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強みフォーカスで職場を変える! ストレングスファインダーの成功法則


はじめに

こんにちは。人と組織の強み開発「Awesome!」の西岡です。

【チームビルディング】ストレングスファインダー活用 | Awesome!ワークショップ 「自分たちだからできる」チーム作り (awesome-strengths.com)

これまでに、15の企業・団体、延べ1400名近くの方にストレングスファインダーを活用したさまざまなコンテンツを提供してきました。そんな皆様から「ぜひ、私の職場・チームでもワークショップを受けてみたい」というお話をいただくことが増え、とてもうれしく思っています。

ですが、社内でその話を進めていく中で、なかなかうまくその良さを伝えられず、的確に説明するのが難しいという声も聞かせていただき、私からなにかできることはないかと考えておりました。
今回のNewsletterでは、「ストレングスファインダーを自分のチームでも取り入れてみたい」と思ったときに、周りに伝える際のヒントになるような情報をまとめてみました。ぜひ、参考にしていただければと思います。

本当に強みで自分やチーム、職場が変わるのか?


結論から言うと、答えはYesです。
経営学の父であるピーター・ドラッカーも「人が何かを成し遂げるのは強みによってのみである。弱みはいくら強化しても平凡になることさえ疑わしい。強みに集中し、卓越した成果をあげよ」と著書「マネジメント」の中で
記しています。

またGallup社の調査結果によると、強みを知り、使い方を学んでいる人はそうでない人と比べて約8%生産性が高いというデータも出ています。

Strengthening Your Company's Performance (gallup.com)

そして、その効果はチームや職場での活用でより顕著にみられます。

会社に対して無関心で努力もせず、社内の雰囲気や人間関係を悪化させ、時には商品の品質低下など企業にとっても悪影響を与える社員のことを全くエンゲージしていない従業員と呼ばれています。彼らに対して上司がどのように関わるかで、このような従業員の割合を劇的に変えることができるのですが、そのために必要な要素が「強みにフォーカスしているか」なのです。

以下のグラフにも示されているように、「上司が従業員に対して無関心・無視」だった場合に全くエンゲージしていない社員の割合が最も多く40%であるのに対し、強みについてのフィードバックをすることでその割合が1%まで減少するということが分かっています。

ここで私の実体験を紹介しましょう。
私は英会話スクールで小中学生の英会話クラスの担任をしています。生徒の中には、歩き回ったりおしゃべりしたりとレッスンにエンゲージしないお子さんもたまにいるのですが、彼らに対して心がけていることが「強みを見つけフィードバックし対話する」です。

レッスン以外でのコミュニケーションやレッスンの中での反応に目を向け、彼らの強みとなる部分をフィードバックし対話を持つことで、90%以上の生徒たちが徐々に集中してレッスンに取り組み、エンゲージメントを高めていく様子を何度も目にしてきました。これは我が家のリアルな子育てでも同様です。年齢は違えど、職場でも同じことが言えるのではないでしょうか。

なぜ、強みについてのフィードバックを受けることや自分の強みを知ることが重要なのでしょうか。これには特定のメカニズムがあります。

自分の強みが分からないと、仕事でうまくいかないと感じることがあります。その結果、自己評価が低くなり「どうせ…」と気が抜け、エンゲージメントの低い行動に繋がりがちです。

しかし、自分の強みを言葉で理解することで、「強み→行動」の自己理解が得られます。次に、強みを実践し、その結果を実感することで「行動→強み」が明らかになり、理解が認知へと変わります。

これが継続することで成果や評価に変化が生まれ、「自分ならできる」という自己効力感が高まります。うまくいかなかったとしても、「強み↔行動」での試行錯誤を通じて挑戦できるので、主体的に強みを活かすことで成果を持続的に上げることができます。

そして、これがチームで活用することで、お互いの強みを認識することができ、役割や協力がより明確になります。これにより、主体的に協働する基盤が築かれ、結果としてポジティブな成果を上げ続ける、チーム効力感の高い職場が構築されるのです。互いの違いが武器となり、死角のないチーム・組織づくりが可能になるでしょう。

なぜ今、強みにフォーカスが必要なのか?

現代の職場では多様性と心理的安全性が求められる一方で、伝統的なアプローチでは解決が難しい休職率やエンゲージメント低下が顕著な問題として存在しています。
強みフォーカスは、従業員が自らの才能を再発見し、周囲との理解を深め、エンゲージメント向上につながります。これが生産性や休職率に良い影響を及ぼすことがGallup社の市場調査で示されています。

Gallup 2020 Q12 Meta-Analysis

20-30代を中心に「自身の成長」や「強みフォーカス」へのニーズが高まっており、これを根付かせるには共通語が必要。多様な難題に立ち向かう現代において、強みにフォーカスが注目されています。

ストレングスファインダーを導入するメリットとは?

強みにフォーカスするためのツールとしておススメなのが「ストレングスファインダー」です。ストレングスファインダーは一言でいうと、あなたの強みを言語化し、自分やチームの勝ちパターンを客観的に教えてくれるツールです。これまでよく用いられていたツールは問題解決に焦点を当てることが多いのに対し、このツールは人々の強みを発見・活用することを目的としています。
大きく3つの特徴があり、①根拠と実績あるツールであること、②強みを共通言語化できること、③個人や組織の成長に活用することができることです。また、このツールで診断する資質は、人の思考や行動の源泉にあるものを表しているため、さまざまなシーンでカスタマイズして活用することができるのも特徴の一つといえます。

どんな人がどういう理由でストレングスファインダーを導入しているの?

Awesome! ストレングスファインダー®️ワークショップ|西岡幸子@強み開発とSTEM分野のソーシャルビジネスに挑むP&Gエンジニア出身のミドフォー起業家|note

上記のマガジンでも紹介していますが、いくつか詳しく紹介したいと思います。

某日系メーカー様 商品開発部

提供タイプ:1年間継続提供
提供人数:80名
提供方法:オンライン+対面、集合セッション&個別セッション
目的:多様であることをお互いが大切にでき、尊重し合える職場づくり
参加者の声
「仕事が順調に進んだ際、資質の観点から何が良かったのかを振り返ることができ、新たな発見があった」
「普段あまり仕事していない人との相性も分かって、これからどんどん協働したい」
「資質を言語化することで、後輩との関係性に安心感が生まれた」
「チームとしての強みや協力が鍵であることを提案いただき、そのおかげでより強力なチームワークが形成され、活動をスムーズに進めていくことができた」
「異なる資質を持つメンバーとの協力を通じて仕事が進むことに感謝の気持ちが強くなった」

某外資系PR+メーカー様 多国籍マーケティングチーム

提供タイプ:単発半日提供・英語
提供人数:22名
提供方法:対面、集合セッション
目的:リモートワークメンバーたちがワンチームとして一体感を感じ、今後の業務で強み視点で協働するため
参加者の声
「どんなふうに私たちが自然と考えたり 行動したりしているかが、 自分だけではなくお互い 知ることができました。 これからは、相手も自分もどんなふうに強みを活かしあいつつ、 気を付ける所にも意識しながら 過ごしていきたいと思います」
「グループでの話し合いの時間が、 チームメイトのことを深く理解するのに 役立ちました。 自分の資質は仕事では あまり必要にされていないと思っていたけど、 今は自分の才能のことが とても好きになりました」
「強みのマニュアル作りとそのあとの発表のおかげで相手のことを より深く理解することができました! 私はじっくり考えることは よくないことだと思っていましたが、 これが自分の強みなんだということがわかりました。 これからは、この才能を活かして ゴールを目指していきたいです」
「強みマニュアルの発表とQ&Aの時間が お互いを理解するのにとても役立ちました。 強みの違いを理解し、それらがうまく機能するために 何が必要なのかを知れたことは とても貴重でした。これから彼らとのコミュニケーションの時には ここで学んだ知識を活かしていきたいと思います」

育休コミュニティMIRAIS様  育休中ワーキングマザー

提供タイプ:単発2時間提供
提供人数:~500名
提供方法:オンライン、集合セッション
目的:リモート+初対面のメンバー 同士が、お互いを強みを通して相互に 理解し円滑にチーム活動を図るため
参加者の声
「早期に研修を受けたことでその後の活動を効果的に進めることができた。新しいチームでも受講したい」
「社交性とコミュニケーションが上位にある私のモチベーションパターンは人に会うこと」だとわかったことがきっかけで、育休後も意識的に人と会う場を持つように心がけ、社外のサードプレイスに一歩踏み出すようにしています。強みを知り、掛け算から自分の勝ちパターンを見つけ、それを行動に移すことができたことで、復職後も仕事だけでなく、人生すべてを含めたキャリアを前向きに進めていくことができるようになりました。「自分の心の満たし方を知っている」というのは、かなり大きかったです」

育休コミュニティ「MIRAIS」 (ikukyu-mirais.com)

最後に

2023年も残すところあと1か月。皆様にとって、この1年はどんな出来事がありましたか?私自身にとっては、理系女性に焦点を当てた事業アイディアが女性起業家ビジネスプラン発表会LED関西にてファイナリストに選出されたり、初めて海外の方に向けて、オールイングリッシュで半日のセッション提供の機会をいただき、ストレングスファインダーが分野や国を超えて活用できることを証明できた意義のある1年でした。
西岡 幸子 | LED関西 | 女性起業家応援プロジェクト (ledkansai.jp)

Awesome!が掲げる「強みフォーカスが文化となり、エンゲージメントも業績も結果を出し続けていける人や職場を日本中に増やしていく」というビジョンを実現するため、2024年はより多くの方たちに届けていきたいと、皆さんの課題やニーズに沿ったコンテンツを現在バージョンアップ中です。
少しでも強み開発に興味をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
お問い合わせ | Awesome!ワークショップ 「自分たちだからできる」チーム作り (awesome-strengths.com)

【チームビルディング】ストレングスファインダー活用 | Awesome!ワークショップ 「自分たちだからできる」チーム作り (awesome-strengths.com)

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