Yasmin Sabina

兼業アーティスト、海外で働く会社員。現在ニューヨークの田舎で、自分で家を建て、家庭菜園…

Yasmin Sabina

兼業アーティスト、海外で働く会社員。現在ニューヨークの田舎で、自分で家を建て、家庭菜園をしながら、持続可能な生活形態を模索実践中。今まで住んだ場所は東京、チューリッヒ、ワシントンDC、ボストン、ホノルル。

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  • ニューヨーク、田舎暮らし

    Upstate New Yorkでの田舎暮らしをゆるゆる発信

  • 世界のCoolなヒト、モノ、コト

    世界中で見つけた、Coolなヒト、モノ、コトを紹介していきます。

  • 資本主義に疲れたので、家建ててみる

    資本主義、能力主義、消費主義のような価値観を内面化して生きてきた、普通のビジネスパーソンが、疲れたので家を建ててみた軌跡を綴るマガジン

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自己紹介

4/17/2024 更新 はじめまして、兼業アーティスト、海外で働くビジネスパーソンのYasmin Sabinaです。現在ニューヨークの田舎で、自分で家を建て、家庭菜園をして、持続可能な生活形態を模索しながら実践しています。 仕事はヨーロッパに本社があるグローバル企業の管理部門で、2020年にコロナが始まってからは100%リモートで仕事をしています。 居住地アメリカですが、アメリカだけでなく世界中の国々に関わる業務をしています。一緒に働いている同僚も世界中に散らばってい

    • DIY壁作り

      資本主義に疲れたので家を建てている13日目。写真はfoam insulationのスプレーを一晩外に置き忘れたら、なんか可愛い彫刻みたいになっていたものです。 コロナの後、脱成長の考え方に共感するようになった。脱成長を勉強するうちに、コミュニズム、ドーナツ経済学、脱消費主義、脱植民地主義、過剰人口の問題等色々な関連概念、理論を学ぶようになった。でも今現実に生きている社会の構造が、資源の搾取と過剰消費に支えられた金融(株主)至上主義と密接に繋がっている資本主義だから、そこでどう

      • ついに床が完成

        資本主義に疲れたので家を建てている11日目。 足りない資材を買ったりして細々と出費がある分をまとめると、糊やinsulation foam や釘で$150。釘が意外と高いな。 中古の窓2つ買い$20。リサイクルセンター、最高です。今のところ合計で$900位使いました。 12日目。 床のプライウッドを四枚全てはり、釘を打ち付け、ついに床が完成しました。

        • 床作り開始

          資本主義に疲れたので家を建てている8日目。パートナーが友達の引越を手伝っていて、朝から一人で土台部分の真ん中に入れる木を図り、ノコギリで切り、釘で打つという、全て手動の作業をしました。朝から夕方まで働き、やっと終わりました。 9日目。Insulation のボードと上に乗せて床になるプライウッドを買いにいった。足りない釘や接着材(liquid nail)や泡状のinsulation foamも買い、全部で$400。友達にトレイラーとそれを引っ張る車を借りて運んだ。プライウッ

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        • 資本主義に疲れたので、家建ててみる
          9本
        • 世界のCoolなヒト、モノ、コト
          14本
        • ニューヨーク、田舎暮らし
          22本

        記事

          まだまだ続くよ土台作り

          資本主義に疲れたので家を建てている7日目。一体何日土台作りをしているのか。コスパ・タイパ重視の効率主義に走ってはいけない、プロセスを楽しむことに意義があると思う。(斎藤幸平氏か養老孟司氏がコスパ重視するならサクッと棺桶入ったほうが良いと言ってた気がする。)しかし、ぼーっとしていると自然に私の脳は、効率とかの方向に考えがいってしまう。楽しむことが目的のプロジェクトなのに。資本主義、能力・効率重視信仰がまだまだ染み付いています。引き続き洗脳を解いて行こうと思います。 今日はいよい

          まだまだ続くよ土台作り

          DIY土台作りはつづく

          資本主義に疲れたので家を建てている6日目。週末イベントがあったり、雨が降ったり、子供が風邪を引いたりして、気がついたら5日目の後から数日作業が止まっている。 脱成長論者のJason Hickel とか、ドーナツ経済学のKate Raworth とか、Slavoi Zizek とか聞きながら家を建てていると、理論と実践が大切だと感じる。思想的には脱成長しながら共有財産(コモン)を充実させた、環境負荷の少ない社会を作ることに引きつけられる。しかし、キャンプ小屋のような家を自分で建

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          Philosophize This!

          Philosophize This! のポットキャスト、最新の5回はスラヴォイ・ジジェク。(他の回でも、いつもわかりやすくまとめた分析を提供してくれています。) 現代社会に疲れた人は、大体3つに分類される。 1、資本主義の競争に疲れてバーンアウトしているので、中毒性のある酒や薬物やセックスやスマホ等で自分を麻痺させる。 2、資本主義ネオリベラリズムの社会で、成果を出し成功を達成し、起業や昇進に集中して年収を増やすことに注力する。グローバル資本主義の達成信仰の信者として、お金を稼いで消費することに邁進し、より良い自分になるための、終わりなき自己実現に投資する。 3、過去の伝説を人為的に復活させる。神の教えに従うとか。   ジジェクが提案する4番目の選択肢は、 「既存の支配的な秩序に、積極的に抵抗すること」 支配的な秩序とは、例えば、、 ◎資本主義の慣例(お金をより多く持つ人、競争に勝つことに価値がある、ゲーム理論的な、他人と比べてという意味で。支配階級や資本家階級になる、もしくは彼らの価値観を強化する等。) ◎表面的で簡単に消費できる経験やアイデンティティ(新しい靴を買えば新しい自分になれる、このブランドを持っている自分はかっこいいとか。何かを買って自己実現した気になる。)等 でも抵抗することををモチベーションにするのは、また違うイデオロギーの沼にはまるだけなので危険らしい。ジジェクが "I would prefer not to" って書いたTシャツ着て語っているYouTube もありました。 思想だけじゃなく、実践と思想(理論、考え方)を行き来することが大切だなと感じたので、私はDIY家づくりに集中したいと思います。少なくとも今は。

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          DIY土台の建設

          資本主義に疲れたので、家を建ててみる4日目(5月6日月曜日) 朝10時に家をでて、夕方7時に帰ってきた。1日外にいた。リモートで仕事してるときと全く時間の流れが違う。2日位するとじわじわ筋肉痛がしみる四十歳。 午前中は友達のうちの砂利をもらい、ブロックの下にひいて平行におけるようにしました。  昼ご飯を食べたらもう1時半で、午後はホームセンターで下記の材料を購入。運搬用に車に結びつけたり、荷卸したりしたらあっという間に夕方。 ★土台の準備 ホームセンターで土台の材料を購

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          ウィリアム・リース

          カナダのブリティッシュコロンビア大学のProfessor Emeritus で、エコロジカル・フットプリント分析の専門家。 日本語訳されている本は、ちょっと古いが「エコロジカル・フットプリント」マティース・ワケナガルと共著。

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          資本主義に疲れたので、家建ててみる

          大学院を出てから15年、グローバル会社でサラリーマンをやってきました。日本でキャリアを始めて、3社経験して、2回産休育休をとり、ヨーロッパと北米に異動して、3回昇進した。疲れた。 なのでニューヨークの田舎に、車買うより安い値段で、電気も水も通ってない小さな土地を買って、家を建てることにした。 まずは夏にキャンプできるキャビンを建ててみる。パートナーと二人だけで、電気が必要な道具無しでやってみる。5月1日に始めて、まずは一ヶ月試してみよう。 1日目(2024年5月1日) 街に

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          オルナ・ドーナト

          イスラエルの社会学者。 日本語訳されている本は「母親になって後悔している」 タイトルが凄いインパクトですね。イスラエルと日本は、Pronataliamの考え方(子供を産むことが良いこと、母になって一人前)についての社会規範が近い気がします。動画の中ので著者が、タクシーに乗る時結婚しているのかとか子供が何人いるのかとか聞かれて、子供は4人よとか答えて、不快な会話を避けるようにしているって言うのが、共感した。日本でも他の国でもそういうプライベートな質問してくる人いますね。夫は主夫ですって言う時、正当な理由を説明しなきゃいけないプレッシャーを感じるのと似ている。

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          アイン・ランド

          ロシア系アメリカ人の思想家、劇作家。アメリカの根底にある思想、資本主義、個人主義、合理主義を提唱している。 「肩をすくめるアトラス」等ベストセラーの日本語訳多数。日本アイン・ランド協会もある。 スラヴォイ・ジジェクとアイン・ランドがバービー・ガールを歌っている、笑える動画 https://youtu.be/8K8dN2zIKCY?si=RIo2RVxJyLi2RnB7

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          スラヴォイ・ジジェク

          スロベニアの哲学者。いくつも動画がありますが、たまに声に出して笑ってしまうくらい面白い。 こちらのpodcast、Philosophize this! は彼の考え方をわかりやすく分析しています。https://youtu.be/u74QnVGXlck?si=H5fCnuHCzBkUhI1c 日本語訳されている本は「ポストモダンの共産主義 はじめは悲劇として、二度めは笑劇として」等多数。 斎藤幸平氏の英語で討論している動画で、たまにジジェクっぽいなと思うところがある。 https://www.youtube.com/live/-kVLqoKYdn8?si=rdfMc7TkMYriS0Ot

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          ケイト・ラワース

          イギリスの経済学者。ドーナツ経済学、プラネタリー・エコノミクスを提唱し行動を促している。 Doughnut Economics Action Labはグローバルなネットワーク。 https://doughnuteconomics.org/ 日本語訳された本「ドーナツ経済的が地球を救う」は世界的ベストセラー。 動画の8:00位からのドーナツ経済学の説明が明解。地球の資源は有限であることを理解し、気候変動から地球と人間を守り、人間の生活のための必要最低限のエネルギーや食糧も確保していく。地球が持続可能でいられない資源搾取の限界を飛び越えず、人間の最低限度の生活水準を下回らない、ドーナツの内側の生活を世界規模で実現するには、私達に何ができるか。

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          メキシコのセノーテ

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