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電気の地産地消が良いと思うんだよね

昔から感じていた事なんだけど、何故小さいコミュニティで電力を供給しようとしないんだろう。

大変なのは解って居るけど出来る筈だし、それによって最終的には利益が出て来る筈なんだよね。

結構な家の屋根に太陽光発電システムが乗っていて、四日市では小水力発電の実験も行われたらしい。

三重県で言うなら、井村屋さんは確か昔に小水力発電をしていたんだよね、今は太陽光もしているみたいだけどね。

国の電気自由化という言葉で、色んな会社が参入して居るとは言え、電気は小さい供給会社が商売として生きていける訳では無く、大きい所に飲み込まれるんよね。

でもその大きい会社も国によって牛耳られていて、国の方針でかわるんだよね。

ほぼ国有事業なのに、何で企業が~とか自由競争が~とか言うんだろうね、解らないな。

日本は発電、配電、送電、全てを大きな会社が担っていて、自由化とか参入というけど、本当の意味では自由では無い。

自由のフリした不自由がそこに在って、それは消費者には選択できないんだよね。

だって、自宅に太陽光発電を設置したとしても、売電は電力会社に任せるしかない。

自分で使う以外の使い道は大企業頼み、自分の家で出来た電気しか使っていなくても、基本料金は居るんだよね。

基本料金を取って居れば、安定した供給が有るかと言えばそうでもない、だって天変地異には対応できない筈だからね。

そう考えると、小さい町や村で電力を発電して、そこに居る人間がそれを使うってのが、正しい方向性だと思う。

大体、小水力発電や太陽光を組み合わせたら、きっと小さい町村なら出来る筈だと思うんだよね。

小さいコミュニティでは、それだけの投資は出来ないって言うかもしれないけど、国が海外に使っているお金の一部を使えば簡単でしょ。

問題になるのは大都会で、ただでさえ原子力や火力などの発電は大都会では出来ない。

土地が高すぎるってのがネックなんだろうね、でも送電ロスを考えたら、本当は電気は必要な所で作るのが正しいのだ。

リスクは田舎に任せているのは、きっと何処かで経済を支えているのは、大都会だって気持ちが有るのかも知れないな。(違うかもしれないけど)

英国で電力供給が始まった頃は、直接利用者に送り届けられていたらしい、その頃は小さい発電所や工場で作られた電力がそのまま供給されていたのだ。

それが一カ所で電力を一つに纏めて供給する様になった、これは効率の問題で、大きな所で作る方が効率的に大量の電気が作られるという話だ。

まあ、若しかすると、大企業がその事業を独占する事による利益に目を付けたという部分も有るのかも知れないが。(あくまで想像の範疇です)

発電機の周波数を一つにして、高圧送電線を通じて電力を集めて、それを家庭用に分配する。

これによって、あちこちに変圧器を設置して、電力をより多くの場所に送ったりした。

そして今の電気のシステムが構築されている、英国だけでは無く、殆どの国は同じような物だ。

大規模な発電施設を作って、そこから送電するのは同じようなのだ。(私の知らないシステムも有るのでしょうが)

日本と海外の違いは、海外(アメリカやヨーロッパ)では発電と送電が分離されている事だ。

海外では今再生可能エネルギーの普及で、そのエネルギーの送電が難しいというのが解ってきた。

元々、発電と送電は総使用量と発電量を一致させて監視させる必要が有る。

再生エネルギーを今のシステムに取り込もうとすると、一定量の電力を確保するためには、発電源を増やす必要が有る。

再生エネルギーを効率よく大量に作る方法はまだ確立されて無いからだ、小さい発電を沢山作るのが今の主流になる。

それから発電の接続場所を増やすだけでなく、送電網も整える必要が有って、蓄電施設を作らなければ為らない。

蓄電して於かなければ、安定した発電と送電を一致させるのが難しいからだ。

そう考えると、大規模な発電会社は、化石燃料に対応したシステムから、再生エネルギーに対応したシステムに変える必要に駆られている。

そう考えてゆくと、電力自由化も為されて事だし、小さいコミュニティ(村や町)で必要なだけの電力を作って、それを消費する。

電力の地産地消が実はベストな選択なのだと思う、大都会は大都会で新しい技術を使えば、(発電するガラスとか)地産地消は出来るんじゃ無いか。

東京なんて太陽光発電の義務化を打ち出しているしね。

ここで問題になるのは電力会社って言う大企業で、国の方針に則って原発を推進したり、再生エネルギーと化石エネルギーのミックスを考えたりしてきたのが、無駄になるだけじゃない。

会社によっては存亡の危機が来るんだろうな。

私が夫と会社をしていた時に、世間では利益の出ない中小は市場から去った方が良いという言説を聞いた。

確かにそうかも知れないが、日本の中小の7割は赤字なのだ、別に無理に経費を増やさなくても赤字の所が多いだろう。

それが電力会社には補助金が有ったりする、消費者の為と云う名目で国は出しちゃうんだよね。

基本的なシステムを変化させるのは難しいんだろうけど、新しいシステムが必要なんじゃ無いかなと考えたりする。


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