サボテン

読書歴15年以上。人生を好転させる良書や本当に面白かった本を紹介しています。読書で人生…

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読書歴15年以上。人生を好転させる良書や本当に面白かった本を紹介しています。読書で人生が楽しく豊かになる!鼻で笑えるくらいの日記も書いています🌵

マガジン

  • 【サボテン日記】日々のできごとや考えたことをゆるりと記録

    自分の考えを書くことで思考を深め、整理しています。成長をよろこび、衰退を反省するための記録。

  • 【サボテン読書】どう生きるべきかを考える。人生を好転させる本

    人生を好転させてくれるおすすめの良書を紹介しています。よかったら読んでみてください。

記事一覧

運命の出会い

「人生には何度か運命の出会いが訪れる」 一度目は家族との出会い。生まれた瞬間に、両親や兄弟、祖父母と出会う。生まれる家は選べないし、疎遠になる人もいるが、誰もが…

サボテン
2週間前
41

妖怪の町

テレビで「水木しげる記念館」がリニューアルオープンしたというニュースを見て、10年前の家族旅行のことを思い出した。 子どもが小学生の頃、夏休みに鳥取県の水木しげる…

サボテン
3週間前
14

【サボテン日記】アイデアは情熱から生まれる

小学生のとき『風の谷のナウシカ』を見て、こんなにすごいアニメがあるのかと驚いた。子どもなので「ナウシカのように動物と話せたら楽しいだろうな」とか「私も空を飛んで…

サボテン
1か月前
9

【読書効果】本を読まない人は装備なしで戦っている

「本は人生を生き抜くための武器であり、自分を守るための防具である」 人生には、つねに問題や悩みがつきまとう。 本を読まない人は、人生という戦場で、武器も防具も装…

サボテン
1か月前
16

『モモ』に強く豊かに生きる方法を学ぶ

孤児であるモモは、たった一人で円形劇場の廃墟に住んでいる。 モモは何も持っていないが、時間だけはたっぷりある。 町の人はじっくり話を聞いてくれるモモに悩みを相談…

サボテン
1か月前
19

【サボテン日記】昭和の町にタイムスリップしてきた

映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」のロケ地になった大分県豊後高田市にある「昭和の町」に行ってきた。町には古い建物が並んでいて、本当に昭和の時代にタイムスリップしたような…

サボテン
1か月前
12

【サボテン日記】ハチに命を狙われた!

夏のよく晴れた日の午後、夫と息子と3人で出かけようと、車のドアを開けた。 太陽が容赦なく車を照らし続けていたので、熱くてすぐには乗れない。 ドアをぜんぶ開けて、…

サボテン
1か月前
4

【サボテン日記】夏休みの思い出

子どものころの、一番の思い出は何ですか? 私はダントツで「夏休み」 私は子どものころ、駅前商店街に住んでいた。通勤や通学で駅を利用する人が多く、昼間は買いもの客…

サボテン
1か月前
5

『具体と抽象』の往復思考でアイデアを生みだし問題を解決する

「具体と抽象」を理解することは、世界を、人間を理解することにつながる。自分の話が伝わらなかったり、相手の話が理解できなかったりするのは、お互いの抽象度が合ってい…

サボテン
2か月前
8

悩みがある人は歴史に学べ!渡部昇一『名著で読む世界史』13冊の名著

あなたは歴史に興味がありますか? 私は学生時代、歴史にまったく興味がありませんでした。 でも「歴史を学ぶと悩みが減る」と言われたら、興味がわきませんか? 渡部昇一…

サボテン
2か月前
10

自由律俳句

せきしろ✖又吉直樹『カキフライが無いなら来なかった』(幻冬舎文庫)を読んで、自由律俳句の楽しさを知ってしまった。 五七五の形式を破り、自由な韻律で詠む自由律俳句…

サボテン
2か月前

東大生のバイブル『思考の整理学』で具体的な思考方法を学ぶ

知ることよりも「考えること」 正解よりも「独創性」 知的活動とは、本や経験から刺激を受けて思考すること 独学のすすめ 学校では、何をどれくらい勉強するのかガチガ…

サボテン
2か月前
11

【サボテン日記】ひとり旅で凹んだ話 ~ 宮島 ~

ホテル選びに失敗した。「ちょっと料理がまずくて失敗したな」とかいうレベルではない。入室後1時間でチェックアウトするほどの「壮絶な失敗」。 50歳の記念に、ひとり旅…

サボテン
2か月前
7

【サボテン日記】昭和のいいところ

TBS系金曜ドラマ『不適切にもほどがある』が話題を集めている。1986年(昭和61年)に中学校の体育教師をしている主人公が、2024年(令和6年)にタイムスリップする話。 1…

サボテン
2か月前
4

『嫌われる勇気』は幸福になるための「処方箋」

「世界も人生もシンプルである」 「人は変われる」 「誰もが幸福になれる」 人生は複雑で、人は簡単には変われないと思っていた私にとって、この本は衝撃の連続だった。優…

サボテン
2か月前
22

人生はドラクエと同じ

私は子供のころからゲームの「ドラゴンクエスト」が大好きだ。ドラクエと一緒に育ったといっても過言ではない。すべてのドラクエをクリアし、今は「ドラクエウォーク」を楽…

サボテン
2か月前
7

運命の出会い

「人生には何度か運命の出会いが訪れる」 一度目は家族との出会い。生まれた瞬間に、両親や兄弟、祖父母と出会う。生まれる家は選べないし、疎遠になる人もいるが、誰もが確実に経験する、まさに運命の出会い。 ここから、それぞれの「運命の出会い」がはじまる。 私の場合、二度目は親友との出会い。おそらく親友とは20歳くらいまでに出会うことが多いのかな、と思う。大人になってもずっと連絡を取り合うのは、ほとんど学生時代の友達だったりする。もちろん例外もあるけれど。 三度目の運命の出会い

妖怪の町

テレビで「水木しげる記念館」がリニューアルオープンしたというニュースを見て、10年前の家族旅行のことを思い出した。 子どもが小学生の頃、夏休みに鳥取県の水木しげるロードに遊びに行った。「ゲゲゲの鬼太郎」の聖地で、いたるところに妖怪の像があり、ほとんどのお店が妖怪関連のものを置いている「妖怪の町」だ。 休日には鬼太郎やねずみ男のキャラクターが町を練り歩き、気分をいっそう盛り上げてくれる。妖怪バスや妖怪電車、妖怪食品研究所、妖怪楽園など、とにかく怪しいものがたくさんあって楽し

【サボテン日記】アイデアは情熱から生まれる

小学生のとき『風の谷のナウシカ』を見て、こんなにすごいアニメがあるのかと驚いた。子どもなので「ナウシカのように動物と話せたら楽しいだろうな」とか「私も空を飛んでみたいな」なんてのんきなことを思っていたが、じつは戦争や自然がテーマになっている。 最新作の『君たちはどう生きるか』がゴールデングローブ賞を受賞した。宮崎駿監督が感銘を受けた小説『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎)と同じタイトルだ。ストーリーはまったく違うが、どちらも少年が悩みながら成長していく姿を描いている。「人

【読書効果】本を読まない人は装備なしで戦っている

「本は人生を生き抜くための武器であり、自分を守るための防具である」 人生には、つねに問題や悩みがつきまとう。 本を読まない人は、人生という戦場で、武器も防具も装備せずに戦っているようなものだ。 とうぜん傷だらけになる。 20年前までの私は、ほとんど本を読まなかった。 傷が癒える前に新しい傷をつくり、見るも無残なありさま。 心はボロボロで元気がなく、いつもイライラしていた。 仕事や子育て、人間関係で悩むことが増えて、心が限界をむかえた。 なんだかつらくて、藁にも

『モモ』に強く豊かに生きる方法を学ぶ

孤児であるモモは、たった一人で円形劇場の廃墟に住んでいる。 モモは何も持っていないが、時間だけはたっぷりある。 町の人はじっくり話を聞いてくれるモモに悩みを相談するようになる。 私たちは忙しく、人の話をじっくり聞く時間がない。時間を短縮するために便利な道具を使う。スマホはその代表格だ。 スマホは多くの機能を備えており、どこにいても手軽に使える。ほとんど自分と一体化していて、家族や親友よりも長い時間を共にしている。 でも時短のために使っているスマホは、かえって人間の時

【サボテン日記】昭和の町にタイムスリップしてきた

映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」のロケ地になった大分県豊後高田市にある「昭和の町」に行ってきた。町には古い建物が並んでいて、本当に昭和の時代にタイムスリップしたような感覚になる。 最近、市原隼人主演のドラマ「おいしい給食」を見て、学校の給食が無性に食べたくなった。そんなおいしい給食をカフェ・バー ブルヴァールで味わえる。35年ぶりの給食にテンションが上がる。校歌を歌いたい気持ちを抑えながら、おいしくいただいた。 一番人気のナポリタンと揚げパンの給食を注文した。揚げパンには、きな

【サボテン日記】ハチに命を狙われた!

夏のよく晴れた日の午後、夫と息子と3人で出かけようと、車のドアを開けた。 太陽が容赦なく車を照らし続けていたので、熱くてすぐには乗れない。 ドアをぜんぶ開けて、しばらく換気をした。 我慢できる程度に車内の温度が下がったので、車に乗って出発した。 すると1分後、突然、夫が叫んだ。 「ハチーーー!!!」 さっき車のドア全開で換気をしたときに、スズメバチが紛れ込んでしまったらしい。 夫はテンパッていて、足に力が入ったのだろう。アクセルが全開に! 車のスピードがどんどん上

【サボテン日記】夏休みの思い出

子どものころの、一番の思い出は何ですか? 私はダントツで「夏休み」 私は子どものころ、駅前商店街に住んでいた。通勤や通学で駅を利用する人が多く、昼間は買いもの客でにぎわった。 両親は理容院を営んでおり、周りにも商店、食堂、肉屋、魚屋、靴屋、呉服店などたくさんのお店が並んでいた。近所の人はみんな顔見知りで、何かあれば、何も言わなくても助けてくれた。 子どものころ、夏休みが待ち遠しかった。 夏休みになると毎日外で遊ぶので、今なら皮膚によくないとストップがかかりそうなほど

『具体と抽象』の往復思考でアイデアを生みだし問題を解決する

「具体と抽象」を理解することは、世界を、人間を理解することにつながる。自分の話が伝わらなかったり、相手の話が理解できなかったりするのは、お互いの抽象度が合っていないから。 「具体=わかりやすい」 「抽象=わかりにくい」 というイメージがある。 たしかに抽象的な話はわかりづらい。 鮭・鮪・鰯(具体)をまとめて 「魚(抽象)」と呼ぶ。 「魚」より「鮭」と具体的な魚の種類を伝えた方が、より鮮明にイメージできる。 私たちは、話題にあわせて 鮭 → 魚 → 動物 と抽象度を変化さ

悩みがある人は歴史に学べ!渡部昇一『名著で読む世界史』13冊の名著

あなたは歴史に興味がありますか? 私は学生時代、歴史にまったく興味がありませんでした。 でも「歴史を学ぶと悩みが減る」と言われたら、興味がわきませんか? 渡部昇一さんは英語学者・哲学者であり、歴史論・政治・教育など幅広い知識をもつ「知の巨人」といわれた人物。 読書をはじめたころ「歴史を知っていないと本に書いてあることが理解できない、読書を楽しめない」と気づいて、歴史を学び直すことにしました。 学生時代、歴史にまったく興味がなく、基本的な知識すらなかったので、高校の参考書

自由律俳句

せきしろ✖又吉直樹『カキフライが無いなら来なかった』(幻冬舎文庫)を読んで、自由律俳句の楽しさを知ってしまった。 五七五の形式を破り、自由な韻律で詠む自由律俳句。味のある写真とエッセイも掲載されている。 ありふれた日常のすべてが俳句のネタになる。何を見ても楽しい。外に出てネタを集めたい衝動に駆られる。 目の前のものに集中する 自分の心に集中する 「瞑想に近い感覚」 目に映るものを言葉で描写するのは楽しい。思いつたときに少しずつ書きためていこうと思う。 自由律俳句、は

東大生のバイブル『思考の整理学』で具体的な思考方法を学ぶ

知ることよりも「考えること」 正解よりも「独創性」 知的活動とは、本や経験から刺激を受けて思考すること 独学のすすめ 学校では、何をどれくらい勉強するのかガチガチに決められていて、理解させるために教えすぎている。人間は、押し付けられたり教えられたりすると、興味と意欲を失う。教えすぎてはいけない。自分から「知りたい」と思う独学は意欲のかたまりであり、学びの本質。   ①テーマを決める 自分が興味のあることを3つくらい決める 複数のテーマの本を読み、考えることで、セ

【サボテン日記】ひとり旅で凹んだ話 ~ 宮島 ~

ホテル選びに失敗した。「ちょっと料理がまずくて失敗したな」とかいうレベルではない。入室後1時間でチェックアウトするほどの「壮絶な失敗」。 50歳の記念に、ひとり旅に出た。この20年、仕事・家事・育児で忙しかったので、ちょっとひとりで、のんびりしたくなったのだ。 広島県の宮島に一泊する予定。いつもは家族でビジネスホテルに泊まるのだが、今回はひとりなので、奮発して小さな露天風呂つきの部屋を予約した。朝食つきで16000円。今思えば、露天風呂つきでこの値段は安すぎた。夕食は近く

【サボテン日記】昭和のいいところ

TBS系金曜ドラマ『不適切にもほどがある』が話題を集めている。1986年(昭和61年)に中学校の体育教師をしている主人公が、2024年(令和6年)にタイムスリップする話。 1986年といえば、ちょうど私も中学生だったので、ドンピシャな設定だ。ドラマで描かれているように、令和では完全にコンプライアンス違反になるようなことが、昭和には、ふつうに行われていた。 私が通った中学校は厳しくて、まるで軍隊のようだった。主体的に自分で考えて自由に行動すると、先生にビンタされる(昭和なの

『嫌われる勇気』は幸福になるための「処方箋」

「世界も人生もシンプルである」 「人は変われる」 「誰もが幸福になれる」 人生は複雑で、人は簡単には変われないと思っていた私にとって、この本は衝撃の連続だった。優しい口調で語られる哲人の過激な意見に、始めは青年と同じように反論し、動揺した。 しかし読み進めていくにしたがって、目からウロコがぼたぼたと落ちる音が聞こえた。 世界を複雑にしているのも、変わらないと決めているのも自分自身だった! 『嫌われる勇気』は私の人生を変えてくれた「宝物」の1つだ。 アドラーは「人間の悩

人生はドラクエと同じ

私は子供のころからゲームの「ドラゴンクエスト」が大好きだ。ドラクエと一緒に育ったといっても過言ではない。すべてのドラクエをクリアし、今は「ドラクエウォーク」を楽しんでいる。そんなドラクエ好きな私が、常々思っていることがある。 「人生はドラクエと同じだ」 強い敵に向かって戦いを挑み、何度失敗しても立ち上がる。ミッションに失敗しても、モンスターを倒した分だけ確実に経験値が上がる。 失敗を恐れず、どんどん挑戦して経験値を増やそう。 目の前の敵(問題)と一生懸命戦っていると、