俺の若い頃は、、、となる新人教育
新人社員が入り、教育担当を任せた入社2年目くらいの人たちには、だいたい同じような現象が起こります。
自分の時はできていたと思うこと
ほぼできていなかったんですよね。でも、おそらく何回かできていたことだけが残っているのだろうと思いますが、本気で自分の時はできたという年寄りの昔自慢のような現象が起こります。
自分でやって、わからないことは周りに聞いていた
とか、今回入社した人はコミュニケーションを周りに全然とっていないとか、
その方の上司に聞くと本人には言えないけど、
あいつも全然周りに聞いてなかったですよ笑
と答えてくれます。
上司によっては、過去の日報を見せてくれたりもしました。なかなかの問題児だったんだな、、、と。そういう社員に限って、部下や後輩への当たりも強いような傾向もあるようです。自分がだいぶ詰められた経験が影響しているのかもしれません。
変わりはじめるのは仕事を覚え始めてから、というのはだいたい当てはまります。
わかり始めて、初めて質問とか、誰に聞くかとか、これはこの人に伝えておいた方がいいとか、わかってくるので。
よほど脳筋でもない限りは、最初はだいたい様子見で受け身になります。
もちろん、危機感を持っているかどうかで成長速度は変わってきますが。
そのため、コミュニケーションをとれないのは新入社員の問題ではなく、最低レベルまで仕事を教えられていない側の問題、ということに気づかないことが多いようです。
人は自分都合で物事を見るので、自分の時はどうだったか、って結構忘れています。正直、私もどうやってコレ覚えたんだっけ?と教えている時にわからなくなることがあり、気がついたらできていたような感覚もあります。慣れは大切なのですが、落とし込めないという問題点があります。
どうしても人の入れ替わりは避けられないような時代になってきました。ただ、それだけにある程度の期間を働いてもらえることの重要度も高まっているように思います。専門性が高い分野の話になると尚更です。
教育の仕方を、若手に任せることも大事なのですが、うまくフォローができないことには、任せているとも言えないです。
人を育てるのは難しい。
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