サボテン

読書歴15年以上。人生を好転させる良書や本当に面白かった本を紹介しています。読書で人生…

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読書歴15年以上。人生を好転させる良書や本当に面白かった本を紹介しています。読書で人生が楽しく豊かになる!鼻で笑えるくらいの日記も書いています🌵

マガジン

  • 【サボテン日記】日々のできごとや考えたことをゆるりと記録

    自分の考えを書くことで思考を深め、整理しています。成長をよろこび、衰退を反省するための記録。

  • 【サボテン読書】どう生きるべきかを考える。人生を好転させる本

    人生を好転させてくれるおすすめの良書を紹介しています。よかったら読んでみてください。

最近の記事

妖怪の町

テレビで「水木しげる記念館」がリニューアルオープンしたというニュースを見て、10年前の家族旅行のことを思い出した。 子どもが小学生の頃、夏休みに鳥取県の水木しげるロードに遊びに行った。「ゲゲゲの鬼太郎」の聖地で、いたるところに妖怪の像があり、ほとんどのお店が妖怪関連のものを置いている、妖怪の町。 休日には鬼太郎やねずみ男のキャラクターが町を練り歩き、気分をいっそう盛り上げてくれる。妖怪バスや妖怪電車、妖怪食品研究所、妖怪楽園など、とにかく怪しいものがたくさんあって楽しい。

    • 【サボテン日記】アイデアは情熱から生まれる

      小学生のとき『風の谷のナウシカ』を見て、こんなにすごいアニメがあるのかと驚いた。子どもなので「ナウシカのように動物と話せたら楽しいだろうな」とか「私も空を飛んでみたいな」なんてのんきなことを思っていたが、じつは戦争や自然がテーマになっている。 最新作の『君たちはどう生きるか』がゴールデングローブ賞を受賞した。宮崎駿監督が感銘を受けた小説『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎)と同じタイトルだ。ストーリーはまったく違うが、どちらも少年が悩みながら成長していく姿を描いている。「人

      • 【読書効果】本を読まない人は装備なしで戦っている

        「本は人生を生き抜くための武器であり、自分を守るための防具である」 人生には、つねに問題や悩みがつきまとう。 本を読まない人は、人生という戦場で、武器も防具も装備せずに戦っているようなものだ。 とうぜん傷だらけになる。 20年前までの私は、ほとんど本を読まなかった。 傷が癒える前に新しい傷をつくり、見るも無残なありさま。 心はボロボロで元気がなく、いつもイライラしていた。 仕事や子育て、人間関係で悩むことが増えて、心が限界をむかえた。 なんだかつらくて、藁にも

        • 『モモ』に強く豊かに生きる方法を学ぶ

          孤児であるモモは、たった一人で円形劇場の廃墟に住んでいる。 モモは何も持っていないが、時間だけはたっぷりある。 町の人は、じっくり話を聞いてくれるモモに、悩みを相談するようになった。 私たちは忙しく、人の話をじっくり聞く時間がない。 時間を短縮するために便利な道具を使う。スマホはその代表格。 スマホは多くの機能を備えており、どこにいても手軽に使える。 ほとんど自分と一体化していて、家族や親友よりも長い時間を共にしている。 メール・電話・メモ・映画・動画・写真・音

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        • 【サボテン日記】日々のできごとや考えたことをゆるりと記録
          10本
        • 【サボテン読書】どう生きるべきかを考える。人生を好転させる本
          9本

        記事

          【サボテン日記】昭和の町にタイムスリップしてきた

          映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」のロケ地になった大分県豊後高田市にある「昭和の町」に行ってきた。町には古い建物が並んでいて、本当に昭和の時代にタイムスリップしたような感覚になる。 最近、市原隼人主演のドラマ「おいしい給食」を見て、学校の給食が無性に食べたくなった。そんなおいしい給食をカフェ・バー ブルヴァールで味わえる。35年ぶりの給食にテンションが上がる。校歌を歌いたい気持ちを抑えながら、おいしくいただいた。 一番人気のナポリタンと揚げパンの給食を注文した。揚げパンには、きな

          【サボテン日記】昭和の町にタイムスリップしてきた

          【サボテン日記】ハチに命を狙われた!

          夏のよく晴れた日の午後、夫と息子と3人で出かけようと、車のドアを開けた。 太陽が容赦なく車を照らし続けていたので、熱くてすぐには乗れない。 ドアをぜんぶ開けて、しばらく換気をした。 我慢できる程度に車内の温度が下がったので、車に乗って出発した。 すると1分後、突然、夫が叫んだ。 「ハチーーー!!!」 さっき車のドア全開で換気をしたときに、スズメバチが紛れ込んでしまったらしい。 夫はテンパッていて、足に力が入ったのだろう。アクセルが全開に! 車のスピードがどんどん上

          【サボテン日記】ハチに命を狙われた!

          【サボテン日記】夏休みの思い出

          子どものころの、一番の思い出は何ですか? 私はダントツで「夏休み」 私は子どものころ、駅前商店街に住んでいた。通勤や通学で駅を利用する人が多く、昼間は買いもの客でにぎわった。 両親は理容院を営んでおり、周りにも商店、食堂、肉屋、魚屋、靴屋、呉服店などたくさんのお店が並んでいた。近所の人はみんな顔見知りで、何かあれば、何も言わなくても助けてくれた。 子どものころ、夏休みが待ち遠しかった。 夏休みになると毎日外で遊ぶので、今なら皮膚によくないとストップがかかりそうなほど

          【サボテン日記】夏休みの思い出

          『具体と抽象』の往復思考でアイデアを生みだし問題を解決する

          「具体と抽象」を理解することは、世界を、人間を理解することにつながる。自分の話が伝わらなかったり、相手の話が理解できなかったりするのは、お互いの抽象度が合っていないから。 「具体=わかりやすい」 「抽象=わかりにくい」 というイメージがある。 たしかに抽象的な話はわかりづらい。 鮭・鮪・鰯(具体)をまとめて 「魚(抽象)」と呼ぶ。 「魚」より「鮭」と具体的な魚の種類を伝えた方が、より鮮明にイメージできる。 私たちは、話題にあわせて 鮭 → 魚 → 動物 と抽象度を変化さ

          『具体と抽象』の往復思考でアイデアを生みだし問題を解決する

          悩みがある人は歴史に学べ!渡部昇一『名著で読む世界史』13冊の名著

          あなたは歴史に興味がありますか? 私は学生時代、歴史にまったく興味がありませんでした。 でも「歴史を学ぶと悩みが減る」と言われたら、興味がわきませんか? 渡部昇一さんは英語学者・哲学者であり、歴史論・政治・教育など幅広い知識をもつ「知の巨人」といわれた人物。 読書をはじめたころ「歴史を知っていないと本に書いてあることが理解できない、読書を楽しめない」と気づいて、歴史を学び直すことにしました。 学生時代、歴史にまったく興味がなく、基本的な知識すらなかったので、高校の参考書

          悩みがある人は歴史に学べ!渡部昇一『名著で読む世界史』13冊の名著

          自由律俳句

          せきしろ✖又吉直樹『カキフライが無いなら来なかった』(幻冬舎文庫)を読んで、自由律俳句の楽しさを知ってしまった。 五七五の形式を破り、自由な韻律で詠む自由律俳句。味のある写真とエッセイも掲載されている。 ありふれた日常のすべてが俳句のネタになる。何を見ても楽しい。外に出てネタを集めたい衝動に駆られる。 目の前のものに集中する 自分の心に集中する 「瞑想に近い感覚」 目に映るものを言葉で描写するのは楽しい。思いつたときに少しずつ書きためていこうと思う。 自由律俳句、は

          東大生のバイブル『思考の整理学』で具体的な思考方法を学ぶ

          知ることよりも「考えること」 正解よりも「独創性」 知的活動とは、本や経験から刺激を受けて思考すること 独学のすすめ 学校では、何をどれくらい勉強するのかガチガチに決められていて、理解させるために教えすぎている。人間は、押し付けられたり教えられたりすると、興味と意欲を失う。教えすぎてはいけない。自分から「知りたい」と思う独学は意欲のかたまりであり、学びの本質。   ①テーマを決める 自分が興味のあることを3つくらい決める 複数のテーマの本を読み、考えることで、セ

          東大生のバイブル『思考の整理学』で具体的な思考方法を学ぶ

          【サボテン日記】ひとり旅で凹んだ話 ~ 宮島 ~

          ホテル選びに失敗した。「ちょっと料理がまずくて失敗したな」とかいうレベルではない。入室後1時間でチェックアウトするほどの「壮絶な失敗」。 50歳の記念に、ひとり旅に出た。この20年、仕事・家事・育児で忙しかったので、ちょっとひとりで、のんびりしたくなったのだ。 広島県の宮島に一泊する予定。いつもは家族でビジネスホテルに泊まるのだが、今回はひとりなので、奮発して小さな露天風呂つきの部屋を予約した。朝食つきで16000円。今思えば、露天風呂つきでこの値段は安すぎた。夕食は近く

          【サボテン日記】ひとり旅で凹んだ話 ~ 宮島 ~

          【サボテン日記】昭和のいいところ

          TBS系金曜ドラマ『不適切にもほどがある』が話題を集めている。1986年(昭和61年)に中学校の体育教師をしている主人公が、2024年(令和6年)にタイムスリップする話。 1986年といえば、ちょうど私も中学生だったので、ドンピシャな設定だ。ドラマで描かれているように、令和では完全にコンプライアンス違反になるようなことが、昭和には、ふつうに行われていた。 私が通った中学校は厳しくて、まるで軍隊のようだった。主体的に自分で考えて自由に行動すると、先生にビンタされる(昭和なの

          【サボテン日記】昭和のいいところ

          『嫌われる勇気』は幸福になるための「処方箋」

          「世界も人生もシンプルである」 「人は変われる」 「誰もが幸福になれる」 人生は複雑で、人は簡単には変われないと思っていた私にとって、この本は衝撃の連続だった。優しい口調で語られる哲人の過激な意見に、始めは青年と同じように反論し、動揺した。 しかし読み進めていくにしたがって、目からウロコがぼたぼたと落ちる音が聞こえた。 世界を複雑にしているのも、変わらないと決めているのも自分自身だった! 『嫌われる勇気』は私の人生を変えてくれた「宝物」の1つだ。 アドラーは「人間の悩

          『嫌われる勇気』は幸福になるための「処方箋」

          人生はドラクエと同じ

          私は子供のころからゲームの「ドラゴンクエスト」が大好きだ。ドラクエと一緒に育ったといっても過言ではない。すべてのドラクエをクリアし、今は「ドラクエウォーク」を楽しんでいる。そんなドラクエ好きな私が、常々思っていることがある。 「人生はドラクエと同じだ」 強い敵に向かって戦いを挑み、何度失敗しても立ち上がる。ミッションに失敗しても、モンスターを倒した分だけ確実に経験値が上がる。 失敗を恐れず、どんどん挑戦して経験値を増やそう。 目の前の敵(問題)と一生懸命戦っていると、

          人生はドラクエと同じ

          『菜根譚』は「どう生きるべきか」を教えてくれる人生の書。

          『菜根譚』は、明の時代に洪応明が儒教・仏教・道教の教えを融合して書いた人生の書。時々読み返しては、前回読んだ時より自分が成長できているかを確認する。 今回は「耳の痛い言葉を聞き、思い通りにならない出来事を抱えることが自分を成長させる」という言葉に耳を傷めた。まだまだ伸びしろがある。 17世紀に書かれたとは思えないほど、今読んでも新鮮で、毎回新しい気づきをくれる。人間の本質をつかみ、あらゆる悩みに答えてくれる、まるでドラえもんみたいな本。何度読んでも感動してしまう。そして反

          『菜根譚』は「どう生きるべきか」を教えてくれる人生の書。