パラレルワールドと猫の島
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かるーく、聞いてください。
ある場所に遭遇するなり、ある言葉なり、人の出会いなりは
その人がキャッチするしかありません。
聞こえない人にはまったく聞こえず、見えないひとにはまったく見えず、それがパラレルワールドなのかもしれないと思うのです。
キャッチ出来るのはその人の世界。
世界が変われば、又違うものを目にすることになるのではないかと思うのです。
同じことを見聞きしても、まったく反応が違うこともあるのかもしれません。それは、ワールドが違うのかもね。語弊があるといけないのですが、関わりの薄い人とは、必然的に活躍するステージが異なるだけで、別にどうこう、というわけではないんです。
しばらく会わなくなった人や、関係が薄くなった人とはそういう理由もあるのかもね。
さて、無事、久高島に降りて、宿を探して、さ迷いました。
地図を見ながら歩くも、道が別れていてどこの方向かわからない。おうちの前で椅子に腰かけていたおじさんに尋ねると、、、
「どこからきたの??」と世間話がはじまりました。
私も特に急いでないので、初めて久高島に来たことを話すと、いろいろ教えてくれました。
「おじさんは、いくつに見える??」と私に聞くので、
この時点でおじさんは黒いサングラスをかけていて、よくわからなかったので、わからない!と答えると
90歳!だって?!
ちょっとビックリ!!普通に70歳くらいかなー??
80歳ってことはないよねー!なんて内心思っていました。
そして、娘さんが70歳、、(5人子どもさんがいるそう)、奥さんを昨年亡くされたとか。
なんか、神様みたいなおじさんでした。私が泊まる交流館も丁寧に道を教えてくれて、
「夕方もここに来るといいさ、、、」と言ってくださいました。なんか島に着いたとたん嬉しくなるような出会いです。
でも実は夕方から雨が降ってきて、座っていた場所を通ったのですが、おじさんはそこに居ませんでした。
ただ、翌日の島を周るガイドツアーで、このおじさんの正体を知るのでした。ツアーの記事は又のちほど。。
悔やまれるのは一緒にお写真を撮らなかったこと。
サングラス姿のおじい、、本当にお若かったです。そして、わたしが久高島でお会いできたのは、この1度だけでした。
さて、本日のお宿
宿泊交流館。
公民館のような2階建ての建物です。
災害時の避難所にもなっているようです。
ここは、リビングルームですね。
朝食会場もこの1階のリビングルームとのことです。
うぱーまというお部屋でした。
テレビも何もないですがけっこう広いです。
2階から1階が見渡せます。あとで、久高島民俗史料室も見てみよう。
自転車をレンタルしてお昼ごはんを兼ねて散策に出かけます。自転車は1時間300円ですが24時間だと1000円。
すごく得した気分です。
こちらが借りたチャリ。ラベンダー色が何気に気に入りました。私は地元では自転車苦手なのですけど、旅に出ると不思議と乗れるのです。
島の食堂へ向かいます。
久高島御膳をいただきました。
島のお刺身がのっている海鮮丼と、もずくの天ぷら、
名物のぜんざい付です。
けっこうボリュームありです。
これからチャリで島をまわるので、ビールは無し!
なんか、神さまに怒られそうですものね。
東側の海岸沿いの道を走っていると、あら??浜に??降りれるのかな
浜に降りてみることにします。
ピザ浜というらしい、美味しそう。
久高島は猫の島でもあります。
もう、あちこちに野生??野良猫ちゃんなのか?飼い猫ちゃんなのかたくさんいるんです。
野良猫なのか?飼い猫なのか?いつの間にか現れます。
いつのまにか、黙って横に居てくれるって、何か嬉しいなと感じるのでした。
そして、到着したときにお会いしたおじいの他に誰とも会わなかったのが、なぜだか不思議でした。(もちろん食堂ではお店の人はいましたけど。)
久高島のとくじん食堂で雨がちらつく夕方、この島の特産(もずく)を食べながら1日目は過ぎていきました。
続く。
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