見出し画像

先住民族やインディアンの神聖な儀式にも用いられたエアープランツの秘密 スピリチュアル

チランジアとしても知られるエアプランツの花には、独特の深いスピリチュアルな意味があり、時代を超えて多くの人達を魅了してきました。

熱帯雨林から乾燥した砂漠まで、多様な生息地を原産とするエアープランツは、古来より独自の生存方法であらゆる環境に自己を適応させ生き続けてきた。形や大きさ、色も多種多様で、鮮やかな緑色から見事な銀灰色まである。今回は、エア-プランツの象徴性、ヒーリング効果、そしてスピリチュアルな意味を深掘りしてみようと思う。

◼️生息地と過酷な環境にも適応する能力

エアープランツは、熱帯や亜熱帯地域を中心に広く分布する着生植物で、多様な環境で自然に適応しながら成長する。こののユニークな植物は主に熱帯地域に広く分布し、南アメリカ、中央アメリカ、メキシコなどの地域に自生している。また一部の種はアフリカやアジアにも見られます。通常エアープランツは、熱帯雨林や山岳地帯など、湿度が高くて光が豊富な環境で育ち、特に乾燥した環境に適応し、土壌がなくても生育することができる。土に生える植物とは異なり、エアプランツは着生植物で、土なしで成長し、周囲の空気中の湿度だけで生きていくことができ、木にぶら下がったり、木や岩などの表面に付着し生息しているのも特徴の一つです。

エアープランツの根は単なる支持体であり、水や栄養素を吸収する役割を果たすのではなく、表面の毛や鱗片を通じて水分や栄養を吸収します。これにより、彼らは空中に浮かんでいるように見えることから、「エアープランツ」という名前が付けられました。


生息密度の高い熱帯雨林では、光、水、空気、栄養分をめぐる生存競争が激しい為、彼らは特定の生息地に依存するのではなく、様々な環境に適応しながら生育してきた為だ。

エアプランツの最も顕著な特徴のひとつは、葉にある特殊なトリコームを通して空気中の栄養分や水分を吸収する能力である。他の観葉植物とは異なり、エアプランツの葉にはトリコームと呼ばれる小さな毛が生えています。小さなトリコーム(毛)で覆われた羽毛のような葉は、天然のスポンジのような働きをするため、周囲の空気から水分や栄養分を吸収することができる為、非常に効率よく生存していける。

◼️ 有害な化学物質や毒素などを除去してくれる

この羽毛のようなトリコームが水を吸収し、ホルムアルデヒドやベンゼンのような空気中の軽度の化学汚染物質や毒素そして空気中の有害な揮発性有機化合物(VOC)を除去してくれ空気を浄化する働きがあるため、人間にとっては、より健康的な環境づくりに役立ちます。さらに、夜間にも光合成を行い新鮮な酸素を放出するため、呼吸する空気を浄化してくれ、熟睡中でもきれいな空気を吸うことができます。多くの研究では、チランジアをはじめとする数多くの植物が、化学物質を除去できることを発見しております。 更に空気が乾燥して不快になる冬場は、エアプランツが室内の湿度を高めてくれます。エアプランツは熱帯雨林や湿度の高い地域が原産なので、家の中の湿度レベルを調整するのに役立ち天然空気加湿器のような役割も果たしてくれます。

リラックス効果の観点から見ると、室内の観葉植物やエアープランツに囲まれることで、必要な安らぎの環境を作ることができるという研究結果が出ている。つまり、植物の影響を受けると、リラックスして落ち着き、ストレスを和らげると同時に血圧を下げ、家庭や職場での集中力や生産性を15%向上させる効果があるという研究結果も報告されている。

伝統的な医療では、エアプランツの花は癒しの効果があるとして利用されている。さまざまな国々で、これらの花には治療効果があり、色々な病気の治療に使えると信じられている。また、エアプランツの花の香りはアロマセラピーの一翼を担い、リラクゼーションや鎮静効果をもたらす。

エアープランツの花は特に呼吸器系に効果があることが知られており、炎症や炎症を抑える効果があると言われ様々な文化圏で呼吸器系疾患の治療薬として用いられてきた歴史がある。

またエアープランツの花は、抗炎症作用があり、炎症を鎮め、赤みや炎症を抑える作用があるとされ、過去の歴史を遡ると、湿疹や乾癬などの皮膚疾患の治療にも用いられていたとされている。それ以外にもエアプランツの花の香りは、心と体を落ち着かせ、癒す効果があると信じられており、アロマセラピートリートメントに使用することで、リラクゼーションを促し、ストレスを軽減することができる。

自然に囲まれているとストレスが大幅に軽減されるという研究結果が報告されているが、エアプランツも同様で自宅やオフィスに置くことで、より快適で、癒され、リラックスした気分になれるという報告がされている。これらがエアープランツが空気を浄化し、バランスを整え、ポジティブなエネルギーを招き入れてくれる理由とも言えるだろう。

◼️ 古来から先住民族による言い伝えと民間伝承 

エアプランツの花は、世界中の数多くの文化の神話、民間伝承、伝説の中で重要な役割を果たしており、エアプランツは女性的なエネルギーや女神を象徴し、古来より神聖な女性性を称える儀式に用いられているとも伝えられている。

ネイティブ・アメリカンの文化では、エアプランツの花は再生と生命力の再生の象徴とされている。一部の部族では、エアープランツが乾燥した状態から水や湿気を吸収して再び生き返る能力を持つことに注目し、それを生命の循環や連続性そして再生への象徴と解釈しているとも言われ、再び生き生きと成長する姿は、ネイティブ・アメリカンの文化における深い信念と結びついています。このような文化的な観点から、エアープランツはしばしば儀式や儀礼の中で使用され、新しい始まりを受け入れるためのヒーリングに使われる。古いパターンを手放し、生命の輪廻や自然の摂理に関連する象徴として重要な役割を果たしてきました。

エアプランツの花の存在は、個人に深いスピリチュアルな影響を与えることがある。そのユニークな形と美しさは五感を刺激し、平和と静寂の感覚を生み出す。この花は心身を落ち着かせ、リラックスを促し、ストレスを軽減する効果があると信じられている。

エアプランツの花のエネルギーとつながることで、人はより深いスピリチュアルな意識を持つことができ、より大きな直観力と洞察力を身につけることができると先住民族の間では古来より言い伝えられ信じられている。

また中南米の一部の先住民族の間では、エアープランツは聖なるものや魔力を持つと信じられています。特に、テネレやキチェ族の間では、エアープランツは聖なる存在と見なされ、神聖な儀式や儀式において使用されることがあるとも言われ、空気を浄化し、ポジティブなエネルギーを引き寄せる力を持つと信じられています。そのため、エアープランツがインテリアや室内装飾に使用される際には、ポジティブな気やエネルギーを呼び込むためのシンボルとして扱われることがあり、従来の古いパターンを手放し、新しい始まりを受け入れるためのヒーリング儀式に取り入れられている。また、この花の心身を落ち着かせる効果は、リラクゼーションを促し、ストレスを軽減するためにも利用され、エアプランツの花を使った儀式や呪文は、ネガティブなエネルギーや悪霊を追い払う保護的な性質を持っていると信じられている。

エアプランツの花が幸運をもたらすという認識は、文化や伝統によって異なる。幸運と繁栄の象徴とされるものもあれば、ネガティブなエネルギーから身を守る力があるとされるものもある。また、この花には身を守る性質があり、ネガティブなエネルギーから身を守ると考える人もいる。

エアプランツの花は自由と柔軟性を象徴している。エアプランツが土なしで育つように、エアプランツと共鳴する人は、課題に対して創造的な解決策を見出して進んで行くと言われてもいる。また、これらの花は浄化と再生の象徴でもある。空気を浄化するその力は、ネガティブな思考や感情を手放すのを助けてくれ、内的にも外的にも、ポジティブで健康的な環境を作ることを促してくれるだろう。また物理的にエアプランツの花には浄化作用もあり、実際に空気を浄化してくれる事で、心や精神からネガティブなエネルギーを取り除いてくれるとも言われ、その心地よい香りはアロマセラピーによく使われ、リラクゼーションを促し、穏やかな感覚を生み出す。

◼️ スピリチュアリティとエアプランツ

エアプランツの花は、しばしば適応性や回復力といったユニークな性質と結び付けられる。さまざまな環境で生き延び、成長することができ、その強さと回復力を反映している。これらの花は困難を克服する能力や、困難な時に揺るがないことの重要性を象徴している。困っている人へのサポートとして贈られることも多い。

この植物は物理的な癒し効果に加え、シンボリックな癒しの効果もあり、回復力と適応力を連想させるため、困難な時期を乗り越える人々にとって理想的なシンボルともされています。ティランジアとしても知られるエアプランツの花は、多くの文化や信仰において深いスピリチュアルな意味を持っており、このユニークな花は、その独特な形、フォルム、適応性で知られており、強さ、回復力、精神的成長の象徴とされている。このユニークな形は、物理的な世界と精神的な世界のつながりを表しているとされ、宇宙の神秘をより深く理解し、スピリチュアリティを探求し、より高い意識を求めるように促すと信じられ、心と精神を浄化し、落ち着きと明晰さを促進する効果があると信じられている。



エアプランツは生物として、プラスのエネルギーを放射する一方、マイナスのエネルギーを吸収してくれる為、風水学の観点からも、環境のエネルギーの流れをさらに改善することができます。また重要な点は空間のバランスを保つことにあります。幸運と繁栄に関して言えば、エアプランツは空気を浄化し、清潔で新鮮な環境を作り出すことで助けとなり、豊かさを引き寄せると信じられている為、エネルギーを高めることができると言われています。是非いろいろな場所を試し、自分の直感を信じて、最もバランスのとれたポジティブなエネルギーを感じられる場所を探してみてください!

エアプランツの存在は、前向きな成長、バランス、調和を象徴しており、これらはすべて生命力エネルギーの流れを改善することに貢献していると言われている為、プラスの気の流れをを空間に招き入れる生命エネルギーを高めることができると信じられています。

またエアプランツの花は心身を落ち着かせる効果があるとされている為、是非普段の瞑想やリラクゼーションに取り入れてみては如何でしょうか。

◼️ エアープランツの飼育

エアプランツは、適切な手入れをすれば、わずか1~2年で花を咲かせ、仔株を作ることができるとされております。




光と空気の条件

エアプランツは、明るく間接的な光で育ちます。直射日光は、日焼けや乾燥の原因となるため、レースカーテンなど、フィルターを通した日光か間接的な日光が当たる窓際に置くようにしましょう。適切な量の光を与えることは、エアプランツの成長と健康にとって不可欠です。

水やりのテクニック

エアープランツの水やりは重要なお手入れのひとつです。土を必要としないエアプランツですが、健康な状態を保つためには定期的な水分が必要です。

エアープランツには定期的な霧吹きが効果的です。1週間に2〜3度 水をミストスプレーで吹きかけ、葉の表面全体に水分を与えます。特に乾燥した環境に置かれている場合や、季節が乾燥している場合は、より頻繁に霧吹きを行う必要があります。但し水やりの際には、水が葉の間にたまるようなことを避け、十分に水を振り落とすことも重要です。

浸漬(ソーキング)1〜2ヶ月に1回程度 植物の状態を観察しながら、定期的にエアープランツを水に浸す方法も効果的です。浸漬には、浴槽やボウルなどに水を満たし、エアープランツを1時間前後浸します。ただし、浸漬後は十分に乾燥させることが重要です。エアープランツが水を吸収した後、余分な水分を排水し、乾燥した環境に戻すことが重要です。

普段エアープランツに水を与える際には、水を含んだ容器や器具を使用する際には、金属製や銅製の容器を避けることです。これらの金属はエアープランツに害を与えることがあります。

以上如何でしたでしょうか?今回はエアープランツにまつわる様々な逸話を題材にお話ししてみました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?