見出し画像

創作クラスタ、キャラカクテルをオーダーする。

お疲れ様です、鯖井テトラポットです。
以前から推し香水だったり推しコーヒーだったり、この世のありとあらゆるツールを生かして創作を実物として体感・レポすることに命を燃やしてきたのですが、行けていなかったのが「推しカクテル」なる文化。
今回は渋谷にある「bar moon walk 渋谷百軒店店」さんにて、創作カクテルを作っていただいたよ〜というお話です。

一緒に行く友人への日付伝達ミス(全ての発端)、友人御一行の別店舗突撃ミス、その前に向かった美容院での大幅時間オーバー施術、充電残り4%で充電器忘れミスなど、度重なるドタバタの果てにbar moon walkさんに辿り着きました。本当に色々バタバタと申し訳なかったです。みなさんはちゃんと計画性を持ってご予約を。

到着〜最初に

コロナ禍も相待って、実は初バー。
ビルの中の奥にあるので、最初は少し見つけにくいかもしれません。店内はアニソンがかかっていたり、仄暗く素敵な装飾でドキドキでした。バー公認Vtuberさんの色紙が置いてあったりライトの上にトトロがいたり、とにかく拘りを感じる素敵な内装でした!

推しカクテルは提供にすごい時間がかかるそうなので、予約で一人一杯まで。一番最初には推しカクテルの前に通常ドリンクやフードをオーダーします。
私はもうとにかくお腹が空きまくりだったので、友人と併せてミートソースパスタ、ポテト、チーズ等等をオーダー。(パスタにキューブチーズを放り込んで熱々で食べるととても美味しいのでご賞味ください)
ドリンクは、空きっ腹だったのとあまりアルコールに対しての経験と自信がなかったので「ノンアルコールカクテル」から「カルピコ(カルピスとコーラのカクテル)」をオーダーしました。美味しくて2杯飲んだ。こどもの欲望の味って感じでとても良かった……
同行した友人は「夜は短し歩けよ乙女」のコラボカクテルを飲んでいました!作中で黒髪の乙女がいらしてたバーはmoon walkさんがモデルだそう。偽電気ブラン、黒髪の乙女をオーダーしていました。いいな〜!

カルピコ、黒髪の乙女、偽電気ブラン

キャラカクをオーダー

そんなこんなで飲み食べていると、バーテンダーさんからバインダーをいただき説明が。
「恋文」と呼ばれるオーダーシートに推しへの想いを綴り、お渡しするそうです。
恋文〜〜!同行者3人で恥ずかしながらもキャッキャと書きます。

今回作るキャラクターはこちら。

架空のアニメの架空のキャラクター

推し香水レポ4でもオーダーした、存在しないアニメの存在しないキャラクター(を友人が私のために作ってくれた)です。

同校の友人は同じく
・存在しないアニメの存在しないキャラクター
・某国民的少年漫画の🍒○院さん
を記入し、提出!
なんか私は緊張ですごく誤字が多かったです。ひえ〜

推しカクテルが来た!

カウンター前席だったので店員さんのお作りになるカクテルに「これか……?」「アッこれじゃなかった……」を繰り返しながらドキドキと待ちます。カウンター前席、最高だな……!

そしてついにご提供頂いたのがこちら!

左から「灰男」「エマ」(存在しない話)
🍒〇院さん

多分この時全員、「え、どれだ!?」と思っていた……ような。「これが〇〇さん」と解説頂き初めて確信を得ていた……気がします。
友人のキャラに至っては基本カクテル『天国と地獄』でウワー!なってたので……ウチらはチョロい。
一斉にお出し頂いて、ここから店員さんによる解説を頂きます。解説は一切の録画・録音禁止!頑張ってメモ、脳裏に焼き付けてきたのでそちらをもとに臨場感をお伝えします。

友人①の🍒◯院さんのキャラカク

綺麗すぎる

イメージカラーは敢えて無視し、オーダーシートに書いてあった本編での悲しみを表現した寂しげな青色、本人の寂しさを上書きする光を表現した中層にオレンジとのこと。「田村正和が好き」というプロフィールを汲み取っていただいたそう。
私は該当作品に関してあまり深くは知らないのですが、カクテルに一人のキャラクターのストーリーを込めているのってすごく素敵ですよね。
光に当てるとめちゃくちゃ色が綺麗!!オーダーシートでの思いや熱量を解釈いただいている感じがすごくしました。

友人②の磁石ちゃん(エマ)のキャラカク

カッコいい〜〜〜

「こっち(2色の灰男)かと思いましたか?」「はい」
「こっちです!」
とご提供頂いたカクテル。
キャラクターが赤と青のツートンカラーをモチーフにしているので本人も何度も怯えていた。

友人の存在しないキャラクター


「カッケー女」をコンセプトに敢えて一色でご製作頂きました。ベースに大人っぽいスイートワイン、下は0からお作りいただいたガムシロレモンソーダですいもあまいも噛み分ける強え女を表現いただいたとのこと。かっこいい〜〜!!
飲んだ友人が「味が解釈一致」「最高」「キャラカクって飲んで味含めてがキャラカク」と大喜び。いいな〜〜。こころなしかスカートの形もグラスに似ている。


私③ 灰男のキャラカク

かわいっ

色かわいっ。
予想していたのが、ヘビースモーカーで無彩色系のキャラだったので茶系とか濁・マット系の渋そうなやつだったのですが、あらかわいい赤ピンクと青。ツートンカラーなことも相待って準備段階では磁石ちゃん(②)かな?と思っていましたがどうやら灰男らしい。

「かっこいい部分と豹変する二面性があるということで……」
冷静な部分の青、やばい部分の赤でお作りいただきました。赤はストロベリーラム。普通ストロベリーは沈んでしまうそうなのですが、カクテル制作の技術で上に滞留させていただいているそう。スッゲ

二面性を表現いただいただけでもだいぶ感動(すごい綺麗)なのに、ここで店員さんから衝撃の一言が告げられます。

「お客様の手で完成するカクテルです」

え?

お?
え!?
うわっ!?
!!??!!

灰色だァ〜!!!!!!!!!!!!????????????!!!!?!?!?????!?!!!

やばさの赤、クールな青、背の高いグラス、全ての点と点が線で結ばれた衝撃 are here.二つの面を混ぜ合わせたら灰色になるよっていうことですよね?すごくないですか?
混ざり合った青みがかった灰色が本当に綺麗だこと綺麗だこと!
混ぜるところを動画に撮っていたのですが、やばいやばい!ああー!うわー!!としか言ってなかったです。大興奮。

まとめました。

お味はすっきりさわやか!塩対応、鉄仮面だけど顔は良いキャラクターの外面的なスッキリした甘さ。何も考えてないわけではないのですが、ポジティブな空っぽなイメージにすごくマッチしたお味で最高でした。きつめのアルコール感が苦手なのですが、普段ほろ酔いしか飲まない私でもガンガン飲める……!(ルパン三世コラボカフェの「某」カクテルでぐわんぐわんになった。)

お味も見た目も最高のカクテルをお作り頂きました。ありがとうございます……ありがとうございます……

当日家に帰ってから書き殴ったレポ


結論

キャラカクテル楽しい美味しい〜!!!!!!
キャラカクは「体験も含めて、飲んでからが本番」だなと。他の推し〇〇は「自分の中の推し像が明確化する」イメージな気がします。が、推しカクテルでは店員さんのシートからの読み取り解釈で自分の中の想像を超えてカクテルという形を持って表現頂けるので、推し香水などとはまた違った「推しの物語、解釈の体感」が出来る素晴らしい文化だなと感じました!素敵……
推し香水が「実在を感じる」ものだとしたら、推しカクテルは「解釈を更に深める』といったベクトルの違いを感じました。
美味しくしんどく楽しくお酒を味わえるbar moon walkさん、是非行ってみてください!私もまた行きます!
それでは!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?