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Philosophize This!
Philosophize This! のポットキャスト、最新の5回はスラヴォイ・ジジェク。(他の回でも、いつもわかりやすくまとめた分析を提供してくれています。) 現代社会に疲れた人は、大体3つに分類される。 1、資本主義の競争に疲れてバーンアウトしているので、中毒性のある酒や薬物やセックスやスマホ等で自分を麻痺させる。 2、資本主義ネオリベラリズムの社会で、成果を出し成功を達成し、起業や昇進に集中して年収を増やすことに注力する。グローバル資本主義の達成信仰の信者として、お金を稼いで消費することに邁進し、より良い自分になるための、終わりなき自己実現に投資する。 3、過去の伝説を人為的に復活させる。神の教えに従うとか。 ジジェクが提案する4番目の選択肢は、 「既存の支配的な秩序に、積極的に抵抗すること」 支配的な秩序とは、例えば、、 ◎資本主義の慣例(お金をより多く持つ人、競争に勝つことに価値がある、ゲーム理論的な、他人と比べてという意味で。支配階級や資本家階級になる、もしくは彼らの価値観を強化する等。) ◎表面的で簡単に消費できる経験やアイデンティティ(新しい靴を買えば新しい自分になれる、このブランドを持っている自分はかっこいいとか。何かを買って自己実現した気になる。)等 でも抵抗することををモチベーションにするのは、また違うイデオロギーの沼にはまるだけなので危険らしい。ジジェクが "I would prefer not to" って書いたTシャツ着て語っているYouTube もありました。 思想だけじゃなく、実践と思想(理論、考え方)を行き来することが大切だなと感じたので、私はDIY家づくりに集中したいと思います。少なくとも今は。
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スラヴォイ・ジジェク
スロベニアの哲学者。いくつも動画がありますが、たまに声に出して笑ってしまうくらい面白い。 こちらのpodcast、Philosophize this! は彼の考え方をわかりやすく分析しています。https://youtu.be/u74QnVGXlck?si=H5fCnuHCzBkUhI1c 日本語訳されている本は「ポストモダンの共産主義 はじめは悲劇として、二度めは笑劇として」等多数。 斎藤幸平氏の英語で討論している動画で、たまにジジェクっぽいなと思うところがある。 https://www.youtube.com/live/-kVLqoKYdn8?si=rdfMc7TkMYriS0Ot
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ケイト・ラワース
イギリスの経済学者。ドーナツ経済学、プラネタリー・エコノミクスを提唱し行動を促している。 Doughnut Economics Action Labはグローバルなネットワーク。 https://doughnuteconomics.org/ 日本語訳された本「ドーナツ経済的が地球を救う」は世界的ベストセラー。 動画の8:00位からのドーナツ経済学の説明が明解。地球の資源は有限であることを理解し、気候変動から地球と人間を守り、人間の生活のための必要最低限のエネルギーや食糧も確保していく。地球が持続可能でいられない資源搾取の限界を飛び越えず、人間の最低限度の生活水準を下回らない、ドーナツの内側の生活を世界規模で実現するには、私達に何ができるか。
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