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今更ながら、ガンダム SEED DESTINYを見てみた


DESTINYを今更見たきかっけ

キラ!やめろ!
駄目よキラ君!
止めて下さい、キラを・・・

去年、映画館に行ったときに見たCMで流れてきたこのセリフ。
SEEDの映画やるのかー、って思いながら見ていた。


私は、15年ほど前からガンダムに興味が出ており
いろいろな作品を見てきた。

見てきた作品の中にはSEEDもあったが、DESTINYは見たことがなかった。
DESTINYは評判が悪く、見なくても良いかなという気持ちになっていた。


SEEDの映画が公開されるということを知った後も
DESTINYの評判を考えると、そんなに大したことなさそうという先入観が働き、あまり興味がわかなかった。

だが、いざ映画が公開されると
公開10日間で興行収入19億円&120万人動員突破という好評っぷり。

さすがに気になってきたので、映画を見るために
見視聴のDESTINYを見てみることにした。

アニメ版は50話もあってみるのが大変なため
4部作に再編集されたスペシャルエディションを見てみた。

以下に、各部ごとの大雑把な内容と感想を記していく。

第1部「砕かれた世界」

SEEDの再現をするかのように、ザフトのMSが連合軍に盗まれるところから始まる。

連合軍の方は、仮面をつけた子安ボイスのキャラ(ネオ・ロアノーク)が指揮をしていた。
ガンダムのゲームで出てくるので正体が「不可能を可能にする男」ということは知っていたけど、いきなり出てくるのか。
(というか、SEED時代に主砲を食らって死んでいたはずでは?)

ザフト側は赤い彗星みたいな声のキャラ(デュランダル議長)が指導者ポジションだった。
何か悪いこと企んでいそう、なんて見てた当時は思ったりしていた。

インパルス、今までは正直あまり見た目が好きじゃなかった(ストライクの方が好き)けど、動いているところを見ていたら結構気に入ってきた。
(フォース形態だけ)

なんか、序盤からシンよりもアスランの方が目立っているような気がする。
アニメ版の悪い点として、途中の主人公交代とかあったとおもうが
総集編だと、シンが主人公というよりシン・アスランのW主人公って感じにしたのかな。

その後、逆シャアのアクシズ落としみたいに
ユニウスセブンが地球に落ちようとしていた。
ザフト軍を脱走したテロリストの仕業のよう。

主人公たちを乗せた戦艦ミネルバがユニウスセブンの落下を阻止すべく作戦を展開し、その後、地球へ降りていく。

インパルスとザクウォーリアが大気圏突入したのに燃え尽きていなくて
疑問に思って後で調べたところ、どうやら大気圏突入する能力はあるみたいなので問題なかった。

ユニウスセブンの事件をきっかけに
連合側の人たちがプラント側の人たちを非難し始め、再び戦争が始まる。

オーブはユウナとかいう人物によって、連合軍と同盟を結び
カガリと政略結婚しようとしていた。
こいつ、ろくでもなさそうなやつだなぁ。

デュランダル議長は、ラクス・クラインの偽物(ミーア)を用意して国民を扇動していく。
ラクスの影響力ってすごい。

一方、オーブで生活を行っていたキラ達。
いきなりコーディネイターの集団に襲われ、ラクスが殺されそうになる。
キラはフリーダムに搭乗して敵を一層する。
一通り見終わった今から思えば、
デュランダル議長への不信感はこの時からあったんだなぁ。

そして、デュランダル議長に諭されたアスランは
セイバーを受領し、ザフトに復隊する。
(裏切り1回目)

以上が第1部の内容だった。
この時点では、そこまで酷いところもなく
むしろ期待感が増していた。

第2部「それぞれの剣」

ザフトのミネルバはオーブ・連合の同盟軍と戦闘を繰り広げていく。

ある日、シンはネオ・ロアノーク部隊の一員であるステラと出会うことになる。
お互いが敵とは知らずに。

Zのカミーユとフォウの出会いのような展開。
他作品のオマージュが多いなと思い始めてきた。

ミネルバには、ハイネというキャラがいつの間にか追加されていた。
アニメ版ではもっと詳細に描かれていたのかな?

その後、再度ミネルバと同盟軍の戦闘が始まるが
突如、アークエンジェルとフリーダムが現れて
戦場を荒らし始める。

これには両軍ともびっくり。
フリーダムは、ザフトも同盟軍も関係なく
MSを倒しまくっていく。
(もちろん死人はなるべくださないように)

そして、いつの間にかミネルバにいたハイネは
有名なセリフを吐いた後に、ガイアに真っ二つにされてお亡くなりに。
なんのためのキャラだったんだこいつは・・・

ある程度戦場を荒らし終わると
アークエンジェル一味は撤退していった。

その後、アスランは
キラ達と会話をするために秘密裏に出会う。
(ルナマリアが偵察していたのでバレバレだったが・・・)
カガリにいろいろ言われるも
アスランは考えを変えずに、ザフトに残る決断をする。

一方、シン達は
研究施設のような場所の調査を始める。
そこはエクステンデッドと呼ばれる強化人間の研究所だった。

研究所のコンピュータに、SEED時代に出てきた「滅殺!!」とか言っていたキャラの顔が出てきて懐かしくなった。

シン達がミネルバに戻ると
今度はガイアに乗ったステラが単騎で攻めてくる。
シンとアスランの2人がかりで難なく撃破すると
シンは、パイロットがステラであることに気が付く。

負傷したステラをミネルバにつれていくと
彼女もエクステンデッドであることが判明する。

そして、ミネルバと同盟軍の戦闘が再開される。

ユウナの小物っぷりがすごく目立ってきているなーとか思っていたら
またもフリーダムが戦場に表れる。

アスランがセイバーに乗ってフリーダムに立ち向かうも
あっさりとやられてしまう。
フリーダムに乗ったキラ強すぎる。

シンはアビスを無事に撃破。
インパルスは出撃のたびに合体しているけど
最初からMS形態で出撃とかできなかったのかな、なんて思ったり。

オーブのタケミカズチが特攻をしかけようとするも
ソードインパルスに阻止されて爆散したところで、第2部は終わった。

キラ達が何をしたいのか、この時点ではあまりよくわからなかった。
闇雲に戦場を荒らしているだけにも見える。

あとハイネっていったいなんだったんだろう・・・

第3部「運命の業火」

個人的には、ここらあたりから
ちょっとこの作品どうなの、っていう部分が多いなぁと思い始めた。

ステラの容態が悪化し、これ以上ミネルバで看病できない状態となっていた。
そこで、シンは連合にステラを返還する決意をする。
二度と戦争には関わらせず、平和に過ごせるようにしてほしいという
シンの願いを、ネオは叶えると約束する。
(はずだったのだが・・・)

軍規違反をしたシンは、当然牢屋にぶち込まれることになる。
手助けをしたレイもすでに牢屋に入っていた。

そして、ステラを取り戻したネオは
早速、ステラを巨大MSであるデストロイに乗せようとする。
(さっそく約束を破っとるやんけ!!)

さすがに展開が早すぎてびっくりした。
(総集編だからなのかな・・・)

デストロイが町を破壊し始めたので、インパルスに乗ったシンが止めようとするが、ネオから衝撃的なセリフが発せられる。

「あれに乗っているのは、ステラだぞ!!!」

!?!?!?
デストロイに乗せたの、あなたですよね!?
さすがに意味が分からなくなってきた。

セリフのインパクトがすごすぎて、シンがショックを受けると
フリーダム先輩が現れて、デストロイを撃破。
ステラが死んでしまい、シンは悲しんでしまう。

うーん。なんというか
ネオのセリフが衝撃的だったので、あまり内容が頭に入ってこなかった。

この戦いが終わった後、デュランダル議長は全世界に放送を行う。
一連の事件がロゴスという組織の陰謀によるものであり、これを打倒することを宣言する。

そして、手始めにアークエンジェルを落とす作戦を展開する。

窮地に陥ったアークエンジェル。
フリーダム1機でなんとかしようとするも
ステラを殺されて復讐心を抱くシンと激突する。
シンの操るインパルスは、余裕をぶっこいていた殺さないように戦っていたキラとは相性が悪かったようで、フリーダムは破壊される。
すごい爆発していたし、さすがにキラは助からないだろう。
(実際は生きているんだけど・・・)
アークエンジェルはなんとか逃げることに成功する。

その後、デュランダル議長は
シンとアスランを呼び出し、新しい機体である
デスティニーとレジェンドを披露する。

ついにきたデスティニー。
実は、初めて作ったガンプラがデスティニーなので結構思い入れがあったり。
(作っているときは、ガンダムのことをほとんど知らなかったが)

デスティニーを見たシンはうっきうきしていたが
アスランは、本当にこのままでよいのかと思いつめる。

そして、アスランはザフトを抜け出す決意をする。
(裏切り2回目)
アスランの立ち位置が安定しない。

アスランの脱走中に、なぜかメイリンが手助けを始めて
2人でグフにのって拠点から逃げ出す。

メイリンがアスランを手助けした理由がよくわからない。
これもアニメ版ではしっかり描かれていたのかな?

アスランたちの脱走を阻止すべく
シンはデスティニー、レイはレジェンドに乗り
グフを追いかける。

さすがのシンも、アスランを討ち取ることに躊躇していたが
レイが説得し、グフを撃破する。

これ、アスランたちは絶対に助からないやつだよね。
機体ぶっ刺されて、海に沈んでいったし。

だが当然のように、アスランとメイリンは生きていた。
(アスランは重症だったけど)
あと、最初のデストロイを破壊したときに救助したネオも同じ部屋にいたり。

その後、宇宙に上がって、デュランダル議長の思惑を調査していたラクス達がザフトに襲われていると知ったキラは、ストライクルージュで救援に向かう。
色が元のストライクだったから気が付かなかったけど
あれストライクルージュだったのね。
(後で知った)

旧式のストライクルージュでは、さすがのキラも苦戦をしてしまったが
ストライクフリーダムを受け取ると、無双を始める。
ストフリ、どこで作ってたんだろう・・・

地球では、ロゴスを匿っていると疑われているオーブと
ザフトの戦闘が繰り広げられていた。

そんな中、カガリは父が遺した機体であるアカツキを受け取る。

なんか、都合よく機体が出てきますね。
そんな機体があるなら、もっと早めに出しても良かったんじゃ・・・

キラ達もやってきて、さらには黒い三連星みたいなドム3機も到着し
戦場がさらに激しくなっていく。


重症だったはずのアスランも、ラクスから受領したインフィニットジャスティスに乗って出撃するところで、第3部完!

つっこみどころが多くなってきたDESTINY。
今後どうなっていくんだ・・・

第4部「自由の代償」

とうとう最終章に突入。

ユウナに代わって、オーブの代表に復帰したカガリは
ロゴスの一員であるジブリールを捕まえるべく奮闘する。

戦場では、ストライクフリーダムを落とすべく
デスティニーとレジェンドの2機がかりで戦いに挑むも
キラが強すぎてなかなかうまくいかず
インフィニットジャスティスもやってきて苦戦を強いられる。

アスランは、シンを説得しようと試みる。
かつて、自分たちがそうだったように
シンもまた、怒りに身を任せて戦っていたからだ。
アスランの言葉を聞くと、シンの心に迷いが生じ始める

その間に、ジブリールは宇宙へ逃げていった。
キラ達が邪魔しなければ、とも思ったりしたが
まあ仕方がないのかな。
(オーブ側も一応ジブリールを捕えようとしていたし)

その後、カガリが世界放送を行うと
デュランダル議長がミーアを使って割り込みを行うが
今度は本物のラクスが出てきて、議長はイライラ。
プラントの人たちも動揺し始める。

宇宙に逃げたジブリールは、月面基地ダイダロスに移動すると
巨大ビーム砲であるレクイエムを発射して
コロニーを次々と撃破していく。

これに対し、ザフトは反撃を行い
ジブリールが討ち取られる。

ダイダロスを制圧したデュランダル議長は
全世界に向けて放送を行い、デスティニープランの施行を宣言する。
これは、人の人生を遺伝子によって決定付ける、
つまり、DESTINY(運命)によって人々を管理して、争いのない平和な世界を実現しようとする計画。

いきなりとんでもない計画が出てきたが
デュランダル議長に悪意があるわけではなく
あくまでも世界平和の実現のためにこの計画を実行しようとしている。
だが、さすがにザフト内でも疑惑の声が上がっていたりしている様子。

デュランダル議長が施行宣言したデスティニープランに対し
オーブは、人の人生の自由を奪うこの計画に反対し
ザフトとオーブの最終決戦が始まる。

最後の出撃前、レイはシンに自分のことについて打ち明ける。
キラというスーパーコーディネイターを生み出すための資金源として作られたクローン体で、残り寿命が少ないこと。
自身のような存在を二度と生み出さないように世界を変える必要があること。

デュランダル議長は、最後にシンとレイを呼び出すと
自分のために戦ってくれるかを問いかける。
レイは即答したが、シンは悩んでいる様子。
だが、さきほどのレイのセリフを思い出し
流されるように、議長のために戦う決意をする。

そして始まる最終決戦。
フリーダムはレジェンドと、
ジャスティスはデスティニーと対決する。
てっきりフリーダムとデスティニーが戦うのかと思っていたので意外。

レイは、「俺はラウ・ル・クルーゼだ」と言いながらキラと対峙するが
キラから、「その命は彼だ!君じゃない!」と言われて動揺してしまい
フリーダムの一斉掃射でやられてしまう。

アスランは再度シンの説得を試みる。
「おまえが欲しかったのは本当にそんな力か!」
だが、シンには伝わらなかった。
(私にも伝わらなかった・・・)
結局、デスティニーはジャスティスに敗れてしまう。

デスティニー、レジェンドの2機がやられて、ザフトの戦況が不利となり
キラ達はザフトの拠点であるメサイアへ向かう。

ここから、私の理解力不足のせいか
意味が分からない展開が発生する。

アスランに敗れたシンは、精神世界でステラに出会う。

「ちょっとだけ会いに来た」
「でもまた明日」
「ステラ、昨日を貰ったの」
「だから分かるの。嬉しいの」
「だから明日」
「明日ね!明日!」

??????
申し訳ないが、私には意味がわからなかった。
どゆこと?

その後、メサイアを落とされたデュランダルは
キラと対峙する。

デスティニープランに反対で、自由を求めるキラは
再び混沌の世の中になろうとも戦う意志を表明する。
キラに感化されたレイは、デュランダルに銃を放つ。

キラに一言いわれただけで、考えを改めるのが随分早いなと思っていると
ミネルバの艦長タリアがやってきて3人で心中をしてしまい
私の頭は理解することを諦めた。

なにがどーなっているの・・・?
タリアとデュランダルは仲良さそうな雰囲気を序盤に出していたので
まあなんとなくわかr・・いや分からん。

こちらもアニメ版を見ればわかるのだろうか?
スペシャルエディションだと描写不足がかなり多い気がする。
(見逃しているだけだったらすみません・・・・)

そうして、ザフトとオーブは停戦協定を結び
キラとシンは和解して物語は終わる。

終わりに

シン、ずっと周りに流されっぱなしなキャラだった。
そんなんだから、主役の座をとられるんだぞ。

ってのは置いといて、なんか突っ込みどころ満載な作品だった。
テーマはよさそうな感じなんだけど、イマイチ説得力がないというか。

総集編なので、仕方ないが
展開が早かったり、描写不足な部分が多い。

MSの戦闘も、終盤は相変わらずフリーダムが無双しまくるし
全体的に使いまわしの映像も多い。
(インパルスの合体シーン、何回見たんだろう)

ただ、機体はさすがにかっこよかった。
特にデスティニーは思い入れがあるので、動いているところが見れて良かった。
HGのデスティニー買っちゃおうかな。

以上が、今更ながらガンダム SEED DESTINYを見た感想となる。
このもやもやした感じが映画では晴れるとのうわさをよく聞くので
映画を見るのを楽しみにしている。

映画といえば、タイトルがガンダム SEED FREEDOMだけど
DESTINY(運命)ではなくFREEDOM(自由)を選んだ先の物語、ということなのかな。

キラ達が選んだ道の先に、果たして本当の自由が待っているのか。
(映画が公開されてからしばらくたつので、結末はみんな知っていると思うけど・・・)











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