところなく「人に役に立つ仕事をしたい」(そのキッカケが欲しい、人との関わりから学びたい)と強く望んでいるということでした。

インターンシッププログラム

彼女たちと面談した後に、大学で学んだことが自信にならず社会に飛び出す不安と矛盾を感じるのはなぜだろうと深く考えてしまいました。(もちろん大学で学んだことが自信につながる人はいると思いますが…)
ちょうど、武蔵野美術大学のクリエイティブイノベーション学科の演習講師として授業に参加していて、もう少し時間があれば良いはずと思っていたサービスデザイン実習が彼女たちに必要だと気がつきました。地域社会に役立つ仕事、福祉からコミュニティを考えるポテンシャルがバッチリなのに、企画や実装に持っていける自信が乏しいのはもったいない…まずは視野を広げて、事象を理解し言語化できる力を養ってからアイデアをカタチにできるようにプログラムをつくりました。

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社会実装までできるかわからないけれど、目指すゴールは夢がある方がいいのでSocial Practice Leaderです。

インターンは始まったばかり、不定期ですが、店舗にもふたり(あかりさん、ちひろさん)がいます。目をキラキラさせて、スポンジみたいに人の話をよく聞きます。どうぞ会いに来てやってください。

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