自分の結婚式ってこんなもんか
自分が結婚するまでに、他の人の結婚式に何回出席したか、考えてみたことありますか?私は35歳で結婚するまでに、なんと30回以上の結婚式、披露宴に出席していました。二次会だけ出席したのは40回です。驚異的な数をこなしていました。
一回結婚式にお呼ばれすると、衣装・靴代が2ー3万円、ご祝儀が3万円はデフォルトでかかる。それに加えてヘアセット代がある場合は5千円、遠方だと移動代もかかる。お車代が出る場合もあるが、大体は半額相当のため、残りは自分で支払わなくてはいけない。
転勤族のため、東京の結婚式に神戸から参加した場合、新幹線が往復3万円強、二次会も出てその日宿泊するとなると最低1万円かかる。ロングヘアでもなんとかコスト削減しようと、家でコテを使って髪を必死に巻いた。熱かった。
衣装は別に毎回違うものでなくてもいいじゃないか、と今では冷静に思うのだが、同じサークル、ゼミの結婚式が立て続けにあったりすると、「あら、あの子毎回同じだわ」と言われるのが恥ずかしくて、週末ショッピングに行くたびに、片目でドレスを追いかけていた。別に急いで買わなくてもいいのよね〜、と忘れていると、手元に招待状が届いて慌てて探しに行ったときに限って、好きなドレスがなかったりする。クローゼットにさん然と並ぶドレスは圧巻でした。全部捨てましたが。
大阪と東京の違いで驚かされるのが二次会費用です。東京はとにかく高い。だいたい女性と男性で格差がついていても10000円〜の支払いとなる。大阪だと7−8000円ぐらい。それがこの場所、お食事、ゲームの原資か‥と思うと一回ぐらいビンゴでなにか景品があたってもいいのに、全く当たらない。お肉とかディズニーランドペアチケットとか。もはや寄付ですね。だんだん行かなくなりました。個別にお祝いしたほうがゆっくり話せるし、有意義な気がする。それでも40回も行っている。6月のハイシーズンには一日2回二次会に参加したこともあった。完全に赤字でした。
ということで、周りの人の結婚に関することで300万近く使ってきた自分です。可視化するとおそろしい。何かご利益があったかな?特になし。ブーケは一度ジャンプしてゲットしたけど。さして結婚が早くなった気もしない。
だから、自分の結婚式で、仲良しな友だちが出席してくれて、ピシっとしたお金を入れたご祝儀袋をくれたときには、めちゃめちゃうれしかった。やっと自分の番が回ってきた!と小躍りした。披露宴の冒頭でも緊張するどころか、この小躍り脳が抜けず、挨拶をするときになって、このネタをどうしても披露したくなった。
「今まで、たくさんの、ほんとうにたくさんの結婚式に出席してきました。席に座るたびに、高砂からみる景色はどんなものだろうといつも憧れの眼差しでした。今日はそれを思いっきり味わいたいと思います」と言ったら全然受けなかった。会場の98%ぐらいが既婚だったからかもしれない。でも夫の会社の韓国人上司だけがクスッと笑ってくれていた。早く乾杯しろってことだな。でも、この式場はなぜか始まる前からアルコール含めた飲み物をガンガン出すんだよな。半分以上が酔っ払っていて、色々式中忙しい両親とスピーチのある友人だけが、緊張の面持である。
高砂のお花、結構奮発してテーブルに合わせてながーくしたけど、どれぐらいの人が気がついてくれるかな。意外に高砂ってみんな見ないもんなのかな。ここでも自分の機嫌は自分で取れってことですね。身を持って経験できました!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?