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遺言書

とても元気で
わたしたちより長生きするんじゃない?
と、本人もみんなもそう言っていた母が
突然あんなふうに倒れたのは衝撃だった
悲しいとかそういう気持ちではない
年齢からすれば十分生きただろう
だが、わたし自身、自分の終わりの準備は
少しづつ老いていくに従い
ゆっくりしていけばよい、と考えていた。
でも、明日を迎えることは
けして当たり前ではない。
いつもと同じ朝を迎えることができる奇跡
明日のことは本当に誰にもわからない
それを思い知らされた
残された人に
無駄に右往左往させないために
母を他山の石、として
自分の身じまいをしよう。
エンディングノートを書き記す
その準備として
ネットの各サイト
登録名、メールアドレス、パスワードを
すべて印刷した(めちゃめちゃ長くて
色々変えていて覚えきれず複雑なので)
課金しているのは
その中の3つだけだけれど
死んだらすぐに退会するように
書き残そう
通帳の印鑑ばらばらでなく
一つだけにしている
すぐわかるように
ノートに印影押すべきかしら?
でもこのノート盗まれない?
銀行のカードのパスワードも
3行ともおなじにしてるけど
(それでいいのかしら?)
妹に今日口頭で伝えた
ノートに簡単な
遺言も書いておこう
自筆遺言書
財産目録が必要とか??
通帳のコピーだけでいい?
通帳のないネット預金はどうすればよい?
でもまぁ、相続争い起こるような額ではないし
目的はあくまで煩雑な手続きで
残された人に迷惑かけないということ。
子供はいないし、夫は10歳年上
夫を後に残すなんてことはないと思うけれど
わたしが先に死んだ場合は
すべて夫に、が一番簡単。
現金をすこしだけ妹にあげたい
と、しておけば(そんなにあるわけじゃないし)
夫も反対せずそのまま認めてくれるだろう

夫が先に亡くなった場合
状況によって(事故か病気か介護?年数など)
金融資産や不動産も手放し
残っていないかもしれないけれど
もしわたしが不動産を相続していたなら
わたしがそのあと死んだ場合
ちょっと複雑になるかも。
不動産が一部会社所有になっていて
会社の代表取締役を10年位前に
夫がわたしに変更したから。
そのときそれがどういう意味を持つのか
質問しなかったのだけれど
もしかしたら相続対策だったのかしら。
コロナ禍で会社も休業状態になって
いまもほぼ休止状態だけれど
将来はまた仕事をすぐに
できるようにはしているので
(法人税も払い続け営業免許更新もしている)
あまり複雑なことはしたくない。
まだ会社を継続しているのは
妹の夫がまだ定年前で一番若く
定年後に店をしたいと言っているから
別に儲けたいわけじゃない
ほどほどに働き
赤字にならない程度ならば。
ボケ防止にからだが辛くない程度
ほどほどに働き続けるには
雇われるより
自分たちで何かするほうが良い
そのための受け皿を
一から作るのは大変だから
毎年費用は掛かっても
まだ会社を残している
あと2年くらい
このままで
また妹たち夫婦とゆっくり話をしよう


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